昨日15日、普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価に関する有識者研究会(以下「普天間アセス有識者研究会」という)の構成員6名が海から辺野古を視察した。
普天間アセス研究会は、先に仲井真知事が意見を提出した辺野古への基地建設に係る環境影響評価書について、 科学的・専門的観点からの助言を得て、沖縄防衛局において適正かつ迅速に補正を実施する資料とするために設置された。
普天間アセス研究会は、第1回会合を4月27日に、第2回会合を5月18日に開催している。第1回会合については議事要旨が公開されている(本HM記事“普天間アセス有識者研究会第1回会合要旨から”参照)。第2回会合では環境評価書の補正について話し合われてとみられるが、その議事要旨も公開されていない。
今回の視察は、この2回の会合を受けての現場視察である。
仲井真知事は、環境影響評価書について、「・・環境の保全上重大な問題があると考える。・・当該評価書で示された環境保全措置等では、事業実施区域周辺域の生活環境及び自然環境の保全を図ることは不可能と考える。」との意見を述べた。(本HM記事仲井真知事の意見は「環境保全は不可能!!!」国の環境影響評価書を全否定参照)
普天間アセス研究会は、この知事意見を踏まえ、会合を公開し、議事録を公開すべきである(議事要旨の公開では足りない)。