フクチ義広後援会ページの補充② 町民生活の改善に向けて ① 爆音対策(後援会資料 フクチ義広の所信 4ページ)についての説明
嘉手納基地から派生する、昼夜深夜未明を問わず撒き散らされる爆音については、本HP掲載の動画からも明らかです。最近もっとも酷かったのは10月15日に撒き散らされた深夜の爆音です。以下はその動画です。
日常的に撒き散らされるこの爆音については第3次嘉手納基地爆音差止訴訟が提起され判決が出ています。
2017年2月23日、那覇地方裁判所沖縄支部は爆音の違法性について次のように指摘しています。
1.少なくともW 7 5以上の地域に居住する原告らには, ①話,電話聴取やテレビ・ラジオの視聴,勉強, 読書等,休息や家族団らん等の日常生活の様々な面での妨害,不快感や不安感等の心理的負担又は精神的苦痛,睡眠妨害, ②高血圧症発生の健康上の悪影響のリスク増大 ③これらはいずれもW値の上昇に伴って増加している ④航空機騷音は,騒音の高感受性群に属する子どもにより大きな影響を及ぼしている可能性がある ⑤戦争経験を有する住民らにとっては, 戦争時の記憶,不安をよみがえらせ, より大きな不安を与えるであろうこ とも認めることができる 2.本件飛行場周辺のかなり広汎な地域において,航空機騒音環境基準(環境省・航空機騒音環境基基準(Lden))は達成されていない 3.日本の防衛政策及び外交政策上の利益は,国民全体が等しく享受するものである一方で, 本件飛行場における合衆国軍隊の活動は,その周辺住民という一部少数者に各種の軽視することのできない被害を及ぼしている。そうすると,国民全体が利益を受ける一方で,原告らを含む一部少数者に特別の犠牲が強いられているといわざるを得す, こには,看過することのできない不公平が存する。 (続きは本HP記事(2017/02/26)静かな夜戻らず、差止またも認めず、健康被害一部認容、爆音五度目断罪〜第三次嘉手納基地爆音差止訴訟 2月23日判決〜参照) |
この酷い状況を、日本政府が放置することは許されません。声を挙げていく必要があります。具体的には以下のことを進めていきます。
①町の爆音測定値を国の環境基準と同じく「暗騒音から10以上」にして、爆音の実態を明らかにします。現在は70以上の爆音を測定しています。しかし、下表のとおり60dB を超えると「就寝できなくる」、70dBを超えると「血圧が上昇する」レベルであり健康被害が発生します。さらに、深夜の爆音は私たちの生活を脅かします。
嘉手納基地は町民の生活空間、生産の場を奪っているだけでなく、爆音によって健康被害をも発生させているのです。
参照)騒音規制措置(騒音防止協定)は全く機能していない。放置される深夜の凄まじい異常爆音の実態【2020年8月〜10月】
