米軍ヘリ墜落の恐怖〜年末年始に相次ぐ米軍ヘリ墜落事故〜
2013.12.16 米軍ヘリ不時着、横転 三浦、住宅地から100メートル(2013.12.17付東京新聞より転載)
十六日午後三時半ごろ、神奈川県三浦市三崎五の埋め立て地に、在日米海軍厚木基地(同県綾瀬市、大和市)に所属するMH60Sヘリコプターが不時着しようとして横転した。機体のメーンローター(主回転翼)や尾翼が大破し、米兵の乗組員四人のうち二人がけがをした。現場は三浦市役所から西約一キロ。わずか百メートル先には住宅地があるが、周辺住民に被害はなかった。 首都圏では、群馬県で来年予定される日米共同訓練で、米軍新型輸送機オスプレイの参加が検討されているが、米軍機事故の危険性が今回あらためて浮き彫りとなった。 県警と三浦市消防本部によると、乗組員男性(27)が骨盤を折り、別の乗組員男性(31)は全身を打って右脚の骨を折ったが、いずれも命に別条はない。乗組員は、「機体が故障した」「後部回転翼に不具合があった」などと説明しているという。 厚木基地によるとヘリは、在日米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機で、今年初めに厚木基地に所属。事故当時は飛行訓練中だったというが具体的なルートは明らかにしていない。 県警は、二〇〇四年に沖縄県の沖縄国際大で発生した米軍ヘリ墜落事故を受けて日米間で策定されたガイドラインに基づき、現場の立ち入りを禁じた。県警によると、県内での適用は初めて。 |
2014.1.7 英南東部で米軍ヘリ墜落、4人死亡か(1.8付沖縄タイムスより転載)
【ロンドン共同】英BBC放送によると、英南東部ノーフォーク州の沿岸部で7日夜、米空軍所属のヘリコプター「HH60Gペイブ・ホーク」が墜落した。4人が乗っていたとみられるが、生存は絶望視されている。 HH60は米空軍嘉手納基地にも配備されている。昨年8月には同基地所属のHH60が訓練中、宜野座村のキャンプ・ハンセン敷地内に墜落、炎上し、乗員4人のうち1人が死亡している。 ペイブ・ホークは、米陸軍の輸送や偵察用のヘリ「ブラックホーク」の改良型で、救難用ヘリとして知られる。今回の墜落機は英南東部サフォーク州レイクンヒースの米軍基地の所属で、訓練飛行中だった。 |
2014.1.8 米海軍ヘリ、バージニアで墜落 2人死亡、沖国大事故と同型(1.9付琉球新報より転載)
【ワシントン8日島袋良太本紙特派員】米海軍所属のMH53E掃海・輸送用大型ヘリコプターが8日午後、米バージニア州沖合で墜落した。米主要メディアによると、乗員2人の死亡が確認され、1人が行方不明となっている。2人は病院で手当を受けている。米海軍によると、8日段階で事故原因は不明。 同機は2004年8月に沖縄国際大学へ墜落した米海兵隊のCH53Dヘリ、米軍普天間飛行場に常駐しているCH53Eヘリと同型機。 7日には英南東部ノーフォーク州沿岸部で米空軍所属のHH60Gヘリが墜落する事故を起こしたばかり。HH60Gは米空軍嘉手納基地にも配備されており、昨年8月には宜野座村キャンプ・ハンセン内で墜落、炎上し、乗員1人が死亡する事故を起こしている。 【琉球新報電子版】 |