オスプレイ飛行に関する日米合意は順守の必要なし(6月11日付琉球新報より転載)
6月11日付琉球新報に衝撃的記事が掲載された。日本記者クラブ沖縄取材団の取材に応えたクリストファー・ディマース航空安全担当官は、MV22オスプレイが市街地上空でのヘリモード飛行禁止と定めた日米合意について、「その取り決めを実際に書いていない者としては、安全に飛行するために定められた(別の)飛行基準に従って飛ぶ」と明言した。
実はこの日米合意を否定する発言は今回だけではない。2013年3月22日付琉球新報にも同じような内容が報道されだ。(当時)在沖米海兵隊報道部長のデービッド・グリーズマー中佐は「全く人口(密集)地を避けることはこの基地の場所からは不可能だ」と述べ、日米合意順守を否定した。(本HM記事許すなオスプレイ配備 在沖米海兵隊、米軍は合意順守と説明参照)
つまり、オスプレイ飛行に関する日米合意自体、そもそも実現不可能だったことを意味する。単に沖縄の怒りを鎮めるための絵空事にすぎなかったのだ。
このような沖縄を馬鹿にした、差別政策を執り続ける日米両政府を、絶対に許してはならない!!!
オスプレイ飛行、日米合意の順守必要なし 普天間担当官(6月11日付琉球新報より転載) 日本記者クラブ沖縄取材団は10日午後、米軍普天間飛行場を訪問し、同基地のピーター・リー司令官やクリストファー・ディマース航空安全担当官らを取材した。同飛行場に配備した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが市街地上空をヘリモードで飛ばないと定めた日米合意について、ディマース氏は「その取り決めを実際に書いていない者としては、安全に飛行するために定められた(別の)飛行基準に従って飛ぶ」と明言し、日米合意を順守する必要はないとの認識を示した。海兵隊はこれまで「できる限り守る」などと述べ、日本政府も順守を求めていた。 |