2月24日に投開票された辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票。あらためて、辺野古埋立反対の民意が示された。
結果は以下のとおりだ。
辺野古米軍基地建設のための埋立てについて | ||||
有権者総数 | 投票総数 | 反 対 | 賛 成 | どちらでもない |
1,153,600 | 605,385 | 434,273 | 114,933 | 52,682 |
有権者総数割合 | 37.65% | 9.96% | 4.57% | |
投票総数割合 | 71.73% | 18.99% | 16.50% | |
投 票 率 | 52.48% |
昨年9月30日の沖縄県知事選挙との比較は次のとおりだ。
2.24県民投票 | 2018.9.30知事選挙 | |
投票総数 | 605,396票 | 725,254票 |
得票数 | (反対)434,273票 | (デニー知事得票数)396,632票 |
(賛成)114,933票 | (佐喜眞氏得票数)316,458票 | |
その差 | 319,340票 | 80,174票 |
この結果から明らかになったのは、前回知事選で辺野古推進の佐喜眞氏へ投票した人の中が、今回は辺野古反対へ投じた人という事実だ。知事選では様々なしがらみ、人間関係等があって辺野古推進の佐喜眞氏へ投票したが、辺野古埋立への賛否を問う県民投票では、埋立反対の民意が示された。
報道のインタビューで「どうせ反対しても辺野古は止まらない。だから辺野古埋立賛成に投じる」という県民に、「今回の県民投票で辺野古が止められると仮定した場合はどうか?」と問うと「止められるなら反対する」と回答した。そこには、辺野古埋立に賛成する人はいない、仕方ないから賛成する、という苦渋の決断的判断があるということ。本心を言えば、辺野古反対の民意が多数であることが、今回の県民投票であぶり出された。
辺野古新基地建設阻止の民意実現のために、沖縄は沖縄の声を挙げ続ける!!!