昨日(2020年4月10日午後)、普天間基地からPFOS含有の泡消火剤が基地外に大量に流出した。宜野湾市HMに掲載された事実関係は次のとおり。
(令和2年4月10日宜野湾市HMより)普天間飛行場からの泡消火剤の漏出について 令和2年4月10日に発生しました、普天間飛行場からの泡消火剤の漏出について、沖縄防衛局より情報提供がありましたので、お知らせいたします。 【情報提供内容】 【17時40分頃】米国海兵隊太平洋基地政務外交部より沖縄防衛局へ連絡があり、 普天間基地において16時40分頃、泡消火剤を使用した際に大量に漏れた。ピーフォスが含まれているかどうかは確認中とのこと。 【18時30分頃】 米国海兵隊太平洋基地政務外交部より追加情報があり、 ピーフォスが含まれている製品だったとのこと。 市はこれを受け、沖縄防衛局、外務省沖縄事務所、沖縄県に対し、泡消火剤の漏出に関する原因の究明及び早期の回収を米側へ申し入れるよう要請を行いました。 |
PFOSは発がん性などが指摘されている。PFOSなどについては金武町による調査でも高濃度で検出されている。金武町はキャンプハンセンからの流出が原因ではないかと指摘している。以下は3月12日付沖縄タイムスからの抜粋。
金武町の調査で昨年10月、米軍の金武レッドビーチ訓練場水域・・に注ぎ込む排水路で、有害な有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)が300ナノグラム(1リットル当たりの合計値)の高濃度で検出されていたことが11日、分かった。・・・ 町が高濃度の値が出た同排水路で昨年11月下旬に再調査したところ、同排水路の上流に当たる金武地区公園西側の米軍キャンプ・ハンセンのフェンス近くで94ナノグラム、下流から71ナノグラムが検出された。・・・ |
3月20日付沖縄タイムスには有機フッ素化合物を含む泡消消火剤による地下水汚染により、17歳の娘を失った米兵が規制強化を訴え、米国防総省が24年までの全面使用禁止を決定したとの記事も掲載されている。
普天間基地・嘉手納基地の周辺の河川、地下水からも高濃度のPFOSが検出されている。
政府は、直ちに汚染原因である基地内施設に立ち入り調査し、汚染原因施設の除去を実施すべきである。
日本政府は、沖縄県民の生命身体財産を守るために、直ちに行動を起こせ!!!