「普天間飛行場は世界一危険な基地」の正体①〜嘉手納飛行場と比較すると?〜
「普天間飛行場は世界一危険な基地」の正体。
極東最大の基地、嘉手納基地のとの比較によって、その正体を明らかにしたい。
普天間飛行場 | 嘉手納飛行場 | 備考 | ||
1 | 復帰後の米軍航空機関連事故等 | 15件 | 449件 | H26.12.末現在沖縄県データ |
2 | 米軍機等離発着回数 | 不明 オスプレイ以外の航空機の離発着回数は調査していない(H27.10.1沖縄防衛局電話回答) | 47,078回 (H25.4.1~26.3.30 目視調査時間帯06:00~18:00 沖縄防衛局) | 日本政府はデータもなしに危険性を公言していた |
3 | 基地面積 | 4,806千㎡ | 19,855千㎡ | H26.12.末現在沖縄県データ |
4 | 施設使用米軍 | 米海兵隊(沖縄県資料より) | 四軍:米空軍,米海軍,米海兵隊,米陸軍(嘉手納町資料より) | |
5 | 設置施設等 | 飛行場,キャンプ瑞慶覧,陸軍貯油施設 (宜野湾市HMより) | 飛行場,弾薬庫,陸軍貯油施設 (嘉手納町HMより) | |
6 | 攻撃目標となる危険性 | ①2014.1.10「新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム“普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える”」 柳澤協二氏「沖縄は中国のミサイル射程圏内にあり、沖縄の米海兵隊は3発のミサイルで全滅する、と言われている。海兵隊は抑止力とは呼べない。(H25防衛白書掲載された中国(北京)を中心とした弾道ミサイル射程図参照 本HM記事(01/12)普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える NDシンポジウムに参加しました) ②翁長知事国連演説後の記者会見(2015.9.21) アメリカの国防次官補までやったジョセフ・ナイさん、マイク・モチヅキさん、アーミテージさんという日本に大きな影響力を持つ人たちは、3〜4年ほど前まで中国に沖縄は近すぎるので、ミサイルが発達し、一発で沖縄は沈んでしまう | ||
7 | 米軍機の飛行状況 | 那覇市新都心地区上空での米軍機・オスプレイ等の飛行。南風原町等島尻地区での米軍機の飛行。現に、南風原市の住民から嘉手納町役場へ爆音苦情が入っている。今や、沖縄全体が米軍の訓練場と化している。 2013年3月7日付沖縄タイムスの記事は衝撃的だ。文科省は教室内の騒音基準について、「教室内の等価騒音レベルは、窓を閉じているときは・・50dB・・以下、窓を開けているときは55dB 以下であることが望ましい。」としているが、同記事よれば、「軍用機が原因で基準値を超えたのは久辺小、天顔小、屋良小、普天間第二小、当山小、天久小、西崎特別支援学校の7校。最も高かったのは、屋良小の67デシベルだった」という。 67デシベルは普通の会話や電話のベルに相当する、先生の声は聞き取れない。上記7校を市町村毎に分けると、久辺小(名護市)、天顔小(うるま市)、屋良小(嘉手納町)、普天間第二小(宜野湾市)、当山小(浦添市)、天久小(那覇市)、西崎特別支援学校(糸満市)となる。名護市から糸満市まで、北の端から南の端まで、沖縄には静かな教育環境は保障されていない。 | ||
8 | 「普天間飛行場は世界一危険」の根拠 | ラムズフェルド国防長官(2003年当時)が「普天間は世界一危険な飛行場だ」と発言し、それ以降、日本政府はもちろん、大手マスコミ報道も、国民・県民を洗脳するかのように喧伝している。検証したマスコミ等は県内2紙を含めてわずかだろう。 | ||
9 | 米国にとって、普天間飛行場は世界一使い勝手が悪い飛行場 | 沖縄には那覇空港(軍民共用)、普天間飛行場(米海兵隊)、嘉手納飛行場(米空軍等)があるが、普天間飛行場の管制空域は那覇・嘉手納の管制空域に複雑に入り組んでおり、極めて使い勝手が悪く、危険な状況だ。 2004年8月13日に発生した沖縄国際大学への米軍ヘリの墜落事故からの教訓、在沖米軍基地が維持できなくなる事態への懸念、からも普天間飛行場は、「米軍にとって世界一危険で、使い勝手の悪い飛行場」なのだ。 | ||
10 | 資産価値($M) | 1,154.7 | 7,508.6 |