8月18日、翁長知事(安慶田副知事同席)は、首相官邸で、沖縄関連四閣僚、菅官房長官、岸田外相、中谷防相及び山口沖縄担当相との会談に臨んだ。
「・・辺野古が唯一だというのはやめてもらいたい」
「普天間の市民が収容所に入っている間に造られた・・。自分たちで『どうぞ、借りて。その代わり軍用地料もらうよ』と言って差し出した土地ではない」
「辺野古に基地ができると国有地になる。・・この辺野古の基地には私たちの自己決定権が及ばない。基地の在り方が違うという話を今日はさせてもらった」
辺野古新基地は国有地となり、この基地に沖縄の自己決定権が及ばない。沖縄全体を米軍基地化する目論見だ。だから辺野古新基地を阻止するのだ!
沖縄の民意実現のために、沖縄は声を挙げつづける。そして、翁長知事を支え続ける。
以下は8月19日付琉球新報辺野古第2回集中協議知事一問一答からの抜粋だ。
−辺野古移設に限った話でいうと、5年以内の話しか出なかったということか。 「いや、同じ話では辺野古が唯一だというのはやめてもらいたいというもの。なぜかと言うと原点は違うだろうと。また同じ話をしたくないが、普天間の市民が収容所に入っている間に造られたんだよと。自分たちで『どうぞ、借りて。その代わり軍用地料もらうよ』と言って差し出した土地ではない」 「それから辺野古を埋め立てて基地ができると、沖縄県民はあのサンフランシスコ講和条約で切り離された時にプライスという米国の下院議員が来て、今まで強制接収した土地を買うと言って布告を出した。沖縄県民はそれに保守も革新も関係なく反対して、それを取り下げさせた。だから今、沖縄県の土地は7割ぐらいは県民、あるいは行政が持っている。だから自己決定権というか。駄目だよ、使ってはいけないよという話ができる」 「ところが辺野古に基地ができると国有地になる。160ヘクタール、あるいは220ヘクタールが国有地になる。今後この辺野古の基地には私たちの自己決定権が及ばない。及ばないから、これから100年も200年もそこに基地を置こうとしたら国の思うままだ。基地の在り方が違うという話を今日はさせてもらった」 |