7.21参院選 あなたは誰を、どの党を選びますか。
普天間飛行場問題についての、自民党県連と自民党本部との公約の違いは、単に“ねじれ”と表現するにはあまりにも隔たりが大きい。そのうえに、沖縄県選出の自民党議員は県民を裏切り始めている。
既に、西銘恒三郎氏と島尻安伊子氏は普天間飛行場の辺野古移設推進を掲げ、自民党本部への忠誠を誓い、県民との約束を反故にしてしまった。
さらに、崎政久氏や比嘉奈津美氏もその言動に変化が生じている。
宮崎氏は「・・現在の日米合意である辺野古移設案を含め、さまざまな案を模索し、検証していく」としている。すなわち、宮崎氏は、「辺野古移設案」が選択肢の一つであると認めている。
また、比嘉氏も同様だ。比嘉氏は自らの公約は「県外移設を求める」ことだと指摘し、その実現ではないとしている。そのえで、「一議員に日米合意を覆せるだけの影響力はない」と県外移設は不可能だと断定している。
(参考 2013:7:1 7.21参院選を前に①沖縄選出自民党国会議員の変質〜注意喚起 自民党には任せられない〜)
東日本大震災による福島原発事故以降、脱原発が国策とされていたはずが、いつのまに再稼働申請手続きまで始まってしまった。脱原発以外に日本の進めべき途はない、のにである。口先だけの脱原発を唱える輩を選んではならない。
(参考 2013:7:8 脱原発以外に日本の進むべき途はない)
沖縄の基地問題と真正面から向き合っている党はどこか。
今参院選においては沖縄の基地問題を争点として、真正面から取り上げているのは社民党、共産党、生活の党のみ。公明党は沖縄基地問題について言及していない。
社民党・共産党を除く各党の沖縄の基地問題解決への関心度は極めて低い。自民・民主両党は日米合意推進を唱え、普天間飛行場移設問題については解決済みの姿勢だ。完全に思考停止状態。政府与党の公明党はさらに進み完全に無関心。
日本維新の会は国防論議の前には沖縄の基地負担など甘受すべきだとでも言いたいのかと思えるほどにそっけない。
みんな、みどり、新党大地は米国のご機嫌伺いの状況に陥っている。
生活の党は普天間飛行場の辺野古移設中止を主張しているものの、その後の政策が見えない。変質する可能性、きな臭さを感じる。
社民党、共産党が躍進する以外に沖縄の基地問題を解決する途はない。
(参考 2013:7:6 沖縄の基地問題と7.21参院選②(各党公約に見る沖縄への関心度)〜社民党、共産党が躍進する以外に沖縄の基地問題を解決する途はない。〜