11月25日、玉城デニー知事は、沖縄県に対して、国が求めた埋立工事変更申請を不承認にしたと発表した。以下はこれまでの本HP記事に見る、辺野古新基地建設阻止を訴え続けた故翁長知事の発言の数々だ。

2019年3月3日記事 もう一度確認を2015年12月16日記事)代執行訴訟 翁長雄志沖縄県知事陳述書全文(12月2日付琉球新報より転載) 

・・・建白書を携えた東京行動から私が県知事へ立候補するまでの約2年の間に、普天間基地の県外移設を訴えて当選した県選出の与党国会議員が中央からの圧力により次々に翻意し、辺野古移設容認に転じました。さらに平成25年の年末には、安倍総理大臣との会談後、仲井眞知事が辺野古埋立申請を承認するに至るなど、県内移設に反対する足並みは大きく乱れました。しかしながら世論調査の結果を見ますと、普天間飛行場の辺野古移設に対する県民の反対意見は、約8割と大変高い水準にあり、オール沖縄という機運、勢いは衰えるどころか、さらに高まっていました。・・

2015年8月21日 基地問題で、沖縄は魂の飢餓感に苛まれている〜8月18日翁長知事と沖縄関連四閣僚(菅官房長官・岸田外相・中谷防相・山口沖縄担当相)会談①

・・・特に普天間は収容所に入っている間に基地が出来上がっているので、その意味から原点が違う。・・70年間、基地が君臨して、それが老朽化した、あるいは世界一危険になったからまたおまえたちが差し出せと。代替案があるのかというような形で話をされるこの自体が日本の政治の堕落だと前にも申し上げた・・、今日4人そろったところで話をさせてもらった・・・

2015年6月1日 辺野古強行は日米同盟を砂上の楼閣にする〜5月30日付琉球新報「知事に聞く」より

・・・安全保障は日本全体で、と言うのに本土のどこも受けてくれない。沖縄にあるのは(地政学的理由ではなく)他が受けないから。新たに造るのは大変だが既にあるところは慣れているし振興策でごまかせるだろうと。除染廃棄物の中間貯蔵施設を福島に、というのも同じ発想だ・・・。

 2013年11月に(当時幹事長の)石破茂さんに説得されて沖縄の自民党国会議員5人が辺野古移設を容認し、もうこういう人たちと政治を一緒にやってどうこうじゃないなと。誰がかわいそうって県民でしょ。で、昨年の3、4月くらいに女房にね、『俺、もう政治生命捨てようかな』と。当選するかは別に問題提起してやると」「(出馬要請に来た)革新の皆さんには『イデオロギーよりアイデンティティーだよ』と言った。保守には『僕は県外移設だよ』と言った。その上で県内で保革がけんかして、上で笑っているのは日米両政府だと。保革を乗り越えないと沖縄はどうにもならない。それには保守の側から近寄らないと駄目だ」−期待とともに圧力も大きいですね。「人間の生き方として、私たちの不作為で子や孫にまた同じ年月を過ごさせるわけにはいかない。沖縄に生まれてきた政治家の宿命だ。ピエロになっても消されてもいいから言うべきことを言わないと。身を捨てる気持ちがないとできない。政治家は使い捨て。私のみじめさは何でもないが、県民のみじめさは絶対あってはならない」

2015年5月18日 翁長知事あいさつ全文 3万5千人結集“戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会”

・・・沖縄から見ると、日本が独立をし、沖縄が切り離されたサンフランシスコ講和条約の祝賀式典で万歳三唱をする姿を見ると、また同じ歴史が繰り返されることはないだろうかと、あるいはまた、ミサイル数発で沖縄が沈むことはないだろうかと、将来の子や孫が、また捨て石として犠牲にならないか、沖縄に責任を持つべき責任世代として、しっかりと見極めていかなければならない。  そして、これは強調しておかなければならない。政府は普天間基地の危険性の除去がこの問題の原点だと言っているが、沖縄から言わせると、さらなる原点は普天間基地が戦後、米軍に強制接収されたことだ。何回も確認する。沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。・・・

2015年5月11日 「今回のことが素通りすると、20年も50年も一緒だ」大義は沖縄にあり。〜5月9日翁長知事記者会見要旨(中谷防相会談後)(5月10日付琉球新報より転載)〜

問:「20年後の防衛大臣も同じことを話すのではないか」という話が出たが、平行線のままなら20年後も普天間は今の場所に在り続けるとも受け取れる。
答:『本土は嫌だ』というわけだから。私は参院予算委員会の話もさせてもらったが『本土が嫌だと言っているんだから、沖縄が受けるべきだろう。不毛な議論はやめようや』というものがあるわけだから。今回のことが素通りすると、20年も50年も一緒だという認識をもっている
問:会談では「高飛車」という言葉を使った。
答:2年前、東京要請行動で全市町村長、全議長、県議もそろって(MV22オスプレイ配備・普天間の県内移設に)反対だと言った時に一顧だにしなかった。悩んだ形跡もなかった。他の都道府県ではあり得ない。これは明らかに沖縄に(基地を)置いておくことを前提として日本の政治が動いてきたということだ

2015年5月10日 大義は沖縄にあり〜5月9日翁長知事と中谷防相会談 知事冒頭発言全文(5月10日付琉球新報より転載)〜

・昨年暮れに中谷さんが防衛大臣に就任し、私が沖縄県知事に就任した。それぞれ、国と県の責任者として、またお会いできることを期待していたが、国会答弁やマスコミ報道等によると、大臣の方からは「今、話し合っても溝が深くなるだけだ」「日本の安全保障はどう考えているのか」「沖縄県のことは考えているのか」という私の方から見ると高飛車な発言が聞こえてきた。沖縄県民に寄り添ってご理解いただけるよう努力したいという政府方針とは程遠く、会えなかったことがさらに政府と沖縄の溝を深くしたのではなかいかなと思っている。

 普天間基地の5年以内運用停止の定義について、大臣は3月の安全保障委員会で「飛行機が飛ばないこと」と答弁した。しかし、4月24日に「幻想を振りまいてはいけない」とあっさり撤回して「仲井真知事と運行停止について、政府がやりとりした言葉であって、これが合意されたわけではありません」とも答弁している。5年以内の運用停止は前知事の埋め立て承認の大変大きな柱であり、前知事は官房長官も総理も約束したことが最高の担保だと言っている。空手形にならないようにぜひともしっかりと対応していただきたいと思っている。

 ・・・参議院の予算委員会が超党派メンバーで来県して、基地所在市町村の首長と意見交換した。その席上、普天間基地の県外移設に話が及び、自由民主党の議員が大きな声でこう言った。「本土が嫌だと言っているのだから、沖縄が受けるのは当たり前だろう。不毛な議論はやめようや」。こういう国会議員と私はどうやって日本の安全保障を議論できるのかと、大変絶望感を感じた。
 あらためて申し上げるが、沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。全部、戦後、米国に銃剣とブルドーザーで強制的に接収をされて今日に至っている。海兵隊ももともと沖縄にいたわけではない。本土にあったものが60年、70年代に沖縄に移ってきたわけであり、これも私たちからすると経緯について大変不信感もある。自ら奪っておいて「普天間基地が老朽化したから、世界一危険になったから、新辺野古基地に移設をさせる」「嫌なら代替案を沖縄が出せ」というこの考え方のどこに、私から言わせれば、自由と民主主義、人権という価値観を共有する国々との約束を実現する資格があるのかどうか。沖縄の視点から見ると、大変強く感じる。日米の安保体制、日米同盟は私はもっと品格がある、世界に冠たる、誇れるものであってほしいと心から願っている。

2015年4月18日 辺野古反対は圧倒的な民意!4月17日翁長知事・安倍首相会談(冒頭発言全文)

・・・安倍総理が2度目の政権を担ったとき「日本を取り戻す」という言葉がありました。私はとっさにそこに沖縄が入っているのだろうかと思いました。戦後レジームからの脱却ともおっしゃってましたが、沖縄に関しては戦後レジームの死守をしているかのようであります。

2015年4月6日 辺野古の新基地は絶対に建設することができない〜翁長知事の冒頭あいさつ全文 翁長知事・菅官房長官会談〜

・・・日本国民全体で負担する中で、日本の安全保障や日米安保体制、日米同盟をしっかりやってほしいというのが私の気持ちだ。
 オスプレイなどが本土で訓練する話もあったが、残念ながらいわゆる基幹基地を本土に持って行くという話がないから、訓練をしていずれ全て沖縄に戻ってくるのではないかという危惧は、今日までの70年間の歴史からすると、十二分に感じられることだ。不安がある。
 そして、どんなに言っても米軍の運用に自分たちは口を挟めないんだという形で物事が終わってしまう。環境問題もさることながら、日米地位協定の改定も抜本的な意味合いでやってもらわないと。沖縄の危惧は、今の日米地位協定の中では解決しにくいと思っている。
 今日まで沖縄県が自ら基地は提供したことはないということを強調しておきたい。

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