
第三次嘉手納基地爆音訴訟原告団嘉手納支部では、昨年に引き続き、7月3日、當山嘉手納町長、徳里嘉手納町議会議長に対し、嘉手納基地の機能強化に反対等を求める町民大会の開催を求める要請を行いました。
今回の要請は、昨年8月、12月に町議会に対して行った町民大会開催の陳情が採択されたことを受けての要請です。
當山町長は、相変わらず、行政としての総合的な判断をたてにして、慎重な姿勢を示しました。旧海軍駐機場使用問題等について外務・防衛当局の姿勢を見たいと発言。また、町民集会開催のメリット、デメリットがあるとも発言し、最後まで消極的な姿勢を崩しませんでした。
支部からは、基地被害拡大の現状について町民抗議の意志を示すことが出発であり、何を躊躇しているのかと追及しました。當山町長は、みなさんの気持ちについては十分共有していると言いながら、最後まで様子をみたいとの発言を繰り返しました。
一方、徳里議長は陳情を採択したからには議会にも責任がある。町当局とも連携を取りながら町民大会開催に向けて動いていくと約束した。議長に対しては、町民の3分の1を要する嘉手納支部原告団としても、協力していくことを約束しました。
今後、支部としては、米軍への怒りを示す町民大会の開催に向けて、町内の諸団体に対しても協力を呼び掛けていくことにしています。
もの言わぬ民は滅びる。町民自らが自立救済の途を実践していかなければなりません。
當山町長あて要請書(クリックで拡大) | 徳里議長あて要請書(クリックで拡大) |