沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園に、普天間基地所属のCH53ヘリから円筒形機材が落下した事故。
米海兵隊は、米軍の物である認めながら、ヘリからの落下を否定した。
米海兵隊の公務中の事故でないとするならば、事故の捜査権は沖縄県警に移る。12月21日沖縄県警は現場を捜査した。トタン屋根に落ちていた円筒形機材、屋根の損傷状況などを調べれば、どれくらいの高さから落下したものかが推測される。これと、墜ちたと見られる時刻に録音されているヘリ音、衝撃音等を総合すれば犯人を特定できる。ヘリからの落下が疑われる場合は、ヘリ乗務員、機材点検係員などからの事情聴取も必要だ。
ヘリからの落下でないなら、米軍には事故捜査に協力する義務がある。
沖縄県警には、徹底した究明を求めたい!!!
保育園部品落下 沖縄県警が現場捜査 職員から聞き取りも(2017年12月22日付琉球新報より) 米軍ヘリの部品が沖縄県宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園の屋根に落下した問題で、県警は21日、同園で部品が落下したとみられる屋根部分の調査や職員への聞き取りなどを行った。神谷武宏園長は「もしかしたら子どもたちの命が奪われていたかもしれない。きちんと調査してほしい」などと話した。 園には約10人の捜査員が入った。午後2時半ごろから同4時ごろまで約1時間半かけて、部品が見つかった屋根部分の写真を撮影したり、屋根のへこんだ部分の型を取ったりした。 6歳の娘と3歳の息子が緑ヶ丘保育園に通う30代男性は「本気で調べる気があるかなと疑いがあったので見に来た。県警は当たり前の行動をしてほしい」と求めた。園には現在もほぼ毎日誹謗(ひぼう)中傷の電話などが寄せられているという。 |
米軍部品落下:沖縄県警、保育園屋根のへこみ調査(2017年12月22日付沖縄タイムスより) 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属CH53Eヘリから円筒状の部品が宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園に落下したとみられる事故で、県警本部と宜野湾署は21日、同園のトタン屋根上で見つかったへこみを調査した。 捜査員約10人が約1時間半をかけ、トタン全体の写真を撮影したり、メジャーを使って計測したりした。シリコンのような液体を使い、トタンのへこみ部分の型を取る作業や、円筒が跳ねる瞬間を目撃した職員への聴取も確認された。 調査後、神谷武宏園長は「調査が遅い。子どもの命が奪われるかもしれなかった。それをうやむやにしてほしくない」と語気を強める。同園への誹謗(ひぼう)中傷が現在も日に4、5件あるといい「誰が落としたのか分かればなくなると思う。しっかり調査してほしい」と訴えた。 保護者の男性は「へこみについては捜査員が『見落とした』と言っていた。当たり前の捜査を当たり前にやってほしい」と求めた。 署名2万5835筆に 緑ヶ丘保育園父母会 緑ヶ丘保育園父母会が11日から賛同を呼び掛けている園上空の米軍機飛行禁止などを求める署名が、21日で2万5835筆に達した。同日1次募集を締め切り、来週にも関係機関への手交を調整する。署名は引き続き募集する。 県内外から集まった署名には「応援しています」など激励の言葉が添えられたり、折り鶴やおもちゃが送られたりした。宮城智子会長は「全国の思いが届いて励みになった。誹謗(ひぼう)中傷もあるが、それ以上にたくさんの賛同を頂き、心強く感じる」と感謝した。 |