「民主党県連代表、前原氏に不快感」(クリックすると沖縄タイムスHMへ)
今朝(7月27日)の沖縄タイムス紙の記事の見出しである。民主党沖縄県連の新垣代表は、名護市の市民団体の要請後に、同紙の取材に応えて次にように述べたという。以下は記事からの抜粋である。
新垣代表は「県連が普天間飛行場の県外移設に向けて努力している時に、一部の誘致促進派と共同で作業を進める姿勢は県民感情にそぐわない」と指摘。普天間移設問題の解決に向けては「党本部と県連でつくる沖縄協議会で提起し、議論したい」と述べた。 |
今月9日〜11日の日程で、前原氏が代表を務める新世紀の安全保障を確立する議員の会が来沖した。同会は、仲井真知事と会談し(もっとも仲井真知事は雑談程度だったと述べている(詳細はこちらをクリック当HM記事へ))、名護市の辺野古誘致派とも会談したが、辺野古移設反対を唱える稲嶺市長とは会談しなかった。そのうえで、前原氏は「沖縄の皆さん方のご理解を頂き、特に地元名護のご理解を頂き、普天間の代替移設先につきましては、辺野古にぜひ作らせていただきたい」と発言した。
新垣代表の発言は、これらの前原氏の行動、発言に対する県連の姿勢を示したものであり、極めて明確に沖縄の民意を示している。
同会の来沖については公明党県本部も同行した同党の佐藤議員に抗議し、佐藤議員が謝罪した経緯がある(詳細は当HM記事:世紀の安全保障を確立する議員の会メンバー佐藤議員が公明党沖縄県本部に謝罪を参照 クリック)。
沖縄の民意を無視して突き進もうとする日本政府の動きを許してはならない、とあらためて認識した。
今後とも、沖縄の民意の発信の手を緩めてはならない。