鳩山前首相の“抑止力は方便だった。”発言はその後の鳩山氏の釈明発言もあいまって大きな反響を呼んでいる。
インタビューの中で、「最低でも県外」発言と民主党・沖縄ビジョン(2008)(詳細はこちらをクリック)について次のように述べている。「民主党は沖縄ビジョンの中で、過重な基地負担を強いられている沖縄の現実を考えた時に、・・党として『最低でも県外』と決めてきた。鳩山個人・・というより・・党代表として・・党の基本的考えを大いなる期待感を持って申し上げた。・・しなければならにないという使命感の中で申し上げた。しっかりと詰めがあったわけでなはい。」
つまり、「最低でも県外」は党是であって、これを党代表として発言したものだと述べている。党全体として取り組むべき問題であるとの認識で述べたのである。
2005年5月15日に実施された「普天間基地包囲行動集会」で普天間基地撤去を訴えたのが岡田幹事長である。ところが、昨年末に民主党が「民主党・沖縄ビジョン(2008)」を見直すという(HM内記事)ことが報道された。「最低でも県外」発言を抹殺するための見直しなのだろうか。
沖縄の声に耳を傾け、沖縄の基地負担軽減の原点に、民主党が戻ることはできないのだろうか。