また、米軍機爆音による卒業式妨害が発生した。特に、3月21日午前は沖縄市内小学校の卒業式があったが、校長式辞等のあいさつが聞えない、中断するなどして式典が妨害された。
子どもたちの旅立ちを祝うこともままならない沖縄の実態だ。
入学試験や卒業式など際の米軍機の爆音の発生の防止や、学校上空の飛行禁止など、県教育長が沖縄防衛局に申し入れたのは先月2月15日。しかし、要請は完全に無視されたのだ。
要請を受けた沖縄防衛局、日本政府の無策ぶりに県内の怒りは頂点に達している!!!
【3月21日の爆音(クリックで同記事へ)】2018年3月21日嘉手納米軍基地。一日中爆音と排気ガスをまき散らし、延々と離陸、違反急上昇旋回違反飛行を繰り返す米軍戦闘機。危険極まりない!生活環境破壊、人権侵害だ!米軍は沖縄から出て行け!!!
(2018年3月23日付琉球新報より転載) 米軍機騒音、沖縄市で苦情急増 卒業式の22日31件 沖縄市内で19日以降、米軍嘉手納基地を発着する米軍機の騒音が激化している。電車が通るガード下の騒音に匹敵する100デシベル超の騒音も複数回測定されており、市民からの苦情件数が急増している。22日は1日で過去最多の苦情件数となる31件が寄せられた。22日は市内各小学校で卒業式があったが、早朝から市街地上空で多くの米軍機が飛行していた。嘉手納町、北谷町にも町民の苦情が寄せられている。 騒音被害の市への苦情は1日に2桁に上ることは少ないが、今週は19日に17件、20日に14件あった。外来機のF35A戦闘機が訓練を開始した昨年11月は42件で月の件数が過去最多だったが、今月は22日時点で71件となり、既に上回っている。「子どもが眠れない」「補聴器を付けた子どもが爆音で震えている」などの声が寄せられた。 沖縄市の桑江朝千夫市長は22日、嘉手納基地の第18航空団を訪ね、米軍機騒音について抗議した。騒音の軽減や外来機を常駐化させないことなどを求めた。桑江市長によると、対応した第18任務支援群のポール・オルダム大佐は「特に地域の大切な日など、騒音被害が出ないよう地元に最大限配慮している」と話した。 抗議後、桑江市長は記者団に対し「低空で飛行することで私たちは不安と恐怖を感じていると伝えた。まずは様子を見るしかない」と語った。市は22日中に沖縄防衛局と外務省沖縄事務所、在沖米国総領事館にも要請文を郵送した。 苦情は同じく嘉手納基地がある嘉手納町にも19日以降の今週中で35件、北谷町は18件が寄せられた。三市町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」は来週に幹事会を開き、騒音被害への対応を協議する方針だ。 |
(2018年2月17日付沖縄タイムスより転載) 「入試・卒業式に上空飛ばないで」 沖縄県教育長が米軍への申し入れ要請 平敷昭人沖縄県教育長は15日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、学校上空の飛行回避や高校入試などへの配慮について米軍に申し入れるよう要請した。 教育庁は毎年この時期に、高校入試や小中学校の卒業式・入学式が静かな環境でできるよう要請している。今回は宜野湾市の普天間第二小の米軍ヘリの窓事故を受け、学校の安全確保もあらためて求めた。 平敷教育長は「児童生徒の命を守る観点から、米軍機が学校上空を飛行しないよう、さまざまな取り組みをお願いしたい」と述べた。 対応した中嶋浩一局長は「普天間第二小の事故はあってはならないこととして取り組んでいる。学校上空を飛ばないよう申し入れている」と答えた。 教育庁は本年度も数回、行事への配慮を求める文書を送付している。 学校や病院を含む住宅密集地上空の飛行については、できる限り避けるよう騒音防止協定(騒音規制措置)で定められており、県や県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)は協定順守を繰り返し日米政府に求めている。 |