2019年07月09日

社民・共産・立憲は辺野古反対。国民は辺野古見直し。自民・公明・日本維新の会は辺野古容認。7.21参議院選挙 辺野古に関して党本部に聞く(沖縄タイムス記事より抜粋)

 7.21参議院選挙 辺野古に関して党本部に聞く(沖縄タイムス記事より抜粋)

 立憲民主党は辺野古新基地建設反対・工事中止。国民民主党は辺野古新基地建設見直し。共産党は辺野古新基地建設反対・普天間基地即時撤去。自民、公明、日本維新の会は辺野古容認。

立憲民主党

−沖縄選挙区の位置付けは。
「知事選、衆院補選、県民投票と名護市辺野古の新基地建設反対の大きな県民の意思が示される中で、オール沖縄の結束をより強め、さらに明確な意思を示す選挙だ。土砂投入を続け、民主主義を蔑(ないがし)ろにする安倍政権に強い抗議の声を上げる意義もある。野党党首がそろって高良鉄美氏の応援に入ったように、非常に重視している」

−最大の争点は。
辺野古の新基地建設反対・・・

−米軍普天間飛行場の返還と、名護市辺野古の新基地建設への対応は。
まずは辺野古の工事は中止することだ。軟弱地盤の存在が明らかになり、完成まで10年以上、20年かかるとも言われている。普天間返還はより具体的な一歩を踏み出せるよう、一日も早く与党になり、米国と真摯(しんし)に交渉したい」 

 

国民民主党

−名護市辺野古の新基地建設と米軍普天間飛行場の返還については。
「米軍基地があれだけ偏在する沖縄で、普天間の危険性除去はしっかりやらないといけない。辺野古の新基地建設は県民の意思を尊重して、もう一度見直すのは非常に大事だ。特に、党として日米地位協定の見直しを中心に沖縄政策の提言をしているので、実現に向けて取り組みたい」

 

共産党

−沖縄選挙区の位置付けは。
「・・・全国的な争点でもある名護市辺野古の新基地建設を許すのかどうか、真正面から問われる。・・・」

−最大の争点は。
「民意にまったく耳を貸さない安倍政権の暴走を許すのかということだ。沖縄では知事選や県民投票、衆院補選で『辺野古ノー』の民意が示されているにもかかわらず無視をする。地方自治を蔑(ないがし)ろにしている。隠蔽(いんぺい)、改ざん、統計の捏造(ねつぞう)、老後に2千万円が必要とする年金問題もある。景気が悪化してきている中で、県民にも重くのしかかる消費増税をすることの是非も問いたい。首相が掲げる9条改憲は、日本が米国と共に戦争できる国にするという狙いがはっきりしている」

−米軍普天間飛行場返還への対応は。
「普天間が世界一危険というなら、ただちに閉鎖撤去して、辺野古の新基地建設は許さないということだ。普天間は沖縄の人々を収容所に入れている間に勝手に土地を取り上げた。ハーグ陸戦条約に照らしても国際法上違法で、無条件で返還するのが当然だ。トランプ米大統領が普天間の返還を土地の強奪だと言い出しているというが、許し難いことだ」

 

社民党

−沖縄選挙区の位置付けは。
「沖縄では何度も名護市辺野古の新基地建設ノーという民意が明らかにされているが、民意を一顧だにせず埋め立て強行を続けている安倍政権にノーを突きつける選挙だ。野党統一候補の高良鉄美氏の勝利に全力を挙げる。比例区に党から立候補している仲村未央氏が関東でも基地問題について訴え、広がりつつある。沖縄選挙区の戦いは全国にも勇気を与える」

最大の争点は。
「辺野古の新基地建設を認めるのか、認めないのかというのが一番大きな争点だ。・・・」

−米軍普天間飛行場の返還と辺野古新基地建設への考えは。
「当初の57年以内の返還という約束が果たされておらず、即時返還を一貫して訴えている。沖縄に海兵隊がいるから、日本の抑止力が保たれているのかというと、それは違う。基地を県内に新たに造ることは断じて許せない

 

公明党

−普天間飛行場の返還、辺野古新基地建設の対応は。
「基地の負担軽減は喫緊の課題だ。普天間飛行場の危険性除去の必要性は日米間で合意されており早期返還の実現に向けて政府に一層の努力を求めている。公明党は政府に参画する連立与党として日米合意を尊重せざるを得ないという立場から現行案の辺野古移設を容認しているが、政府には地元への説明努力と対話の継続を求めている」

−辺野古案容認の党本部と反対の県本でねじれがある。
「党本部は県本とお互いの立場をきちっと認識しながら対話をしっかりと続けている。そういう状況だ」

−安里候補も辺野古案に賛否を明らかにしていない。
「県民投票の民意に配慮しているのかもしれない」

 

自民党

−米軍普天間飛行場の返還と、名護市辺野古の新基地建設への対応は。

「・・・20年以上前に普天間返還に合意し、いまだに実現していないのは忸怩(じくじ)たる思い。ただ、基地負担軽減へ『できることはすべてやる』のが党の方針。北部訓練場が返還され、在沖米海兵隊のグアム移転も取り組んでいる」

「党として、普天間返還の現実的なアプローチは辺野古移設との立場だ。県民投票で投票した7割が反対だったことは重く受け止めないといけない。一刻も早く普天間の危険性を解消しなければいけない中、真摯(しんし)に取り組む必要がある」

−党は公約で辺野古移設を「着実に進める」としているが、安里氏は県民投票の結果などを受け、賛否を明言していない。

「沖縄を代表して国会や党に、こういう気持ちもくんでほしいと伝えてもらうためにも、安里氏を送ってもらうことが大事だ」

 

日本維新の会

−沖縄選挙区にどう取り組むか。
「今のような、振興と引き換えに基地負担を我慢してね、というようなやり方は良くない。基地はいらないと言うだけの一辺倒でもいけない。だが、現実的に負担軽減を進められるのは与党側だ。そういう中、維新は維新らしい意見を出していくということで、安里繁信氏を推薦する」

−最大の争点は。
「・・・沖縄でいえば、基地負担をどう軽減していけるのかが、最大のポイントだ」

−米軍普天間飛行場の返還と名護市辺野古の新基地建設については。
「日米間で長い協議をしてきた。蓄積を大事にしないといけないと思うし、どこかで普天間の代替機能を確保しないといけないという中で今、一番最適なのは辺野古しかないのではないか。

−マニフェストには「米軍普天間飛行場の負担軽減」と記述したが、辺野古には触れていない。
「大きな目標としては、沖縄の皆さんの心に寄り添い、基地負担を本土でもっと受け入れることを考えるべきだ。維新は過去に八尾空港でオスプレイの訓練受け入れを提案したこともある。一方で現実論として、今それを言い出しても、問題が来年や再来年に解決するわけではなく、現状では現実的な方法を選択せざるを得ない部分がある」