今月6日午後4時頃、沖縄県うるま市の伊計島東側海岸に、普天間基地のUHI1ヘリコプター1機が不時着した。さらに8日夕方には、沖縄県読谷村儀間のホテル日航アリビラ近くの廃棄物処分場に、米軍ヘリが不時着した。
相次ぐ、米軍ヘリ事故。墜落、緊急着陸、円筒形カバー・窓の落下事故等々、県民の生活を、命を脅かす状況が続いている。
そんな中、21日、伊計島で住民や島出身者らが結集し『米軍ヘリ不時着に対する伊計島抗議集会』が開催された。報道によれば150人が参加したという。
もの言わぬ民は滅びる。沖縄は沖縄の声を上げ続ける!!!
(2018年1月22日付琉球新報より) 「伊計島の上 飛ぶな」 住民、米軍ヘリ不時着抗議 6日に沖縄県うるま市の伊計島海岸に米軍ヘリが不時着した事故を受け、伊計島の住民や島出身者らは「米軍ヘリ不時着に対する伊計島抗議集会」(同実行委員会主催)を21日、伊計公民館で開いた。島の人口約260人に対し、島外からの参加者も含めた約150人(主催者発表)が参加し、米軍機の不時着事故に強い抗議の意思を示した。集会では、米軍機が島の上空を飛行しないよう飛行ルートを変更することや、夜間の米軍機飛行禁止などを求める抗議決議を全会一致で採択した。 伊計島では昨年1月にも米軍機の不時着事故があった。繰り返される事故に住民が抗議の意思を表そうと、伊計自治会を中心に企画された。伊計島住民による抗議集会が開かれるのは、今回初めてとなる。 集会は住民や島出身者、島内企業の従業員らに呼び掛けて行われた。 若者や漁業者、企業代表など各世代の住民が登壇し、それぞれ島の生活が脅かされている現状や不安を訴えた。 伊計自治会の玉城正則会長は集会で「島の人間が純粋に(米軍機事故に)怒りを持って抗議していると示すことが重要だ」と述べ、島の人口の半分以上の参加があったことを強調した。 |
(2018年1月22日付沖縄タイムスより) 相次ぐ米軍ヘリ不時着 伊計島で抗議集会 島上空の飛行禁止要求 【うるま】うるま市伊計島に1年で2回、米軍普天間飛行場所属ヘリが農道と浜辺にそれぞれ不時着した事故を受け、伊計自治会は21日、伊計公民館で抗議集会を開いた。住民や島出身者ら約140人(主催者発表)が結集。度重なる米軍の事故に抗議し、米軍機の島上空と付近の飛行禁止や飛行ルートの変更、安全対策の徹底、事故原因の公表を求めた。 集会決議では、不時着後も「米軍機が島の上空を飛び、海面近くでの低空飛行や夜間10時すぎまで飛ぶのが常態化している」と指摘。6日に不時着があった浜辺は住宅からわずか100メートルの場所で「もし上空で機体が操縦不能に陥れば、人命に関わる大惨事となるところだった」と、住民の生命がまたもや脅かされた状況に憤りを示した。 登壇した玉城正則自治会長(61)は「米軍機は伊計の上空を昼夜問わず頻繁に飛んでおり、いつか墜落するのではないかと思っている矢先に事故が2回も起きてしまった。絶対に許してはならない」と語気を強めた。 漁師代表の金城正太さん(34)は「浜は海人にとって生活の一部になっているにもかかわらず、事故後3日間、漁に出ることができなかった。漁をしながらいつかヘリが落ちないか、不安と恐怖におののいている」と強調。 企業代表で、伊計ビーチを運営する伊計島総合開発の平正盛代表取締役(67)は「一歩間違えれば大惨事になりかねず、『危険な島』として観光産業にも影響を与えてしまう。安全な伊計にするためには、米軍機が絶対に上空を飛ばないことだ」と訴えた。 同自治会によると、参加者は島外の島出身者が4割を占めた。同自治会は24日に沖縄防衛局を訪れ、集会決議と集めた132人の署名を手渡す。 |