嘉手納・普天間両米軍基地からの大量流出による水質・環境汚染が指摘されている有機フッ素化合物の水質基準について、厚生労働省は50ナノグラムとするとの報道があった。
2月20日付沖縄タイムスによれば、「厚生労働省は19日、都内で開かれた有識者会議で、米軍基地周辺などから検出され、人体に有害な影響が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)の水質基準となる「暫定目標値」を合算で1リットル当たり50ナノグラムとすることを提案し、了承された。3月下旬の厚生科学審議会で正式決定し、4月1日から適用するが法的拘束力はない。」
県は令和元年の県内河川のPFOS等の汚染状況を公表しているが、以下のとおりである。
嘉手納・普天間両飛行場周辺河川、天願川流域で相変わらず高い汚染値が示されている。
基地被害は爆音だけでなく、水質、環境汚染にまで拡がっていることを認識しなければならない。


