先月、5月4日にコロラド州空軍(F16×16機,兵員250名)が(一時)配備された。それ以降の爆音が増加していることが分かったという。その割合は嘉手納町で53.5%、沖縄市で20.1%、北谷町で15.3%である。
今回の州軍機一時配備前の4月20日〜5月8日の期間、嘉手納基地のF15×14機程度と人員270名程度の訓練がをグアムに移転された(防衛省HMより)。ところが移転期間の間に米国州軍機が暫定配備されて訓練が実地されている。これでは基地周辺住民の基地負担軽減にはならない。さらに言えば、この間、4月24日にはパラシュート降下訓練が付近住民や自治体の抗議を無視して強行され、5月10日に夜間パラシュート降下訓練が強行された。
米軍の訓練移転は、付近住民の基地負担軽減をうたい文句に日本の費用負担で実施されている。しかし、現状は米軍の訓練実施に日本が費用を負担しているにすぎない。
正に米国隷従国家日本、と言わざるを得ない。
爆音・排気ガスなどの基地被害の除去のためには、すべての基地の撤去しかない。
行政・議会をも含めたおおきなうねりにしなければならない。
(2017年6月21日 米軍嘉手納基地に5月4〜10日に飛来した米コロラド州バックリー空軍基地所属のF16戦闘機の暫定配備に伴い、嘉手納基地に隣接する嘉手納町、北谷町、沖縄市の3市町で航空機騒音の発生回数が増えていることが20日、分かった。嘉手納町屋良地区では配備前後30日間の比較で、70デシベル以上の観測が計662回増え、町全体で53・5%増えた。沖縄市も4、5月の比較で20・1%増加。北谷町も同比で15・3%増えた。 各市町の担当者は「測定で航空機は特定できないが、外来機の影響があるだろう」「F16の配備と併せて空中給油機の飛行も増えている」などと分析。「基地負担が増加している現状を訴えたい」としている。 |