2016年1月14日午後6時20分 嘉手納町住民地域上空で違反飛行を繰り返すオスプレイと思われる機体と米軍ヘリ。危険極まりない!米軍は沖縄から出て行け!!!

2016-01-15

 連日撒き散らされる爆音と排気ガス。さらに極めて危険な住民地域上空での違反飛行。ここは戦場でも訓練場でもない。住民の生活空間だ。

 米軍は、直ちに、沖縄から出て行け!!!

2016年1月14日午後6時20分 嘉手納町住民地域上空で違反飛行を繰り返すオスプレイと思われる機体と米軍ヘリ。危険極まりない!米軍は沖縄から出て行け!!!

アフガニスタン配備のMV22オスプレイの事故率は他機種の40倍(1.12付琉球新報より)〜自衛隊はホントに購入するの?〜

2016-01-14

 1月12日付琉球新報によれば、アフガニスタンに配備されているMV22オスプレイの事故率が90時間に1件の割合で発生していることが、米海軍安全センター報告書で明らかになったという。

 しかも、運用時間も極めて少なく、事故が多い危険機材であるために、使用されていないことも明らかになった。これまでの事故原因を見ると、横風に脆く、高熱の下降気流により火災を起こす恐れがありため森林等地帯には不向き?、巻き上げた粉塵を吸い込み墜落の危険があるので砂漠地位でも不向き?。

 MV22オスプレイは、普天間飛行場に配備され宜野湾市上空はもちろん、本島北部・中部・南部の住民地域上空で違反飛行を繰り返している。沖縄は極めて危険な状況にある。

 沖縄配備のオスプレイは直ちに撤去せよ!

 さらに、自衛隊はオスプレイを購入するという。こんな危険機種、売買の目的物に重大な瑕疵があり、契約解除には十分すぎるほどの理由だ。

 契約は解除し、購入を中止すべきだ。

(2016.1.12付琉球新報より抜粋)

・・・米海兵隊がアフガニスタンに配備している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの2010〜12米会計年度までのクラスA〜Dの事故が90.4時間に1件発生していることが分かった。同国に配備された海兵隊の全航空機による事故の発生は3746.8時間に1件・・、オスプレイの事故割合は約40倍と突出している。

 10万飛行時間当たりで換算すれば事故発生率は全航空機の26.69件に対し、オスプレイは1105.56件となる。オスプレイの安全性に対する懸念が払拭(ふっしょく)されていない中、他の米軍機と比べて事故が多発している実態が明らかになった。海軍安全センターが10日までに同国での海兵隊航空機に関する事故報告書を公開した。
 報告書によると、アフガニスタンでのオスプレイの飛行時間は計723.6時間。同じ輸送機のCH53Eが1万9480.7時間、CH53Dが5630.5時間となっているのに対し、海兵隊の主力輸送機であるオスプレイの飛行時間が極端に少ないことも明らかになった。
 アフガンで発生したオスプレイのクラスA〜Dの事故は全部で8件。被害規模が最も重大な「クラスA」(200万ドル以上の損害や死者)が1件、ドライブシステムの損傷などクラスC(5万ドル以上、50万ドル未満の損害や致命的でないけが人が発生)が7件だった。事故の種類は兵員による損害が4件、整備によるものが2件、出力低下が1件、「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」が1件だった。
 オスプレイ以外では沖縄国際大学に墜落したヘリコプターと同型機のCH53D大型輸送ヘリが938.4時間に1件、米軍普天間飛行場にも配備されているCH53Eが2435.0時間に1件、F18戦闘機が3837.5時間に1件の割合で事故が発生している。また10万飛行時間当たりの事故の発生率はCH53Dが106.56件、CH53Eが41.07件、F18が26.06件となっている。米国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は琉球新報に対し、「平時の運用では素晴らしい航空機だが、戦闘下では実用性が厳しく制限されてしまう」と指摘した。

2016年1月13日午後4時 嘉手納町住民地域上空で、爆音と排気ガスをまき散らし違反飛行を繰り返す米軍へリ。

2016-01-14

 2016年1月13日午後4時 嘉手納町住民地域上空で、爆音と排気ガスをまき散らし、低空違反飛行を繰り返す米軍へリ。危険極まりない!うるさい!人権侵害だ!!

工事を止めた! 2016年1月13日 嘉手納爆音原告団嘉手納支部の辺野古ゲート抗議行動に参加しました(動画あり)

2016-01-13

 1月13日、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団嘉手納支部18名で、キャンシュワーブゲート前抗議行動に参加した。

 午前11時頃に参加した。ゲート前には埼玉、千葉、名古屋からの参加に加え、韓国からは平和研究者のメンバーも座り込みに加わった。

 早朝からの座込み行動が功を奏し、今日は工事車両の搬入はなし。勝利のラインダンスにも参加した。

 いよいよ明日は週2回の工事阻止行動に向けて、力を尽くそうと誓い合った。

 絶対に、市民、県民の力で工事を止めるぞ!!!

2016年1月13日12時13分 辺野古阻止行動 工事を止めた。勝利の唄「沖縄を返せ!!!」嘉手納爆音原告団嘉手納支部

2016年1月10日午前8時 73.9db嘉手納米軍基地。日曜日も朝から異常爆音、離陸。うるさい。米軍は沖縄から出て行け!!!

2016-01-10

2016年1月9日 嘉手納町住民地域上空で爆音と排気ガス撒き散らし、一日中違反飛行を繰り返す米軍機。米軍は沖縄から出て行け!

2016-01-09

 2016年1月9日 嘉手納町住民地域上空で爆音と排気ガス撒き散らし、一日中違反飛行を繰り返す米軍機。住民地域での危険極まりない訓練飛行。絶対に許されない!

米軍は沖縄から出て行け!

佐喜眞宜野湾市長(普天間飛行場の辺野古移設)推進も容認もしない。〜宜野湾市長選挙、佐喜眞宜野湾市長争点ぼかしに終始(公開討論より)〜

2016-01-09

 1月7日に開催された宜野湾市長選挙予定候補者公開討論会(琉球新報、沖縄テレビ、ラジオ沖縄主催)。同討論会での、シムラ恵一郎氏、佐喜眞敦氏両氏の発言要旨が1月8日付琉球新報に掲載された。

 争点の一つである普天間飛行場の辺野古移設問題。辺野古新基地建設阻止の民意は、2014年の一連の選挙で示された。佐喜眞市長は先の宜野湾市長選挙で「普天間飛行場の県外移設」を公約したが、その後は公約を撤回したかのような行動に終始している。

 佐喜眞市長の「普天間飛行場の県外移設」公約が、その目処さえ立っていない現状において、今選挙争点の一つは、佐喜眞市長が「普天間飛行場の県外移設」公約を維持するか否かである。

 この争点に対して、佐喜眞市長は「推進も容認もしていない」と発言し、さらに「移設先は日米料政府で決める」と続けた。「普天間飛行場の県外移設」の公約を維持するのであれば、辺野古新基地建設に反対しなければ筋が通らない。日米両政府の現段階における選択は辺野古移設だ。この発言により、佐喜眞市長が「普天間飛行場の県外移設」の公約を撤回したことは明確になった。

 自らの公約を撤回しながら、そのことを認めず、争点ぼかしに終始する佐喜眞氏。次期宜野湾市政を担う人材としてふさわしいのか、はなはだ疑問だ。

以下は1月8日付琉球新報からの当該部分の抜粋である。

クロス討論  志村 市長就任後、市広報でも「普天間飛行場の県内移設は不可能な状況で、県内移設によらない早期閉鎖・全面返還を」と言っていた。考えに変わりはないか。あなたは、辺野古移設問題への是非を明確にしていない。有権者に新基地について分かりやすい言葉で言ってほしい。新基地を推進する、容認派なのか。  佐喜真 いつの時代も宜野湾市民が普天間飛行場に苦しめられる。騒音問題、計画的なまちづくりができない、あるいは小学校で年1回避難訓練をする子どもたちがいる状況を解放してほしいというのが私の願いで、あくまで変わっていない。しかし私が一番危機感を持っているのが固定化だ。常に市民の側に立ち、市民と生きる。普天間飛行場の返還を実現するという強い思いを訴えていく。  志村 辺野古の建設を推進するのか。曖昧にした争点ぼかしは許されない。  佐喜真 推進も容認もしない。移設先は日米料政府で決める。市民の生命財産を真っ先に考えることが宜野湾市長の役目だ。

2016年1月8日午後1時 代執行訴訟第2回口頭弁論 翁長知事を支える事前激励集会に参加しました(動画あり)

2016-01-09

 昨日、2016年1月8日午後1時 代執行訴訟第2回口頭弁論翁長知事を支える事前激励集会に参加しました。

 福岡高裁那覇支部前の城岳公園には、集会開始の12時30分には多くの市民・県民が集まってきた。そして、集会開始時刻の午後1時には、雨脚が強くなるなか、800人が結集し、翁長知事を支える沖縄の民意を示した。

 翁長知事は、あいさつの中で、「雨の中を、このように多くの方がお集まりいただき、勇気を頂くとともに、この裁判、必ずや勝利すると確信をいたします」と述べ、そして、「辺野古に基地は絶対に造らせないという決意で頑張っていく決意です」と述べ、集会参加者ととにも沖縄の民意を力強く確認した。さらに、重要なのは今月24日投開票の宜野湾市長選挙であり、この選挙に勝ち、さらに6月の県議会議員選挙、7月参議院選挙に勝利しようと述べた。

 今年は闘いの年。集会の最後には、集会参加者全員、そして集会に参加できなかった多くの市民・県民の分も含めて、団結ガンバローで、裁判も、選挙もすべて勝ち抜こうとの決意を確認した。

2016年1月8日午後1時9分 翁長知事あいさつ 代執行訴訟第2回口頭弁論事前激励集会

2016年1月7日午後9時から10時 沖縄市八重島(沖縄市民会館民会館)上空で、爆音と排気ガスをまき散らし違反飛行を繰り返す米軍機。米軍は沖縄から出て行け!!!

2016-01-07

2016年1月7日午後4時 沖縄市街地上空で違反飛行を繰り返す米軍戦闘機

2016-01-07

 2016年1月7日午後4時 沖縄市街地上空で違反飛行を繰り返す米軍戦闘機!!!

 ここは戦場じゃないぞ!!!米軍は沖縄から出て行け!!!

2016年1月7日午後4時33分14秒 沖縄市市街地上空で違反飛行を繰り返す米軍戦闘機

2016年1月7日午後4時33分55秒 沖縄市市街地上空で違反飛行を繰り返す米軍戦闘機2機

オスプレイの事故率は2倍に。2015年末MV22オスプレイのクラスA事故率は3.69件、配備当初事故率1.93件〜直ちに、オスプレイを撤去し、購入契約は解除せよ〜

2016-01-07

 1月6日付琉球新報によれば、2015年末段階で、MV22オスプレイの10万飛行時間当たりのクラスA事故率は3.69件となり、配備当初の事故率は1.93件の2倍に増加していることが分かった。

 クラスA事故は、損害額200万ドル以上若しくは死者が出ている事故をいう、重大事故だ。(参照本HM記事再掲載 2012.8.9記事)海兵隊のオスプレイの事故率は他機材より、明らかに高い。これでも安全か?

 重大事故の発生率が2倍となっている以上、安全とは言えなくなった。配備の撤回はもちろん、日本政府による購入契約も解除すべきだ。契約の目的物に重大な瑕疵があることが明らかになった以上当然だ。

 以下は同紙からの転載だ。

オスプレイ事故率倍増 普天間配備以降、各地で「重大」続発(1月6日付琉球新報より)   
 米海兵隊が2012年10月に普天間飛行場に配備した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、10万飛行時間当たりの重大(クラスA)事故の発生率が、配備された時点の1.93件から、15年12月時点で3.69件と約2倍に増加していることが分かった。琉球新報の取材に米海兵隊が明らかにした。日本政府などは事故率について「一般に飛行時間の増加に伴い低減する」などと説明してきたが、実際は普天間への配備後3年が過ぎた段階でも上昇傾向となっている。
 米海兵隊によると、今回明らかにした15年12月末の数値は、10米会計年度(09年10月〜10年9月)以降、15年12月までの統計。オスプレイの総飛行時間は21万4千時間に達している。
  航空機の事故発生率の数値は一般的に、開発や導入の初期段階に多く、改善を経た運用の安定に伴って減少し、機体の老朽化で再び増加に転じる「バスタブ型」を示すと言われている。
 オスプレイの運用に関しては、11年2月、事故率を比較するための飛行時間の指標とされる10万時間を突破した。開発段階も含む1999〜11米会計年度の10万時間当たりのクラスA事故発生率は3.99件だった。
 普天間配備について米側が正式に公表した11年6月段階で、米側はオスプレイのクラスA事故率は10万飛行時間当たり1.28件で、当時の海兵隊平均の2.46件を大きく下回っているとして、「最も安全な航空機の一つ」などと強調していた。
 日本政府が「最新の数値」として公表していた14年9月段階のクラスA事故率は2.12で、配備当初よりも増えていた。その後も14年10月にアラビア湾、15年5月にハワイ、15年12月にカリフォルニア沖でクラスA事故が発生し、15年末段階で10万飛行時間当たりのクラスA事故率は3.69件に達した。
  米海兵隊は琉球新報の取材に「(実戦配備の)07年以降、MV22は極めて厳しい状況下で幅広い任務に投入されてきた」とした上で、オスプレイの事故率は「他の海兵隊航空機と比べても同程度だ」と強調した。

7月8日付琉球新報より
米海兵隊がまとめた2006年〜11年の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故発生状況   ※被害額()日本円は当HMで記載
日  付 場  所 原     因
クラスA(200万ドル(1億6000万円)以上の損害や死者が発生。)
2007/11/6 ノースカロライナ 夜間訓練中にエンジンルームから炎
2011/7/7 アフガニスタン 乗組員が200フィート付近で機体裏側から落下。1人死亡。
クラスB(50万ドル(4000万円)以上、200万ドルより少ない損害や、一部永久的な障害が残るけが人が発生。)
2009/5/27 ノースカロライナ 修理のために再始動させた際、エンジンの排気装置から発火
2009/6/10 コロラド 飛行中にエンジン圧力が失速、けが人はなし。
2011/4/1 アリゾナ 滑走の間に前脚が外れた。
2011/6/23 ユタ 離陸直後、落下着陸。けが人はなし。
2007/   着陸後、エンジンルームから炎。けが人はなし。
2007/   飛行中に前足が落下。
クラスC(5万ドル(400万円)以上、50万ドルより少ない損害や致命的でないけが人が発生。)
2008/2/5 ノースカロライナ メンテナンス中にエンジンルームから落下。1人けが。
2008/3/14 ノースカロライナ エンジン起動時にエンジンルームの右から炎上。2人の海兵隊員が治療。
2008/9/30 ノースカロライナ 着陸装置を格納する際にECHOLINEに駐機。
2008/   エンジンルームへの送風失敗。
2009/7/18 カリフォルニア 飛行機の検査中に中翼が炎上したという表示があった。
2010/3/25 ノースカロライナ 飛行訓練中に落下着陸。機体にダメージはない。
2010/5/18 ノースカロライナ 機体は不良土地への着陸でダメージを受けた。
2010/7/13 アフガニスタン 航空機が誘導電圧を下げて、着陸装置がエンジンルームの底に当たった。
2010/7/21 アフガニスタン エンジンルームの入り口の一部が着陸地帯の後方に落下。
2010/11/1 アフガニスタン 整備士がエンジンルームの入口から落下した。
2010/11/9 アフガニスタン 航空機の前脚が夜間着陸の際に落下した。
2010/12/3 ノースカロライナ 整備士がエンジンルームから落ちて頭を打った。
2010/12/16 ノースカロライナ 前脚が落下、機体の一部にダメージを引き起こした。
2010/12/21 ノースカロライナ プロペラが機体から外れた。
2010/12/25 ジブチ 高い位置でホバリングをする際に着陸帯意外に落下着陸した。
2011/4/14 ノースカロライナ メンテナンス中にエンジンが炎上、消化。けが人はいない。
2011/4/21 アリゾナ バードストライク。ダメージは飛行後の検査で発見。
2011/5/2 カリフォルニア メンテナンス中に操作システムにダメージ。
2011/7/22 アフガニスタン エンジンルームの外れ止めの故障点検中に踏み台が回転中のプロペラの翼に当たった。
2011/8/5 ノースカロライナ 訓練中に海兵隊員がけが。
2011/8/5 ノースカロライナ 試験飛行中にギアをあげたまま着陸した。
2011/8/27 アフガニスタン メンテンナンス中に操作システムのダメージが発生。

 2010年4月のアフガニスタンでのオスプレイの墜落事故。兵士3名民間人1名が死亡した。この事故に関しては事故原因はパイロットの操縦ミスだったと報告されているが、事故調査にあたったドン・ハーベル元准将は、QABのインタビューに次のように答えている(以下は7月10日付同HM記事からの抜粋)クリックで同記事へ。検動かぬ基地 vol.109 緊急インタビュー「操縦ミスではない」(QAB 動画)」

ハーベルさん「・・私の調査でわかったことは、パイロットは素晴らしい操縦をしていたということです」・・・

ハーベルさん「エンジンの回転数はおよそ80%でした。オスプレイは両方のエンジンに問題が生じない限り、80%の出力で飛ぶということはありません」

さらに、VTRには急降下する機体のエンジンから白い水蒸気のようなものが吹き出ているのが映っていました。

ハーベルさん「最終的にこの蒸気のようなものが、熱を持ったものなのか、冷たい燃料なのか特定することはできませんでしたが、この事実は何かエンジンに問題があると確信を持たせるものでした」

・・・

 調査委は、後続機が撮影したエンジンの煙や、操縦士らがエンジン不調を思わせる会話をしていたという証言などから、事故で死亡した操縦士が出力を上げようとしたのに十分な推進力を得られなかったという見方を報告書に盛り込んだ。

 だが、同年8月にこうした内容を説明した調査委に対し、司令部のワースター司令官(空軍中将、当時)は強く反発。説明を約15分で打ち切り、「悪いが、いかなるエンジンの不調があったとも考えられない」と言い渡して報告書を作り直すよう命じた。

 調査委が8月下旬に内容を変えないまま報告書を提出したところ、司令部はオスプレイの開発を担当した米軍の部署に独自に事故の分析を依頼。司令部はその結果を元に、エンジンの不具合は事故と関係ないという公式見解を出した。

 調査委の報告書は同年12月に公表されたが、司令部の公式見解も付記された。軍事専門メディアは当時、司令部内で見解が対立する異例の事態だと報じた。

 ハーベル氏は、「調査委の法務担当者は、上官が調査をゆがめようと軍の階級を不当に利用したと言っている」と指摘。「オスプレイはとても物議を醸している機体だ。米議会が軍事予算削減を目指すなか、否定的な情報が出て欲しくないと思ったのではないか」「オスプレイのエンジンの信頼性は疑問で、改善の余地はある」と語った。

 一方司令部は、朝日新聞に対して「機体不良を知らせる警告音が出ておらず、乗組員が話し合った様子もないことから、エンジン不調が事故原因ではないと結論づけた」と答えた。

 これについては、7月13日付産経新聞でも「オスプレイ墜落事故 米元事故調委員長インタビュー「空軍から圧力あった」」(クリックで同記事へ)との記事が掲載されている。

 今年に入って2度の墜落事故を起こしているオスプレイ。過去の事故原因も調査不十分なまま、さらに今年に入って2度の墜落事故の調査結果も出ないままに、沖縄へ配備するという、日米両政府の姿勢は無責任極まりない。

 オスプレイ配備阻止あるのみである。

 今日(8月9日)付琉球新報に、米海兵隊がオスプレイで2001年10月〜12年7月に起きた中・小規模のクラスB、C(200万ドル未満の損害やけが人発生)の事故率を公表したとの記事(クリックで同HMへ)が掲載された。この記事をもとに、オスプレイの事故率を一覧表にした。本HM記事米海兵隊オスプレイ事故(2006年〜2011年)の状況〜大事故は度重なる小さな事故の結果。これでも安全機材か。〜も参考にした。

 オスプレイの事故率は、唯一AV8B(ハリアー戦闘機)の飛行中事故率よりは低いものの、他の事故率よりはいずれも高いことが明らかとなった。これにより、日本政府が説明してきた他の機材に比較して安全性が高いとの主張は否定された。

 日米両政府は、直ちにオスプレイ配備を中止すべきである。 

MV22と主な海兵隊航空機のクラスB,Cの事故率(2001年10月〜12年7月)(クラスAについては事故件数のみ)

クラスA
損害額(1$=80円換算)
200万ドル(1億6000万円)以上
人的損害の程度 死者が発生
MV22オスプレイ事故件数 4件
クラスB
損害額(1$=80円換算)
50万ドル(4000万円)〜200万ドル(1億6000万円)未満
人的損害の程度 一部永久的な障害が残るけが人が発生
事故現場等 B(AGM) B(FM) B(FRM)
飛行場 飛行中 飛行に関連する事故
事故率 AV8B(ハリアー戦闘機) 1.68 5.87 0.00
CH46(中型ヘリ) 0.42 0.62 0.00
CH53(大型輸送ヘリ) 1.92 0.72 0.24
海兵隊航空機平均 0.90 2.07 0.09
MV22オスプレイ 3.8 2.85 0.00
MV22オスプレイ事故件数 9件
クラスC
損害額(1$=80円換算)
5万ドル(400万円)〜(50万ドル(4000万円)未満
人的損害の程度 致命的でないけが人が発生
事故現場等 C(AGM) C(FM) C(FRM)
飛行場 飛行中 飛行に関連する事故
事故率 AV8B(ハリアー戦闘機) 2.80 5.59 0.00
CH46(中型ヘリ) 3.12 1.04 0.21
CH53(大型輸送ヘリ) 5.53 6.73 2.4
海兵隊航空機平均 3.53 4.58 0.71
MV22オスプレイ 11.41 10.46 1.90
MV22オスプレイ事故件数 27件

 オスプレイ、またも緊急着陸。今年7月9日にもノースカロライナ州の海兵隊のニューリバー航空基地所属のするオスプレイが、基地から約80キロ離れた空港に緊急着陸したばかりだ。

 二度の墜落事故に続いて、相次ぐトラブルによる緊急着陸。しかも、今回は市街地の空き地への緊急着陸だ。普天間飛行場は住宅密集地のど真ん中に位置している。飛行場周辺にはヘリが緊急着陸できるような空き地などない。こんな状況下で配備など許されるはずがない。

 7月の緊急着陸について、日本政府の対応は次のように対応した。藤村官房長官は、緊急着陸や予防着陸は様々な航空機にあることで、オスプレイに限らない。念のため問い合わせる、と述べ問題にしない姿勢を示し、森本防相は、別に事故が起きたわけではないと問題視しないとした。

 しかし、今回はそうはいかない。3カ月の間に二度も民間地域に、しかも、今回は市街地への緊急着陸である。 

 普天間のみならず、日本へのオスプレイ配備は不可能だ。日本政府は毅然として米政府に告知すべきである。

米国ノースカロライナ州 海兵隊オスプレイ緊急着陸(QAB)

米民間地でオスプレイ緊急着陸(沖縄タイムス)

オスプレイ緊急着陸 米ノースカロライナ 燃料漏れか(琉球新報)

オスプレイ 警告の表示で緊急に着陸(NHK NWESWEB)

【今年7月9日の緊急着陸】

通常訓練中のオスプレイが緊急着陸 米国(日テレ)〜アメリカの複数のメディアは、ノースカロライナ州の海兵隊のニューリバー航空基地に所属する新型輸送機「オスプレイ」が9日、基地から約80キロ離れた空港に緊急着陸したと伝えた。基地の関係者らによると、オスプレイは通常の訓練中で、ケガ人はなかった。パイロットから「ドライブシャフトに問題が生じた」との連絡があったという。〜

オスプレイ緊急着陸 米の民間空港(琉球新報)〜米東南部ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー基地に所属する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが9日午後(現地時間)、同州のウィルミントン国際空港に緊急着陸した。けが人はいない。ABCニュースなどが報じた。飛行中にドライブシャフトに何らかの不具合が生じたとみられる。
 ABCなどによると、オスプレイの操縦士が「ドライブシャフトに問題が発生した」と空港管制に連絡し、緊急着陸を行ったという。ニューリバー基地広報は通常の飛行訓練を行っていたとしている。〜

再掲載 2013.8.28記事)オスプレイ、またも事故〜これでも狭隘な沖縄へ配備するのか〜

2016-01-06

 報道によれば、米国ネバダ州のクリーチ空軍基地の近くで26日午後3時半(日本時間27日午前7時半)ごろ、通常訓練中の米海兵隊MV22オスプレイが着陸に失敗した。乗組員4人にけがはなかったという。

 またもや、オスプレイの墜落事故だ。昨年2012年だけでも、マスコミ報道されている事故だけでも4件である。内容は以下のとおりだ。

  日 時 事故の概要等
2012年4月12日  モロッコでの訓練中の墜落事故(隊員4名が死傷)

オスプレイが墜落事故 死傷者4名 沖縄配備を許すな!!!

モロッコでのオスプレイ墜落事故(死傷者4名)続報!!!

2012年6月13日 アメリカ・フロリダ州訓練飛行中のオスプレイCV22が墜落事故

アメリカフロリダ州 今度は米空軍オスプレイ墜落(QAB)

2012年7月9日 機体トラブルで、ノースカロライナ州の民間の国際空港に緊急着陸

オスプレイが民間空港に緊急着陸

2012年9月6日 MV22オスプレイ、ノースカロライナ州の市街地に緊急着陸

オスプ配備阻止 オスプレイ、7月に続きまたも緊急着陸、しかも今回は市街地へ

オスプレイ配備阻止 7月に続いて、またも緊急着陸。しかも今回は市街地の空地へ・・

 日米両政府は、これでも、危険機材オスプレイを沖縄へ配備するつもりか。

 直ちに、すべてのオスプレイを撤去せよ!!!

オスプレイが米西部で不時着 けが人なし(8月27日 NHK NEWSWEB より抜粋)

 アメリカ海兵隊が沖縄の普天間基地に配備した、新型輸送機オスプレイの同型機が、26日、アメリカ西部のネバダ州で不時着・・。乗組員4人にけがはなく、アメリカ軍で原因を調べています。

 アメリカ海兵隊によりますと、アメリカ西部のネバダ州にある空軍基地の近くで、現地時間の26日午後3時半すぎ、日本時間の27日午前7時半すぎ、海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ1機が、訓練中に不時着しました。
 不時着したオスプレイは、カリフォルニア州にある海兵隊のミラマ−基地所属で、4人の乗組員が乗っていましたが、けが人はいないということです。
 海兵隊は、着陸した際、強い衝撃が加わる、いわゆるハードランディングだったと説明していますが、機体が損傷したのかどうかについては明らかにせず、原因も調査中だとしています。
 現地のメディアは、オスプレイが、ネバダ州にあるクリーチ空軍基地からおよそ5キロの地点に不時着し、「基地の兵士たちが、地元の当局と協力して、一般の市民が現場に近づかないようにしている」などと伝えています。
 オスプレイが配備された沖縄では、オスプレイの安全性を疑問視する声が強く、今回の不時着によって、反発がさらに強まることも予想されます。

沖縄県知事「詳細分からない」
 ・・・、沖縄県の仲井真知事は那覇市内で記者団に対し、「そうした情報は聞いているが、詳細がまだ分からないのでコメントは差し控えたい。現在、事実関係を調査している」と述べたうえで、「こうしたことが起こらないようにと思っていたのに」と話しました。
外務省 米に情報提供求める
 ・・・、外務省の冨田北米局長は、27日夕方、アメリカのトン駐日公使と電話で会談し、詳しい状況や原因などについて、日本側に速やかに情報を提供するよう要請しました。
これに対し、トン公使は、情報提供に応じる考えを示したということです。

再掲載 2013.9.25記事)オスプレイ、またも緊急着陸 20日アリゾナ州のコットンウッド空港に

2016-01-06

 今日24日付琉球新報によれば、MV22オスプレイ1機が、20日、米国アリゾナ州の民間空港、コットンウッド空港に緊急着陸したという。

 MV22オスプレイは先月26日に墜落事故を起こしたばかりだ。

 現在、普天間飛行場に強行配備されているオスプレイは23機。基地負担のみならず、危険負担に曝されている沖縄の現状がよく分かる。これでも、配備を継続するのか。

米アリゾナ州でオスプレイ緊急着陸 火災警報が誤作動(琉球新報)

 「アメリカ合衆国アリゾナ州コットンウッド空港」で検索すると、同空港周辺の様子が分かる。砂漠の中の空港である。米国では人身・財産に被害が及ばないように配慮されているとみえる。

 「普天間飛行場」で検索するとどうか。人口密集地の真ん中にある。前米国防長官ラムズフェルド氏は普天間飛行場をして「世界1危険な基地」と称した。そのとおりである。これでも日米両政府は放置しつづけるつもりか。

 日米両政府は、市民の生命・身体・財産に危害が及ばないうちに、早急に普天間基地を撤去しなければならない。

再掲載2015.5.20記事)ハワイでのオスプレイ墜落事故(動画あり)。すべて米国任せの中谷防相発言。これで主権国家といえるのか。!!!

2016-01-06

 5月17日ハワイのベロウズ空軍基地で事故を起こしたMV22オスプレイ。乗員1名が死亡し、21人が病院搬送された。映像を見ると、着陸失敗ではない。墜落だ。

【Hawaii military aircraft Osprey crash / Hawaii News Now】  

 さらに、事故を受けての中谷防相の記者会見。すべて米国任せの中谷防相発言には目を覆いたくなる。以下にそのやりとりを抜粋した。

 記者からの「自衛隊機の場合なら、原因判明まで飛行はしない、何故、米側にそれを求めないのか。」の問いに、
「・・米軍の運航・運用・・は、米側の判断の下に行っておりまして、米側も同じ米国人の兵士が乗って運用しておりますので、安全性については十分考慮した上で判断すると思っております。」

「現在、こういった原因について、米側から情報提供を頂いていくようにお願いしております。」

「米側は、それぞれの運用等については、米側が責任を持って実施をしている・・」

 記者から「大臣として、納得するのですか。」との問いに

「この安全対策については、今日は直接、米側の司令官に申し入れを致しました。」

 記者から「なぜ自衛隊機が重大事故を起こした時は、原因が分かるまで飛行しないのに、米側にそれを求めないのですか。」との問いには

「基本的に、米政府の責任の下に運用しているということです。」

 記者から、事故の責任等については問われると

「基本的に米軍が、まず当事者であると。当然のことながら、米国の運用とか、また部下の安全については、米側が責任を持って判断をしていくことであります。日本における運用等についても、私の方から安全に留意をするということと、今回の件についての情報提供を今求めているところであります。」

 危険機材オスプレイは、沖縄で連日住民の頭上を飛び交っている。沖縄の普天間飛行場で運用されている同型機がハワイで墜落し、多数の死傷者を出したのだ。当然、運用停止を求めるべきである。にもかかわらず、それをしない政府の姿勢は正気の沙汰とは思えない。事故原因追及についてもすべて米国任せだ。

 これで主権国家といえるのか。 

 さらに、記者から、自衛隊へのオスプレイ導入計画について問われると

「これは米側の報告を待って、対応を判断していきたいと思っております」と応えた。

 この国は主権を失っている。

以下は防衛相HMから当該部分のみ転載した。 

平成27年5月18日防衛大臣臨時会見概要(クリックで同HMへ)
Q:オスプレイなのですけれども、ハワイで死亡者が出る事故がありました。この事故の重大性について、どう捉えられているのかということと、今日、アンジェレラ司令官ともお会いされたかと思うのですけれども、その中で、直接安全対策の徹底等々、求められたのかどうか。それについてお願いします。
A:私からも、まず、アンジェレラ司令官に対して、本日早朝ハワイで起きたMV−22の事故について言及を致しました。これは地元の自治体の関心が非常に高いということから、速やかな情報提供をお願いをしたいという旨発言を致しました。アンジェレラ司令官から、「これまでの事故と同様、本件についても、分かり次第、情報提供をしていきたい」旨、また、「安全な運用に心掛けていきたい」という発言がございました。政府としても、着陸失敗の原因等の関連情報を速やかに提供するとともに、普天間所属のMV−22のオスプレイについても、引き続き、安全面の最大限の配慮を米側に対して申し入れを致しております。これに対して、米側から、「本件について、迅速かつ透明性を持って対応したい」という返答があったということです。
Q:既に沖縄県では、翁長知事が、原因究明されるまで、普天間に配備されているオスプレイについて、運用停止するよう米側に求める意向を示されていますけれども、それについてはいかがでしょうか。
A:在日米軍の運用になる訳でありますが、この在日米軍の日々の訓練というのは非常に重要な事でありまして、第一に、米側が当事者でありますので、こういった乗務員等の安全については米側が判断すべきであって、私の方からも、地元に対しても心配があるという点で申し入れを致しましたので、これについての、原因の関連情報を提供していただきたいとか、また、安全面の最大限の配慮を申し入れをしたということでございます。
・・
Q:オスプレイの関係なのですけれども、かねて、オスプレイの安全性については高いという見解を示されてますけれども、今回の事故を踏まえて、改めて安全性についてのご見解をお聞きしたいのと、佐賀空港へのオスプレイ配備の計画についての影響はどのようにお考えでしょうか。
A:これは、米側で、今朝発生した事故でありますので、こういった原因等をよく米側に情報を頂いた上で判断をしていきたいと思っております。
Q:佐賀空港の配備計画については、特に影響はないということでよろしいですか。
A:現在も、佐賀空港につきまして、地元の方にお願いを致しておりますので、より丁寧に、説明をしていきたいと思っております。
Q:大臣、こういった重大な事故が起きたとき、自衛隊機の場合でしたら、原因がわかるまで飛行はしませんが、何故、米側にそれを求めないのですか。
A:先ほどもお話を致しましたが、米軍の運航・運用については、米側の判断の下に行っておりまして、米側も同じ米国人の兵士が乗って運用しておりますので、安全性については十分考慮した上で判断すると思っております。
Q:自衛隊が、こういった事故の時は運用を止めているわけだから、米側もそれに従ってくれという要求はされませんか。
A:現在、こういった原因について、米側から情報提供を頂いていくようにお願いしております。
Q:自衛隊の場合、こういった事故があった時は運航しないのに、なぜ米側にそれを求めないのですか。
A:米側は、それぞれの運用等については、米側が責任を持って実施をしているということです。
Q:大臣として、納得するのですか。
A:この安全対策については、今日は直接、米側の司令官に申し入れを致しました。
Q:なぜ自衛隊機が重大事故を起こした時は、原因が分かるまで飛行しないのに、米側にそれを求めないのですか。
A:基本的に、米政府の責任の下に運用しているということです。
Q:関連なのですけども、仮に機体の構造上、問題があった場合に、その運用が続いて事故が起こった場合に、その責任の所在というのは日本政府にあるとお考えになるか、それとも米政府なのか、その点をお聞かせ下さい。
A:基本的に米軍が、まず当事者であると。当然のことながら、米国の運用とか、また部下の安全については、米側が責任を持って判断をしていくことであります。日本における運用等についても、私の方から安全に留意をするということと、今回の件についての情報提供を今求めているところであります。 
平成27年5月19日防衛大臣臨時会見概要(クリックで同HMへ)
Q:オスプレイの事故に関してですけれども、昨日、アメリカ側に大臣からも迅速な情報提供など求められた訳ですけれども、現状、事故原因等について、これまでにアメリカ側からどのような情報がもたらされていますでしょうか。
A:求めた際に、米側から「本件について迅速、かつ透明性を持って対応したい」と反応がありました。この情報提供を各レベルで求めておりますが、現時点において、まだ返事はありません。引き続き、その努力を続けて参りたいというように思っております。
Q:その見通しですけれど、すぐに判明するものではないのでしょうけれども、どれくらいの見通しでその事故原因等の分析・調査が進むというふうに聞いてらっしゃいますでしょうか。
A:これはやはり、詳細に、どのような原因でということをお伺いしなければいけませんので、米側からしっかりとした報告を受けなければお答えができませんが、早く、米側から情報をいただきたいと思っております。
Q:「飛行停止は求めない」という方向でしたけれども、とすると少なくとも機体の構造上の問題ではないと。おそらく、人為的なものであろうというようなそういったニュアンスとかですね、少しでもそのやりとりというのはあるものなのでしょうか。
A:米側から、しっかりとした情報をいただいて判断するしかないと思いますので、しっかりとこの原因等について聞いて、対応したいと思っております。
Q:オスプレイの関連なのですけれども、映像等々を見るとですね、かなり激しく叩きつけられている形で、オート・ローテーション機能の欠如というのも言われていますけれども、そのあたり大臣として、機体の安全性をどう考えなのかお聞かせください。
A:これはやはり、米側の報告と、また、専門家の分析が必要でございますので、現時点において、予断をもって判断はできないということです。
Q:オスプレイの話に戻るのですけれども、大臣、昨日ですね、「オスプレイの安全性については、一義的には米国の責任だ」というふうにおっしゃいましたが、一方で、横田ですとか沖縄ですとか配備されているところの地域住民はですね、いつ落ちるのではないかという不安があるという中で、今後、米側の報告を待って、日本政府として機体の安全性についてですね、自衛隊に導入する前に、今一度、再点検する、そういったお考えというのはあるのでしょうか。
A:これは米側の報告を待って、対応を判断していきたいと思っております。
Q:再調査を求めたりですね、日本政府として機体の安全性を確認するということも視野には入ってくるのでしょうか。
A:これも米側の報告に基づくわけでありますが、現時点におきましては、機体の安全性等につきましては、この安全性において、政府として、それを保証するという状況でございますので、今回の状況を受けて、また対応していきたいと思っております。

再掲載2015.5.24記事)(続)ハワイでのオスプレイ墜落事故。すべて米国任せの中谷防相発言。もう一度問う。これで主権国家といえるのか。

2016-01-06

 5月17日ハワイのベロウズ空軍基地で発生したMV22オスプレイ墜落事故。乗員2名が死亡し、20人が負傷した。

 事故についての中谷防相の22日の記者会見では、あらためて米国任せの姿勢が示された。事故原因等について日本自らが情報収集し、自衛隊への導入についてあらためて判断する等、日本の主体性を見せることはなかった。

 記者から、沖縄等のオスプレイ飛行地域住民の不安の声がある、との指摘に対し、中谷防相は、「アメリカを訪問した際・・、オスプレイによる飛行を3回実施・・、操縦席も見ながらですね、私なりの(オスプレイの安全性)感覚を持って行ったわけでございます」と述べ、オスプレイの安全性を強調する。

 これに対して、記者からは「乗ったというのと、それが安全かというのはあまり関係ない」と指摘され、「そもそも事故原因は何なのですか。」との質問に対し、

 中谷防相は「原因はまだ。」と回答

 以下は当該部分のやりとりだ。

Q:(米政府は)「構造的に、問題ない」と言っている・・。そうすると、今回の事故原因って、推定できてなかったら、多分そういうことは言えないと思うのですが、・・推定される事故原因は、何だと・・お考えでしょうか。
A:それは私が予断を持って言うことは出来ませんが、米政府が、今、それを調査しているということです。
Q:だとすると、原因も分からないのに、なぜ「構造上問題がない」と、すぐに言えるのかが、にわかに私の頭脳では分からないのですけれども。
A:米政府がそのようなことで、日本に連絡をしてきたということです。
Q:その説明には、ご納得されているということですか。
A:現実に、アメリカも自国の国民を乗せて、実際に運用させてますので、それなりの調査をして判断した上で、運行を継続、という判断に至っておりますので、その点は米国を信頼したいと思います。

 つまり、ハワイでのオスプレイ墜落事故原因は不明だが、米政府が問題ないと言っているから、中谷防相はそれを「信頼したいと思います」と言っているのだ。

 MV22オスプレイは、昼夜を問わず沖縄県民の頭上を飛行し、さらには自衛隊もこれを導入しようとしている。その同型機が墜落炎上し、2名の死者と20名の負傷者をだした。これが日本の機種であれば、中谷防相のような無責任発言にはならないはずだ。

 中谷防相に、もう一度問う。これで主権国家といえるのか。

以下は5月22日の記者会見からの当該部分の転載だ。

平成27年5月22日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)
・・
Q:先日の、ハワイのオスプレイの着陸失敗事故で、死者が二人に増えたのですけれども、それに伴って政府として、改めてオスプレイの米軍の運用に関して、新しい求めをしたり、情報提供を迅速にするということを、再度申し入れたりという考えはありますか。
A:当日もお答えを致しましたけれども、ハワイでの事案については、米側に対して、この着陸失敗の原因等の情報を、速やかに提供を頂くとともに、安全に最大限配慮するように申し入れを致しております。これに対して、米側からも、原因等につきましては、設計に根本的欠陥があると疑う理由はなく、また、これまでに、MV−22の通常運用を停止させるべき理由は発見されていないとの説明を受けておりまして、米政府はMV−22の運用の安全性を確認をして、引き続き最大限の考慮を払って運用するものと私は考えております。
Q:事故に関連した、追加の新しい情報というのはアメリカ側から提供はあったのでしょうか。
A:現時点では、それ以上の返事はきておりません。
Q:関連しまして、事故後も、沖縄ではオスプレイの飛行が続いている。防衛省、18日に、鹿児島の鹿屋の基地でも、オスプレイの訓練を実施するという説明をして、横田、沖縄、鹿児島と、地域の住民では不安が広がっているのですけれども、大臣がおっしゃった米側からの、機体の構造上の欠陥はないという説明以外に、日本政府が安全だというふうに、日本国民に説明できるような根拠というのはお持ちなのでしょうか。
A:オスプレイの安全性というものにおいて、私なりにしっかりしなければならないということで、先だって、アメリカを訪問した際に、米側に依頼して、オスプレイによる飛行を3回実施しておりまして、操縦席も見ながらですね、私なりの感覚を持って行ったわけでございます。米側においては、このオスプレイを現在も運行しておりますが、要は、米国自身も、自分の国の兵士や操縦士を搭乗させる前に、安全でないというものには搭乗させないと思いますし、また、米国も地域のコミュニティがありますので、基地周辺においては、最大限配慮しながら実施をしておりますけれども、その上で運行を続けるというわけでございますので、米政府としては、この安全性においては、このような認識で、運行を続けているということではないかと思います。
Q:関連しまして、大臣が実際に、3回乗られて安全性を確認されたという日本側のいわゆる根拠とですね、アメリカ側は、構造上欠陥はないという根拠を出されて、日本の国民に対して、アメリカ側の根拠をもって安全性というのは、納得させることができるというふうにお考えでしょうか。
A:自衛隊も、オスプレイを購入をする予定でございますが、これに至る前にですね、MV−22、これの安全性においては、米国からデータとか資料を取り寄せて安全確認というものをやっておりますし、また、米政府の安全証明というものも、確認をした上で実施をしているわけでございます。
Q:乗ったというのと、それが安全かというのはあまり関係なくて、私も乗りましたけれども。そうするとですね、今回は、そもそも事故原因は何なのですか。
A:原因はまだ。
Q:「構造的に、問題ない」と言っているわけですよね。そうすると、今回の事故原因って、推定できてなかったら、多分そういうことは言えないと思うのですが、今回推定される事故原因は、何だというふうにお考えでしょうか。
A:それは私が予断を持って言うことは出来ませんが、米政府が、今、それを調査しているということです。
Q:だとすると、原因も分からないのに、なぜ「構造上問題がない」と、すぐに言えるのかが、にわかに私の頭脳では分からないのですけれども。
A:米政府がそのようなことで、日本に連絡をしてきたということです。
Q:その説明には、ご納得されているということですか。
A:現実に、アメリカも自国の国民を乗せて、実際に運用させてますので、それなりの調査をして判断した上で、運行を継続、という判断に至っておりますので、その点は米国を信頼したいと思います。

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