嘉手納中学校から、嘉手納町議会に対して、嘉手納基地から派生する爆音や悪臭被害の軽減を求める「学校の安全と静かな学習環境の保障を求める陳情書」が提出された。これらの被害実態は今に始まったことではない。平成17年に嘉手納町がまとめた「嘉手納基地に関する使用協定締結について(詳細についてはこちらをクリック)」と題するレポートがあるが、その中にも嘉手納町の爆音被害の実態がつづられている。
すでに立ち消えとなったと思われるが、岡田前外相やその他の政治家が唱えた普天間基地の嘉手納統合案は、このような実態の中で主張された。嘉手納町に住む者としては正気の沙汰とは思えない提案であった。全町民が立ち上がった普天間飛行場の嘉手納統合案に反対する嘉手納町民大会(こちらをクリック)は当然の結果だった。東京で考える沖縄の基地被害軽減に関する認識はこの程度である。地元からの声を更に高める必要がある。そう感じた出来事だった。
今回の問題提起は学校現場からのものである。子供たちの教育を受ける権利をも侵害している爆音被害の実態は当然に改善されなければならない。
そのためには、被害実態の情報を発信しつづけていくことが重要だ。更に発信の声を高めていくことにしよう。