町民生活の改善に向けて ②PFOS等環境汚染対策(後援会資料 フクチ義広の所信 5ページ)についての説明
嘉手納米軍基地周辺のPFOS等汚染状況は深刻です。一刻も早く汚染源を特定しPFOS等の有害物質を除去しなければなりません。町民の健康被害調査の実施、町内の井戸、湧水などが使えない状況を改善する必要があります。以下は汚染状況の説明です。
1.2014年から17年にかけての米軍による嘉手納基地内のPFOS等汚染調査
米軍によるPFOS等汚染調査(2014年〜17年)が未だに明らかになっていないのですが、報道によれば基準の760倍のPFOS等が検出されていると指摘されています。
今年2020年6月18日の衆議院安全保障委員会において、赤嶺議員の質問に、河野外相は米軍による調査の事実は日米両政府で共有されているが、開示については米軍の「了承」が必要として開示を拒否しています。
汚染事実を隠蔽する日本政府の姿勢は許されません。調査結果を開示させ、現状を明らかにし、PFOS等有害物質の除去対策を実施する必要があります。。
本HM記事参照)2019/07/01)PFOS等汚染問題。日本政府は知っていたのに放置し続けてきた!断じて許されない!
2.沖縄県環境部による河川湧水地下水調査
①平成30年から令和元年までの3回の調査が実施され、常時2000ng/Lを超える値を検出
②令和元年の追加調査でも25地点調査のうち21地点で基準を70ng/L超え、最高は2100ng/L


本HM記事参照)
(2020/05/30)PFOS汚染が深刻、嘉手納基地周辺の嘉手納町内河川、湧水、地下水。平成30年〜令和元年調査では2000ng/Lを超える値を検出。政府による環境汚染放置を許すな!!!
(2020/05/16)PFOS汚染が拡大する嘉手納町比謝川周辺湧水・井戸。最高2100ng/L。25地点調査の21地点からPFOS等を検出。令和元年度沖縄県有機フッ素化合物調査結果(追加調査)
3.県企業局による河川調査
沖縄県企業局によるPFOS等水源河川汚染調査(平成25〜30年調査)によれば、嘉手納基地周辺すべての河川で基準値(50n/l)を超過、最高20倍を超える汚染状況であることが明らかに。特に比謝川、大工廻川(ダクジャク川)の汚染状況は凄まじい。

本HM記事参照)2020/06/06)日米両政府は嘉手納基地の運用を直ちに停止し、PFOS等汚染を除去せよ!!! 嘉手納基地周辺河川のPFOS等汚染、基準値(50ng/l)を超過、最高20倍を超える汚染状況が明らかに!
4.環境省調査
2020年6月11日公表された環境省令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査結果。嘉手納・普天間両基地周辺河川・地下水・湧水からは次のとおり。
調査場所 | 測定値 | 基準値(50ng/l)比較 |
沖縄市のダクジャク川 | 1508.1ng/l | 30倍 |
宜野湾市のチュンナガー | 1303.0ng/l | 26倍 |
宜野湾市のメンダカリヒーガー | 815.3ng/l | 16倍 |
嘉手納町のシリーガー | 1188.0ng/l | 23倍 |