許すなオスプレイ配備 在沖米海兵隊、米軍は合意順守と説明
3月22日付琉球新報に信じられない記事を見つけた。米海兵隊の報道陣向けMV22オスプレイ体験搭乗を実施した際の、在沖米海兵隊報道部長デービッド・グリーズマー中佐の、オスプレイの訓練飛行に関する説明である。以下は同記事からの抜粋だ。
・・・在沖米海兵隊報道部長のデービッド・グリーズマー中佐は日米合意の順守状況について「米軍側が理解している日米合意は(日本側とは)捉え方が違うかと思う。『できるだけ』少なくする、避けるというのもがあるが、全く人口(密集)地を避けることはこの基地の場所からは不可能だ。『できるだけ』の合意は守っている」などと回答した。・・・ |
デービッド中佐の指摘は、これまで私たちが指摘し、疑問視してきた内容を認めたものだ。当HMでもその不備については指摘したとおりである。住民地域での訓練飛行、モード変更、夜間訓練の状況は報道等でも明らかになっている。この状況について、米軍は「合意順守している」と説明しているのだ。ここでも沖縄差別の状況が明らかだ。
沖縄県民の度重なる抗議にもかかわらず強行配備されたMV22オスプレイ。今後、普天間飛行場への追加配備、そして嘉手納飛行場へのCV22オスプレイ配備が取り沙汰されている。
沖縄は、オスプレイ配備撤回・阻止の闘いを続けていく。
オスプレイ配備阻止 惨憺たる内容のオスプレイに関する日米合同委員会覚書①〜内容は既に形骸化〜