「仲井真弘多知事が承認に向けて動きだしているという楽観論が(米政府内に)あるようだが、現実ではない」(4.24沖縄タイムスより)
昨日、今日の沖縄の地元2紙は、県の又吉公室長が訪米し米国政府関係者と面談した記事を配信した。同室長は、記者団との電子記者会見で、「知事が(埋め立ての)承認に向けて動き出しているのではないかという楽観論があったようだが、知事が県外移設を求める考え方が変わっていないことを強く申し上げた」と述べた(4.23付琉球新報)。さらに、「県外移設を求める考えは申請の前後で変わっていない」(4.24付沖縄タイムス)とも述べた。
今回の同室長の訪米は、佐藤優氏が4月13日付琉球新報に掲載されたウチナー評論「念力主義〜主観的願望で動く政治〜」で指摘した、日本政府が抱く淡い期待、が誤りであること指摘した。(詳細は当HM記事主観的願望で動く政治(4.13付佐藤優氏のウチナー評論より)参照)
県の又吉室長は、米国に対して、日本政府の説明が誤りであることを指摘し、仲井真知事の県外移設を求める考えに変化はないことを明確に示したことになる。
普天間飛行場の即時閉鎖、在沖米海兵隊の本国帰還以外に、米国の取るべき途はない。