昨日8月8日、當山嘉手納町長(13:15)、上地嘉手納町基地対策協議会会長(15:30)に対し、嘉手納基地の機能強化に反対等を求める町民大会の開催を求める要請を行いました。
いずれの要請にも、第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部の福地勉支部長、池原勲副支部長、池原吉孝事務局長、そして私(福地)が参加しました。
要請では冒頭に「嘉手納基地の機能強化に反対し、住民無視の米軍訓練・演習の中止を求める町民大会の開催を求める要請書」を読み上げて手交し、意見交換を行いました。
要請に対し當山町長は、町としては旧海軍駐機場使用問題を最優先の問題として取り組んでいる。移転の目的は屋良地区住民の負担軽減であり、使用については、騒音の出ない倉庫、資材置場としての使用ならともかく、騒音を発生させるような駐機場等の使用は一切認めない。SACO合意にも違反する。日本が莫大な経費を負担して移転させたのに、移転後の跡地をまた駐機場などに使うのは、日本政府が経費を負担して新たな駐機場を造ってやったことになる。
この問題については、外務省が積極的に動いていると聞いているので、今しばらく様子をみたいと思っている。町民大会はいわば伝家の宝刀である。開催しないという趣旨ではないが、全体の動きを、今しばらく見たいと思っている。
町長への要請後に、お会いした上地嘉手納町基地対策協議会会長は、要請の趣旨については同感である。役員会で協議し、町全体の動きも見ながら検討したいと述べた。
こちらからは、報道等で、當山町長の町民大会の開催についての発言を受けて、町民からはいつ開催するのかとの期待の声が高まっている。町民の3分の1を要する原告団も同様で、その声を受けて今日の要請に至ったことを説明した。そして、町民大会開催には嘉手納支部としても最大限の協力を約束した。
當山町長の英断に期待したい。
今日8月9日には徳里嘉手納町議会議長に同様の要請を行う。

