2016年(平成28年)の町民一人あたり所得は303万8千円で中部市町村中トップです。県内でも北大東村(約478万円)のトップから6位に位置します。しかしながら、生活保護世帯が多いとの指摘もあり、それが事実とすれば貧富の格差の大きい町民の生活状況が見えてきます。 町民所得を向上させるためには働く場所の確保が必要です。基地返還によって、雇用の場としての「生産の基盤となる空間の確保」することが町行政の重要課題となります。
(3)米軍基地返還地での町づくり かつての嘉手納町(旧北谷村)は肥沃な土地に恵まれ県内でも産業の集積地として栄えました。旧屋良・千原等の字誌を読むとその姿を知ることができます。 返還跡地利用にあたっては、単なる商業ベース開発ではなく、かつての村落のたたずまいを参考にして町づくりを行うことが重要です。やんばる船、軽便鉄道の中継地として栄えた嘉手納を取りもどす気概を持つことが重要です。 (4)町民生活環境の改善に向けて ① 爆音対策 騒音防止条例(静かな夜を取り戻す条例)を制定し、町の対策策定義務、 |