いわゆる日の丸・君が代訴訟についての最高裁判断が出された。平成23年5月30日の最高裁第2小法廷の判断を皮切りに、第1,3小法廷においても判断が出され、いずれも合憲判断を示した。
裁判で問題となったのは、入学式や卒業式等の式典での国旗掲揚下での起立斉唱行為(式典における国歌斉唱の際に国旗に向かって起立し国歌を斉唱すること)である。学校長の起立斉唱命令に従わなかった教職員に対する処分の違法性が争われた。
最高裁すべての小法廷において合憲判断が出されたが、いずれの小法廷においても補足意見が示され、第1,3小法廷においては反対意見が示された。
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合憲判断の内容については、当HM記事:日の丸・君が代訴訟上告審判決(平成23年5月30日)についてに要旨が掲載されているので参考にしていただきたい。
ここで議論したいのは、判決に付された補足意見及び反対意見についてである。(②へ続くこちらをクリック)