2016年12月13日午後9時30分頃、沖縄県名護市安部の海岸に墜落大破する事故を起こしたオスプレイ。事故原因不明なままに飛行を再開し、さらに1月6日には墜落事故原因の直接の契機となった給油訓練も再開する。
5日に記者会見した防相。事故原因は不明なまま、陸地での給油訓練は行わないというから大丈夫と。給油訓練再開は理解できると。
オスプレイ機体の問題について防衛省が調査しろよ!国民の生命身体財産が脅威にさらされているのだ。
環境要因と人的要因で墜落事故を繰り返すオスプレイ。それ自体が危険機材という証左だ。
今回墜落事故は海上給油訓練の際に発生したもの(しかも原因不明)。陸上訓練は実施しないことが訓練再開の理由とはならない。
事故原因も不明なままでの訓練再開は許されないし、これ以上沖縄県民を危険にさらすことは許されない。
丁寧な説明は不要! オスプレイを直ちに撤去せよ!!!
1月5日の防相会見より判明した事項 ①事故原因については不明 ・オスプレイの事故以来、事故原因がオスプレイの機体自身の問題ではないと説明は一貫してあったが、米側が事故調査をまだ行っていて、事故の原因を完全に特定するというには至っていない。 ・事故は、夜間の空中給油という高い技能を要するオペレーションが、強風、乱気流といった気象条件下で行われていたという環境要因と、人的要因が複合的に重なって発生した可能性について、日米間で見解が一致した。 ②事故を受けての対策 「(防衛省は)今回の事故を引き起こした要因について、かなり、あらゆる可能性を分析し、そして、それらの要因を幅広く網羅する再発防止策を米側が実施したことを確認した。さらに、米側において、今後とも空中給油訓練は陸地から離れた海域の上空でしか実施しないと、陸地の上空では実施しないということも確認をした」 「総合的に考えて、1月6日からオスプレイの空中給油訓練を再開することは理解ができ、また、沖縄を始め地元の皆様方にしっかりと事故の原因と対策について説明をしていきたいと考えています。」 |
平成29年1月5日防衛大臣臨時記者会見概要より抜粋(クリックで同HMへ) Q:・・・米軍のオスプレイに関してですが、6日に飛行を再開するということになりましたけれども、米軍によると、その詳細な事故の要因については最終的な調査によって確認されるという話になっていますけれども、この段階の再開ということになった点についてはどう捉えてらっしゃいますか。 A:オスプレイの事故以来、それがオスプレイの機体自身のものではないと説明は一貫してあったわけですけれども、それについて、しっかり原因の究明と情報提供、さらには再発防止策をしっかりやることが前提であるということで、私自身もそうですし、米側との間での協議は集中的にこの間、行ってきたというふうに思います。そして、オスプレイの再開はありましたが、給油訓練についても、空中給油の再開に関しては、さらに集中的に協議を続けてきたところです。今、御指摘のとおり、まだ、米側が事故調査をまだ行っていて、事故の原因を完全に特定するというには至っていませんけれども、かなり詳細な対策についても、米側から示されたところであります。今般の事故に関しては、夜間の空中給油という高い技能を要するオペレーションが、強風、乱気流といった気象条件下で行われていたという環境要因と、人的要因が複合的に重なって発生した可能性があるということで、日米間で見解が一致したところであります。また、防衛省として、今回の事故を引き起こした要因について、かなり、あらゆる可能性を分析し、そして、それらの要因を幅広く網羅する再発防止策を米側が実施したことを確認したところです。さらに、米側において、今後とも空中給油訓練は陸地から離れた海域の上空でしか実施しないと、陸地の上空では実施しないということも確認をしたところであります。詳しいペーパーは、私のコメントもお渡ししているところですけれども、防衛省としてもあらゆる可能性について分析し、再発防止策も確認をしたということであります。一方、オスプレイが緊急事態や災害救援の場で活躍していることも事実ですし、空中給油がその活動を支えるために欠くことが出来ないオペレーションであります。一例としてですけれども、米側の説明ですが、昨年の4月に発生した熊本地震の際、被災地まで救援物資を輸送したオスプレイは、フィリピンから空中給油を受けて派遣されたということでございます。そういったことを総合的に考えて、1月6日からオスプレイの空中給油訓練を再開することは理解ができ、また、沖縄を始め地元の皆様方にしっかりと事故の原因と対策について説明をしていきたいと考えています。 |