12月14日に投開票される衆議院総選挙。沖縄の基地問題、特に辺野古問題についての各党の公約を見た。
今年1月の名護市長選挙を皮切りに、名護市議会議員選挙、沖縄県知事選挙まで、沖縄の辺野古新基地建設反対の民意が示されたにもかかわらず、これに耳を傾けているのは社民党・共産党だけだ。
日本の民主主義はどこへ行ったのか。
地方分権を喧伝する党さえも沖縄の民意には耳を傾けようとしないのはなぜか。
今衆議院総選挙、沖縄は、沖縄の民意を無視する候補者を一掃することで、さらに民意を示さなければならない。
党 名 | 沖縄の基地問題、特に辺野古問題についての各党の公約 | 沖縄の民意反映度 |
社民党 | ○辺野古新基地建設に反対します。沖縄県民の民意を大事に、普天間基地は「県外」・「国外」への移設を求めます。 ○危険な「オスプレイ」の配備や全国での低空飛行訓練の実施に反対します。 ○米軍への「思いやり予算」を段階的に削減するとともに、日米地位協定の全面改正を求めます。 | ◎ |
共産党 | ・沖縄県民の民意を無視した新基地建設をストップさせます。 ・普天間基地の無条件撤去を求めます。 ・基地のない平和で豊かな沖縄をつくるために全力をあげます。 ・沖縄へのオスプレイ配備の撤回を要求します。オスプレイの全国展開に反対し、無法な低空飛行訓練の中止を求めます。 |
◎ |
維新の党 | 日米同盟の深化と在日米軍の再編を確実に進める。同時に普天間基地については固定化を招くことなく、合意可能な基地移設の包括的解決を目指して日米が沖縄と対話を重ねる。 | ×(意味不明) |
自民党 | 日米安保体制の抑止力を維持しつつ、沖縄等の基地負担軽減を実現するため、「日米合意」に基づく普天間飛行場の名護市辺野古への移設を推進し、在日米軍再編を確実に進めます。 | ×(民意無視) |
次世代の党 | 日米地位協定・ガイドラインの見直し、日米同盟とそれによる抑止力の強化 | ×(自民党に同じ) |
公明党 | 米軍基地の7割以上が集中する沖縄の基地負担の軽減は内閣が最優先で取り組むべき課題です。 | ×(自民党に同じ) |
民主党 | ○日本の外交安全保障の基軸である日米同盟を深化させ、同時にに経済関係強化を図り ます。○在日米軍再編に関する合意を着実施し、抑止力の維持図りつ、 日米地位協定のあり方を含め、沖縄はじとする関係住民の負担軽減に全力をあげます。 | ×(自民党に同じ) |
言及なし | 次世代の党、生活の党、新党改革 |