2010年4月25日、読谷村運動広場で開催された「米軍普天間飛行場の沖縄県内への移設に反対する県民大会」同大会に関する本HM記事で、私は当時の仲井真知事が挨拶で普天間基地の県外・国外移転に言及しなかったことを憂慮して次にように綴った。
県内すべての市町村首長及び議会議長の参加、自民党から共産党まで党派を超えた大会の中で、県民の代表である仲井真知事が最後まで普天間基地の県外・国外移転に言及しなかったのは何故か。実はそこに沖縄が抱え続けている基地問題の根本があるように思う。 知事の姿勢はそれなりの理由があるのだろうが、日米政府に沖縄の意思とは異なる謝ったメッセージを送ることにはならないか危惧する。その危惧とは、いづれは沖縄は苦渋の決断をするだろうという期待である。今回の大会が、沖縄は二度と苦渋の決断はしない、という意思を示したのであり、その意思に基づいて行動する出発点とならなければならない。 大会の締めに全員が行ったガンバロー三唱はその名のとおり、沖縄が基地負担軽減に向けて不退転の決意を示したものであり、日米両政府はこの事実を曲解することなく、真正面から受け止めるべきである。 |
様々な障壁で辺野古新基地建設が不可能な状況が見える中においても、なお埋立を進める日本政府には沖縄はいずれ「苦渋の決断」をするとの思いが見える。
その証拠に、4月21日の衆議院三区補欠選挙に立候補した政府自民党候補の島尻氏は辺野古容認を掲げ「普天間基地の危険性を一刻も早く除去するため、苦渋の選択ではあるが、容認せざるを得ない」として「苦渋の決断」であることを明確に示した。沖縄が二度としないと誓った「苦渋の決断」を持ち出してきた。
沖縄の未来のためには「苦渋の決断」などしてはならないことは明白である。
今衆議院沖縄三区補選においても、辺野古阻止、「苦渋の決断」拒否の沖縄の民意を明確に示さなければならない。
(2018/07/01)「沖縄は二度と(基地受入れの)苦渋の決断をしない」との意志を、あらためて明確に示せ〜沖縄の基地問題解決に向けて〜
2013:5:26 嘘だ。西銘衆議院議員の言う普天間飛行場の辺野古移設は「苦渋の決断」
2010:04:26 「4.25県民大会in読谷」に参加しました
(動画はokikozaさんより拝借)