国民騙しも甚だしい!!!沖縄と安倍首相所信表明演説(平成29年1月20日)と
1月20日の所信表明演説は、またしても、日米同盟のひずみを沖縄に押し付けるものとなった。
1月20日の安倍首相所信表明。国民騙しも甚だしい。
沖縄に関して
①北部訓練場の四千ヘクタール返還。県内の米軍施設の約2割で20年越しで実現と自画自賛、した。
しかし、返還された軍用地の85%は国有地。沖縄ではまた米軍に賃貸するのではとの不安の声も。国定公園として世界自然遺産指定を政府が進めるというが、危険機材オスプレイ・米軍ヘリ等が飛び交う自然遺産など聞いたことがない。
②学校や住宅に囲まれ、市街地の真ん中にあり、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の全面返還を何としても成し遂げる。最高裁判所の判決に従い、名護市辺野古沖への移設工事を進める。と豪語する。
しかし、ご存知のとおり、F15,18の墜落事故、今年1月13日のオスプレイ墜落大破事故、20日の米軍ヘリの民間地への不時着等々。辺野古への移設はこれらの基地被害、危険負担を辺野古住民に押し付けるだけ。基地の沖縄県内たらい回しにすぎない。
さらには、普天間基地周辺は嘉手納飛行場の管制空域内にあり、普天間基地が無くなっても、嘉手納基地所属の戦闘機等が上空で訓練を実施する。爆音が無くなると思ったら大間違いだ。
(2015/11/28)日本政府の嘘を見抜く。普天間飛行場が移設されても、宜野湾市普天間地域の爆音被害は無くならない。
(2016/03/13)沖縄の空は米軍のものか!!!沖縄は二度と騙されてはならない〜嘉手納・普天間・那覇3飛行場飛行場の管制空域から見る沖縄の基地問題〜
平成29年1月20日 第193回国会 安倍首相施政方針演説は、沖縄に関するところだけでも嘘だらけだ。1月20日の安倍首相所信表明。国民騙しも甚だしい。以下は抜粋
(日米同盟) かつて敵として熾烈に戦った日本と米国は、和解の力により、強い絆(きずな)で結ばれた同盟国となりました。 世界では今なお争いが絶えません。憎しみの連鎖に多くの人々が苦しんでいます。その中で、日米両国には、寛容の大切さと和解の力を示し、世界の平和と繁栄のため共に力を尽くす責任があります。 これまでも、今も、そしてこれからも、日米同盟こそが我が国の外交・安全保障政策の基軸である。これは不変の原則です。できる限り早期に訪米し、トランプ新大統領と同盟の絆(きずな)を更に強化する考えであります。 先月、北部訓練場、四千ヘクタールの返還が、二十年越しで実現しました。沖縄県内の米軍施設の約二割、本土復帰後、最大の返還であります。地位協定についても、半世紀の時を経て初めて、軍属の扱いを見直す補足協定が実現しました。 更に、学校や住宅に囲まれ、市街地の真ん中にあり、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の全面返還を何としても成し遂げる。最高裁判所の判決に従い、名護市辺野古沖への移設工事を進めてまいります。 かつて、「最低でも」と言ったことすら実現せず、失望だけが残りました。威勢のよい言葉だけを並べても、現実は一ミリも変わりません。必要なことは、実行です。結果を出すことであります。 安倍内閣は、米国との信頼関係の下、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に、一つひとつ結果を出していく決意であります。 子や孫のため、未来を拓く。 |