2020年1月23日に言い渡された、第9次横田基地公害訴訟控訴審判決に参加しました。結果は以下のとおり

①米軍機及び自衛隊機の飛行禁止等
認めず(一審同様)
②過去分の慰謝料請
認容(一審同様)
③将来分の慰謝料請求
認めず(一審同様)
④建物への防音工事施工による減額割合
一律10%
※一審よりは前進。一審では1室10%、2室目以降5%加算、上限30%。外郭防音工事は一律30%)
今回の判決も過去の判例にならい、原告住民の願いであるせめて夜間飛行差し止めは実現しませんでした。
判決報告集会においても、裁判所は周辺住民が基地被害に晒されている認めながら、侵害行為の防止低減をも求める夜間飛行差し止めさえも認めないこと、日本政府が被害を根本的に解消する方策を取らず、徒に被害を放置する中、過去44年以上も裁判を提訴し続けなければならないのに、将来請求さえも認めないことは原告救済の意思を持たない裁判所の姿勢の表れであると、厳しく指摘しています。
報告集会に結集した全国の爆音訴訟原告団。原告救済の途を閉ざす判決に怒りが渦巻きました。
全国の爆音訴訟原告団は諦めることなく闘いを強化していくことを誓い合いました。
