米軍ヘリが合計208キロもの部品を落下。極めて危険な事態だ!
普天間基地所属のAH1攻撃ヘリ(スーパーコブラ)が、1月15日午後5時半ごろ、渡名喜村出砂島周辺のでの訓練中に、ミサイル発射装置(重量計208キロ)を落下させた。極めて危険な事態だ。過去には読谷村で米軍ヘリから落下した戦車に押しつぶされ、少女が死亡した事故があった。極めて危険な事態だ。
米軍に対し強く抗議する。
さらに問題は、事故により市民・県民等の生命・身体・財産等に損害が生じたとしても、米国に対して責任追及することができない可能性が高いことだ。(詳細は米軍機事故の責任は誰が負うのか。(琉球新報論壇に掲載されたものに若干加筆しました)を参照)
沖縄の基地負担は甚大だ。
以下は本日(1.17)付琉球新報(クリックで同HMへ)からの転載だ。
米海兵隊普天間基地所属のAH1攻撃ヘリコプター(スーパーコブラ)が15日午後5時半ごろ、沖縄本島西にある渡名喜村出砂島周辺の訓練空域内の南西側を飛行中、ヘリからミサイル発射装置(ヘルファイアーミサイルランチャー、約109キロ)、ミサイル格納容器(ミサイルポット、約65キロ)、空の燃料タンク(約34キロ)の計約200キロ余りの部品をそれぞれ落下させていたことが分かった。沖縄防衛局によると火薬類の落下はなく、16日現在、人的・物的被害は確認されていない。県と防衛局は米側に原因究明や再発防止を求めた。 米海兵隊は16日午後、落下について防衛局に連絡。防衛局が同日午後2時前に県や宜野湾市、渡名喜村などに伝えた。 同機は15日、宜野湾市の普天間飛行場から本島西の出砂島訓練空域に向かい、空域内を飛行したが、その際に海上に落下させたと説明しているという。 普天間所属AH1は昨年3月に本島沖合で揚陸艦に着艦した際、機体を支える脚が破損する事故が発生したほか、同9月にも訓練中に直径7・6センチの金属製のリングと長さ約5・1センチのボルトを機体から落下させるなど、トラブルが相次いでいる。 県の又吉進知事公室長は「これまでも事故が相次いでいたが、対戦車、対地ミサイルの部品を落下させたことは深刻だ。米軍の管理体制に疑念を抱かざるを得ない。重大な事故につながりかねず論外だ」と強く批判した。県基地対策課は「米軍の再発防止策が機能していないと思わざるを得ない」として、原因究明の徹底や具体的な再発防止策の公表を求めた。防衛局も安全管理や原因究明などについて申し入れた。 |