宜野座村城原区で繰り返されるオスプレイの深夜の訓練。100db超の爆音と排気ガスが巻き散らされる。
今年2月23日第三次嘉手納基地爆音差止訴訟判決で那覇地裁沖縄支部(藤倉裁判長)は次にように指摘する。
「・・国民全体が利益を受ける一方で,原告らを含む一部少数者に特別の犠牲が強いられているといわざるを得ず,ここには,看過することのできない不公平が存する」
国防のための犠牲となっている沖縄の姿そものだ。
この基地被害を解決するには、すべての米軍基地の撤去しかない。
辺野古新基地建設阻止を含めて、沖縄からすべての基地を撤去しよう!!!
(2017年7月16日付琉球新報より転載) 【宜野座】普天間飛行場所属の新型輸送機MV22オスプレイが連日にわたって宜野座村城原区の集落に近い米軍キャンプ・ハンセン内のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)で離着陸を繰り返している件で、宜野座村城原区内に設置されている騒音測定器では12日午後10時15分に20ヘルツの超低周波で100・9デシベルを観測した。 環境省は20ヘルツの際に80デシベル以上から物的影響があるとしており、観測された100・9デシベルは環境省の基準を大幅に超える。また日米両政府が合意した騒音規制措置(騒音防止協定)では、午後10時から翌午前6時まで米軍機の飛行は制限されている。 測定器は琉球大学の渡嘉敷健准教授がヘリパッド「ファルコン」から300メートル離れた所にある泉忠信さん(87)の家の庭に設置したもの。12日は、午後10時以降にオスプレイ2機がファルコンで離着陸しているのを住民が確認している。 渡嘉敷准教授によると、20ヘルツで100・9デシベルは城原区の測定で最高レベルという |
(2016年7月26日沖縄タイムスより転載) 沖縄県宜野座(ぎのざ)村城原区内で25日夜、少なくともオスプレイ3機が住宅地上空を低空飛行し、午後10時すぎまで旋回する様子が確認された。泉忠信さん(86)宅では、住宅真上を午後8時55分ごろから10時15分ごろまで12回通過。簡易型騒音測定機では100デシベルを超えた。4機飛行した目撃情報もある。 泉さんは「オスプレイが3機も低空で夜間飛行するのは初めて。うるさくて眠れないし、無灯火で、墜落しないか不安だ」とし、自宅のテーブルやいすも震え、「振動もひどい」と憤った。 米軍キャンプ・ハンセン内で訓練しているとみられ、数百メートル離れた泉さん宅の壁や車に粉じんがまき散らされた。騒音に、泉さん宅には付近住民が集まった。 |
(2013年3月31日琉球新報より転載) ◆城原区で最大96デシベル 合意違反常態化 宜野座村調査 【宜野座】在沖米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイによる騒音被害の実態を把握するため、宜野座村が2月から簡易型騒音測定器を村内9カ所に設置し、調査した結果、29日までに騒音の最大値が城原区で96・9デシベル、福山区で90デシベルを記録していことが分かった。 騒音測定器の設置場所は城原区民家、同区事務所、漢那小学校、福山区事務所、村役場、松田区公民館、松田小学校、松田区高松地域、ITオペレーションパークの9カ所。城原区では2月21日、同区に近い米軍キャンプ・ハンセン内の着陸帯にオスプレイが離着陸訓練を実施した際に計測された。また各地区で約75デシベル以上の騒音が発生しており、金武町と宜野座村を結ぶ飛行ルートに近い漢那小では騒音で、児童の集中力が途切れ、授業が中断することもあるという。 騒音測定と平行して、目撃情報も収集している村にはオスプレイがヘリモードで住宅地上空を低空飛行しているなどの情報が29日現在、56件寄せられている。各地の騒音測定場所でも、さまざまなルートで民間地上空を飛行する様子が確認されている。宜野座村企画課は「日米合意で定めた住宅密集地上空の飛行回避や基地内に限定したヘリモード飛行などが実施されており、合意が守られていないことも明確になった」と説明した。 ◆高専で83デシベル シュワブ内着陸帯で訓練 【名護】垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ1機が28日午前11時すぎから午後1時ごろにかけて、名護市の米軍キャンプ・シュワブ内の着陸帯「カーディナル」とみられる場所で離着陸するのを名護市職員などが確認した。市がオスプレイのカーディナル着陸を確認したのは初めて。渡嘉敷健琉球大准教授が同市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校屋上で実施している騒音測定では午前11時35分に83・4デシベルが観測された。 市によるとオスプレイは基地周辺上空を旋回しながら離着陸を繰り返した。午前11時33〜38分の5分間の騒音値を平均した「等価騒音レベル」は65・4デシベルで、文部科学省が定める窓を開けた状態での教室内の基準値55デシベルを上回った。 住民らによると、午後4時すぎにもオスプレイ1機が名護市辺野古周辺に飛来した。 |