10月26日の岩屋防相の記者会見。県民投票で出された結果を尊重するのかとの質問に、防相は「仮定の質問には答えられない」「辺野古への移設が唯一の現実的な解決策であるという考え方に変わりはありません」と回答し、県民投票の結果は無視する姿勢に終始した。
民主主義の根幹である県民の意志を尊重する姿勢を示さない国の姿勢を断じて許してはならない。
県民投票では、圧倒的な、辺野古反対の意志を示そう!!!
平成30年10月26日防衛大臣記者会見より抜粋 クリックで同HMへ A:地方自治体における、そういう個々の取組について防衛省としてコメントすることは控えたいというふうに思いますが、いずれにしても、私どもは普天間の危険性を除去して、そして返還を成し遂げるという目標のために一つ一つ前に進んでいきたいと思っていますので、これからもあらゆる機会を通じて、沖縄側に丁寧に説明していきたいと思っております。私を含めて政務三役も必要とあらば現地に出かけたいと思っておりますが、今の段階では、特に予定が決まっているわけではありません。 ・・・ A:まずは国交省の審査の結果を待ちたいと思っておりまして、その結果を受けて、今後のことは判断していきたいと思います。 ・・・ A:それはまだ仮定の話だと思うので、お答えは差し控えさせていただきたいと思いますが、私どもとしては、冒頭も申し上げましたとおり、現下の安全保障状況に鑑みて、抑止力を維持しつつ、沖縄の負担軽減を進めていきたい、特に普天間の危険性を除去し、返還を成し遂げたいという思いでこれからも一歩一歩前に進ませていただきたいと思っています。 Q:そうするとどちらの結果が出たとしても、普天間の辺野古移設については変わりないということでしょうか。 A:仮定のお話になるので、コメントを控えたいと思います。 ・・・ A:先ほども申し上げたとおり、仮定の御質問のため、その段階で判断したいと思いますが、しかし、私どもの考え方、辺野古への移設が唯一の現実的な解決策であるという考え方に変わりはありません。 Q:仮定の話ではないと思います。県民投票条例が成立したということは事実ですし、県民投票が6ヶ月以内に行われることは間違いではありませんので、仮定の話ではありません。仮定の話というのは賛成票が上回るか、反対票が上回るかといことは仮定の話ですが、そう聞いているのではなく、どちらにせよ、県民投票の結果が出た時には、それを無視するのか、軽視するのか、重視するのかということを伺っておりますので、仮定の話ではありません。 A:県民投票の結果をどう受け止めるかということ以前に、何度も申し上げているように、私どもの基本的な考え方に変わりはありません。 Q:無視するということでしょうか。基本的な考え方が決まっているので、県民投票でどのような結果が示されても無視するということでしょうか。 A:そのようなお答え方はいたしませんが、私どもの基本的な考え方に変わりはありません。 Q:そういうふうに、お答えできないけれども基本的な考え方には変わりがない、ということは、県民投票で民意が示されてもそれを無視するということですね。 A:そういうふうな答え方はいたしません。 Q:なぜですか。 A:私どもと基本的な考え方は変わらないということを申し上げております。 Q:いくら県民投票で、シングルイシューで民意が示されても、それは無視するという意味ですね。 A:国としては、責任をもって抑止力を維持し、そして沖縄の負担を少しでも軽減したいという、一貫した考え方でこれまで進んでまいりましたので、その考え方に変わりはありません。 Q:考え方は一貫したもので変わりはないということは、いくら県民投票で民意が示されても無視するということですね。 A:そのような答え方はいたしません。 Q:言葉の違いだけですね。 A:そのようなお答えの仕方はしないと申し上げております。 Q:なぜですか。 A:それは、あなたのワーディングであって、私の言葉遣いではないということです。 Q:私が聞いておりますので、私のワードに答えてください。 A:私の答えは先ほど申し上げたとおり、仮定の話にはお答えをいたしません。ただ、私どもの基本的な考え方は変わらないということを申し上げております。 Q:仮定の話ではないということを申し上げたではないですか。 A:結果がどのように出るかということは仮定の話であろうと思います。 Q:どちらかの結果がでるわけですよね。住民投票が行われて結果が出るというのは仮定の話ではなく、間違いなく行われるわけですから。どちらの結果が出るにせよ、示された民意を無視するのか、軽視するのか、重視するのかということを伺っているのであり、極めて論理的な質問です。 A:まだ、実施もされておりませんし、結果も出ておりませんので、仮定のお話であろうと思います。 Q:結果は分からないけれども、住民投票が実施され、結果が出ることは間違いないので、仮定の話ではないと思います。 A:まだ、実施もされておりませんし、答えも出ていないわけです。いわゆる普天間の移設についての私どもの考え方に変わりはないということを申し上げております。 Q:どのような民意が示されても考え方に変わりはないわけですね。 A:まだ、沖縄の本会議で条例は議決されていないと承知をしておりますので、現段階では、仮定のお話であろうと思います。 Q:確定した段階でお話をお聞かせください。 A:変わったお答えにはならないと思いますが。 |