在沖米海兵隊は「空中給油を含めたMV22オスプレイの飛行訓練は19日に再開した」と回答(12月25日付琉球新報より)〜あきれる稲田防相発言、それも沖縄騙しだった〜
在沖米海兵隊「空中給油を含めたMV22オスプレイの飛行訓練は19日に再開した」と回答(12月25日付琉球新報より)
12月25日付琉球新報によれば「在沖米海兵隊は琉球新報社の質問に対し、電子メールで「空中給油を含めたMV22オスプレイの飛行訓練は19日に再開した」と回答した上で「全ての飛行訓練は(日米)双方で合意した訓練域内で実施される。運用上の安全保障の観点から時間や日付など詳細は明かさない」と説明した。」と報道した。
墜落大破したオスプレイ事故に関して、稲田防衛大臣は12月20日の記者会で「・・・、空中給油訓練については、引き続き停止をするということで、自衛隊の専門的な見地から合理性がある、すなわち、機体に問題があったものではないということで、理解を求めていくということでございます 」と発言し、空中給油訓練抜きの飛行開始であると強調した。あきれる稲田防相発言だが、それも沖縄騙しだった。(詳細はあきれる稲田防相記者会見。沖縄は沖縄県民を愚弄する稲田防相を絶対に許されない!!!〜言語道断なオスプレイ飛行再開に「国民一般の理解は得られる」と〜)
報道等によれば、墜落大破事故を起こしたオスプレイの飛行開始については、
①当初は伊江島に駐機中のオスプレイ1機(伊江島駐機の理由は不明)の普天間飛行場への帰還だった
②それが、事故原因と説明される空中給油訓練抜きの完全運用開始となり、
③米海兵隊は「空中給油を含めたMV22オスプレイの飛行訓練は19日に再開した」発表
になったのである。
日本側から見れば、菅官房長官や稲田防相の面目丸つぶれである。
対米関係において、安倍政権、日本政府には、当事者能力がないことが明白になった。
米軍が騙したのか、日本政府が嘘をついたのかは分からないが、いずれにせよ、沖縄の民意など取るに足らないとする沖縄差別の日本政府の姿勢が明確になった。
墜落大破事故を起こしたオスプレイの飛行再開を受けて、翁長知事は「言語道断だ。とんでもない」「もうそういう(日本)政府は相手にできない。法治国家ではない。」「日米地位協定の下、日本が主体的に物事を判断する状況にない」(12月20日付琉球新報より)と断じた。
この沖縄蔑視差別的状況を打開するためには日本政府を介しては実現不可能だ。米国との直接交渉、国際世論を巻き込んでの運動の展開以外に途はなさそうだ。