嘉手納町の爆音データ。2018年1月1日〜2月28日分を入手した。屋良地区の1691回(1日平均54.5回)、2月1790回(1日平均63.9回)も凄まじいが、嘉手納、兼久地区も同様だ。詳細は以下のとおり。
【2018年1月1日~31日】
測定場所 | 月合計数 | 1日平均 | 1時間平均 |
屋良地区民家 | 1691回 | 54.5回 | 2.3回 |
嘉手納町役場 | 1200回 | 38.7回 | 1.6回 |
兼久体育館 | 726回 | 23.4回 | 1回 |
【2018年2月1日~28日】
測定場所 | 月合計数 | 1日平均 | 1時間平均 |
屋良地区民家 | 1790回 | 63.9回 | 2.7回 |
嘉手納町役場 | 1274回 | 45.5回 | 1.9回 |
兼久体育館 | 952回 | 34.0回 | 1.4回 |
測定された爆音は「70dB以上の音で3秒以上継続し、暗騒音レベルから10dB以上の爆音」である。69.5では測定されない。
70dBの騒音は電話の音(1m)の音量で、血圧が上昇し、疲労原因となり健康に支障を生じる音。その爆音が24時間撒き散らされていることになる。
昨年2月の第三次嘉手納基地爆音差止訴訟の第1審判決は指摘する。嘉手納米軍基地は「その周辺住民という一部少数者に各種の軽視することのできない被害を及ぼし」「国民全体が利益を受ける一方で,原告らを含む一部少数者に特別の犠牲が強いられている」「ここには,看過することのできない不公平が存在する」と。
この爆音被害は現在も放置されてままだ。