昨日11月7日、第三次嘉手納基地爆音差止訴訟控訴審の第1回口頭弁論が開かれた。
事前集会(裁判所前の城岳公園)には原告団約200名が結集し、静かな夜を取り戻すため、あらたな裁判闘争に取り組む決意を確認した。
第1回口頭弁論で意見陳述に立った新川原告団長は次にように述べた。
「「基地の島」の有様は、復帰後も変わらない。基本的人権の尊重、法の下の平等、そして平和主義を標榜する日本国憲法の下に帰ったと思ったのは束の間のこと。度重なる米軍による事件・事故に、爆音・排気ガス等による基地被害、さらに外来機飛来、パラシュート降下訓練強行。さらに、選挙において沖縄の民意が度々示されているにも関わらず強行される高江・辺野古での新基地建設強行の有様は、「沖縄憲法番外地」の証左であり、国の責任は極めて重い。
1審判決で、那覇地裁沖縄支部は、第一次嘉手納基地爆音訴訟判決確定から1 8年以上,第二次嘉手納基地爆音訴訟判決確定から4年以上が経過しているが、国と米国は漫然と被害を放置してきた、と指摘しています。ならば、被害放置の実態を救済することが司法の役割であり、司法による放置は許されないというべきです。
第三次嘉手納基地爆音差止訴訟提訴の理由は、単に、爆音差止だけを求めるだけでなく、戦後沖縄が強いられてきて数々の辛酸を清算するためのものです。」
沖縄の闘いは、法廷で、そして高江・辺野古等の現場で続く。
沖縄は沖縄の声を挙げ続ける!!!