昨日6月18日の記者会見、岩屋防相は沖縄県が、国地方係争委員会の却下決定を不服として提訴することについて、「結果として、普天間の返還が遅れていく、最悪の場合は固定化に繋がっていく」と発言した。
先の県民投票やこれまでの数々の選挙で、沖縄が示し続けてきた辺野古反対の民意を無視して工事を強行しておきながら、それへの対抗措置である提訴について、普天間の固定化につながるなどと発言するのは責任転嫁であり、沖縄への恫喝であり、断じて許されない。
沖縄は沖縄の声を挙げ続ける。
防衛大臣記者会見(2019年6月18日)より抜粋クリックで同省HMへ Q:普天間飛行場の名護市辺野古の移設について、昨日、国地方係争処理委員会が行われましたが、大臣の受け止めをお願いします。 A:これは法令に基づいて、委員会が判断をなさったことだと思いますので、それについて、我々としてコメントは控えたいと思います。私どもとしては、普天間基地の危険性除去、ひいては普天間の返還を実現するために、引き続き、御理解を得られる努力をしながら、事業を一歩ずつ前に進めさせていただきたいと思います。 Q:玉城知事が今回係争委の決定を不服として、国交相を相手に高裁へ提訴をすると発言がありましたが、工事を進める防衛省として、再び司法闘争となりそうですが、いかがでしょうか。 A:これにつきましても、沖縄県の対応を我々として評価、コメントすることは控えさせていただきたいと思います。しかし、先般、玉城知事にお目にかかったときにも申し上げましたが、国と沖縄の認識がいつまでもずれたままであっては、結果として、普天間の返還が遅れていく、最悪の場合は固定化に繋がっていくと、これだけは断じて避けなければいけないと思っておりますので、引き続き、知事をはじめ沖縄の皆さまとあらゆる機会を捉えて話し合いを進めていきたいと思います。 |