8月5日オーストラリアでの普天間基地所属のMV22オスプレイ墜落事故。乗務員26人のうち3人が死亡した。
普天間基地所属のMV22オスプレイは昨年12月にも名護市安部で墜落事故を起こした。普天間基地所属のオスプレイ24機のうち2機が、8カ月の間に墜落事故を起こした。普天間基地所属のオスプレイはこれで22機となった。
名護市安部での墜落事故原因も明らかににならないままの度重なる墜落事故。危険機材・欠陥機材オスプレイは連日私たち沖縄県民の頭上を飛び交う。
事故を受けての小野寺防相の記者会見。
記者が8カ月の間に2度も墜落事故を起こし「オスプレイはあまりにもよく事故を起こすと思いませんか。 」と質問した。
これに対し、小野寺防相は「米軍の全体の訓練の中で厳しい訓練をする中で様々な事故が起きているんだと思うのですが、それが全体として多いと判断するのか、そうではないと判断するのかは、ちょっと私は今情報を得ていませんので正確にお答えすることはできないと思います」と答えた。
厳しい訓練の中での事故は仕方ないとの言い回し。沖縄県民の墜落の危険、恐怖など、まったくお構いなし。
昨年12月の墜落事故について、事故原因も分からないままに訓練が再開されたことについての質問には
「米側の運用」とし、「私どもとしては引き続きこのオスプレイの安全確保については米側に求めて行きたい」と答えるのみ。
記者から「米側の運用であったら口出しはできないということですか。」との質問に対しては
「直接そういうような表現ではないと思いますが、運用しているのは米側ですので、安全な運航に心がけていただきたいと思っております。」回答した。
記者が「あくまでも自粛要請をするしかないということですか。」と畳みかけると
「私どもとしては、今お願いしているのは自粛要請ということになります。」と自粛してくださいとお願いをする以外に術はないとした。
沖縄県民を恐怖のどん底に突き落としたオスプレイ墜落事故について、日本政府は米国に対し、事故原因の報告をお願いし、訓練についても安全な運航に気を付けて運用してくださいと言うしかない、という。
自国民の身体生命財産が脅威にさらされてもお願いするしかないと。この国に主権はないのか。
8.12県民大会で翁長知事は指摘した。「(日本では)自治は神話」の言葉が突き刺さる。
防衛大臣記者会見概要(平成29年8月8日)より抜粋クリック同HMへ Q:オスプレイの件なのですけれど、大臣もオスプレイはあまりにもよく事故を起こすと思いませんか。 A:昨日の副司令官に対して私の方でお話ししたのが、昨年の12月に沖縄ではオスプレイの事故がありました。そして、同じ沖縄で所属するオスプレイの事故ということで、オーストラリアでの事案がございました。こういうことに関しては、当然しっかりとした米側の説明が必要であります。そして、何よりも感じているのは、相当厳しい訓練を米海兵隊はしているのかなということも一面あると思っています。そして、私どもは深く思わなければならないのは、沖縄にとって8月13日という日であります。この日は、沖縄国際大学に13年前、ヘリが墜落事故をした日でありますので、そういう沖縄県の皆さんの不安に思う、この時期であります。そういうことをしっかり踏まえて米側も厳しい訓練とは言え、その運用には十分な安全上の配慮を図ってほしいということなんだということをお話しさせていただきました。 Q:伺いたいのは、最近、年に1回ぐらいオスプレイは事故を起こしていると思うのですけれど、それについて、あまりに事故が多すぎるというふうに考えられるかどうかということです。 A:これは、米軍の全体の訓練の中で厳しい訓練をする中で様々な事故が起きているんだと思うのですが、それが全体として多いと判断するのか、そうではないと判断するのかは、ちょっと私は今情報を得ていませんので正確にお答えすることはできないと思います。 Q:では、次回お答えください。昨年も沖縄でオスプレイが事故を起こした後、六日後には運用を再開していますが、今回の自粛要請というのは、いつまで続くとお考えですか。 A:今後米側からの報告がどのようにされるかで私どもは判断していきたいと考えています。 Q:沖縄の事故のあとは事故原因もはっきりと分からないのに、六日後には再開していますが、今回はそういうことは許されるとは思いますか、それとも思いませんか。 A:当時大臣ではなかったので六日後の飛行について米側がどの程度最終的な報告を出したかということは承知しておりませんが、当時は、米側は米側で飛行についての一定の安全性を確保したうえで飛行したというふうに承知をしております。ただ、最終的な昨年の事案の報告書をまだ私ども頂いておりません。これも踏まえて、速やかに米側に説明を求めて行きたいと思います。 Q:最終的な報告書を出す前に、日本国内で運用を再開したことについてどう思いますか。 A:米側の運用の内容だと思っております。私どもとしては引き続きこのオスプレイの安全確保については米側に求めて行きたいと思っております。 Q:米側の運用であったら口出しはできないということですか。 A:直接そういうような表現ではないと思いますが、運用しているのは米側ですので、安全な運航に心がけていただきたいと思っております。 Q:あくまでも自粛要請をするしかないということですか。 A:私どもとしては、今お願いしているのは自粛要請ということになります。 |