島尻安伊子氏は、即刻議員辞職せよ!〜沖縄県民を裏切る島尻安伊子氏の国会での発言〜

2014-02-06

 2月5日の参議院予算委員会での沖縄選出参議院議員、島尻安伊子氏の発言は、沖縄中の怒りを買っている。以下は2月6日付琉球新報からの転載だ。

 2010年の参議院選挙で、「普天間飛行場の県外移設」を公約として当選した同氏の発言だ。(参考当HM記事厚顔無恥〜普天間飛行場の「県外国外移設」撤回〜

 沖縄県民を騙した責任は重い。島尻安伊子氏は即刻辞任せよ!!!

 参院予算委員会での島尻安伊子氏の主な発言内容は次のとおり。

      ◇        ◇

【名護市長の辺野古移設阻止表明】

  普天間飛行場の5年以内の運用停止のためにも早めに辺野古への移設を図っていかなければならない。名護市長は市長権限で辺野古の埋め立て工事を阻止すると繰り返し主張している。移設反対の主張は自由だが、これではただ混乱が続くだけだ。行政事務は法令に従って行うべきで、法治国家として当然なことだ。市長が辺野古移設に反対という政治目的から行政の権限を乱用することは地方自治法上、問題だ。

【反対運動】

 埋め立て工事では2004年のボーリング調査の際に行われたような、海上の危険で違法な妨害活動はきちんと阻止しなければならない。警察と海上での警察権を持つ海上保安庁の役割が極めて重要だ。工事業者、反対活動家に不慮の事故が起きないためにも海上保安庁、警察の積極的な対応が必要と考える。(違法行為は取り締まる旨、海上保安庁長官、国家公安委員長の答弁後)違法行為が発生したら厳正に対処するということだが、発生しなければ対処しないとも受け止められる。発生したら対処では遅いのではないか。

【辺野古移設】

 5年以内の運用停止イコール一日も早い辺野古への移設だ。工事は安全で早く進めるべきだ。危険な行為には先んじて対策を打つことが必要だ。政府を挙げて一丸となってやっていただけないか。

 (安倍晋三首相の「危険防止に万全を期す」との答弁後)04年のボーリング調査の際には目も当てられないこともあった。外に出せないような話も聞いているが、やはり安全でかつ着実に進めるため、政府一丸となってお願いしたい。

仲井真知事埋立承認に対する県内議会の抗議決議等

2014-02-03

 昨年末の仲井真知事の辺野古埋立承認に対し、多くの県民が怒りの声を挙げている。稲嶺進名護市長の再選は、正に沖縄の民意が示された。以下は、仲井真知事の辺野古埋立承認に対する県・市町村議会等の抗議決議だ。今後さらに増加すると思われる。可決されしだい記事を加筆する。

2014.01.06 那覇市議会 仲井眞県知事の辺野古埋め立て承認に抗議し、辺野古移設断念と基地負担軽減を求める意見書可決

2014.01.11 県議会 仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議(全文)
2014.01.14 読谷村議会 沖縄の未来に禍根を残す仲井眞県知事の埋め立て承認に抗議し、辺野古移設断念と基地負担軽減を求める意見書採択

2014.01.17  北中城村議会  “仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議” を可決   

2014.01.22 嘉手納町議会 八重瀬町議会 仲井眞知事に抗議決議

2014.01.27  中城村議会 抗議決議

辺野古移設計画撤回17.9%、名護市長の理解が得られるまで中断42.9%(共同通信社全国世論調査)

2014-01-27

 今日、1月27日付琉球新報によれば、名護市長選挙で稲嶺進名護市長再選を受けて行った共同通信社の全国電話世帯調査いによれば、以下の結果が出たという。

 名護市長選挙後の普天間飛行場の辺野古移設に関して
名護市長の理解が得られるまで中断  42.9%
計画を撤回  17.9%
予定通り進める  31.7%
分からない・無回答   6.9%
その他   0.6%

 名護市長選挙で移設反対を主張する稲嶺進名護市長が再選されてことで、日本全国の世論も変化していることが分かる。3割が安倍政権と同じく移設推進を求めているものの、6割は強硬な事業推進に反対している。

 安倍政権は、既に、工事入札手続きに着手した。

 しかし、このまま強行することを許さない民意が示された今、辺野古移設撤回が政治の選ぶ途であることは明白だ。

NHKスペシャル「返還合意から18年 いま"普天間"を問う」の欺瞞(1.24放送)

2014-01-27

 1月24日に放映されたNHKスペシャル「返還合意から18年 いま"普天間"を問う」の内容は驚きだ。

 名護市長選挙では、辺野古埋立反対の稲嶺進市長が再選された。辺野古埋立阻止は沖縄の民意だ。しかし、番組では、反対している人たちが一部の人間かのように紹介している。

 仲井真知事の埋立承認に抗議する、那覇市議会、県議会、北中城村議会、嘉手納町議会、八重瀬町議会、北谷町議会の決議については一切ふれない。さらに、昨年1月の建議書などは忘れてしまったらしい。

 小野寺防相は、番組の中で、沖縄は日米安保の要だと。だから我慢しろという。沖縄に多大な基地負担が強いているのは事実。これを日本全国民が理解しろという。しかし、沖縄に過重な基地負担を強いているのは政治の責任だ、と吐露したのは小野寺防相の前任者の森本防相だ。自らの政治責任を国民に転嫁するのはいやらしい。

 安倍政権は沖縄に寄り添うというメッセージを大放映するが、沖縄の誰がそれを信じるのか。名護市長選挙を金で買おうとしたのは誰か。まったく深まらない番組だ。

 仲井真知事が懸命に努力したというメッセージ。果たしてそうか。車椅子に腰を下ろし、療養のため県議会欠席の許可まで得ていた年末。ところが、東京での入院中は官房長官と密会の日々。沖縄に戻った後の名護市長選では宣伝カーに登って応援演説。短期決戦の名護市長選に挑んだ仲井真知事。限られた時間移動では、持っていた杖を投げ出して小走りする始末だ。

 こんな状況だからこそ、那覇市議会、県議会に続いて、嘉手納町議会・八重瀬町議会も仲井真知事の埋立承認に抗議する意見書を採択したのだ。

 そんな沖縄の状況を無視するかのように小野寺防相をゲストに沖縄が基地反対運動がりふじんであるかのような番組作りをするとは、なんと情けないことか。

 番組は、沖縄に対して本土がいかに差別的に見ているかをあらためて示す機会となった。多くの沖縄県民は怒り狂っているに違いない。週明けには、更に多くの市町村議会が仲井真知事糾弾の声をあげるに違いない。

圧力かける側の責任(1.25付琉球新報 佐藤優のウチナー評論 複雑なコメント(上)から)

2014-01-26

 1月25日付琉球新報 佐藤優のウチナー評論 複雑なコメント(上)“圧力かける側の責任”は極めて興味深い指摘をしている。

 稲嶺名護市長が再選された名護市長選挙の結果を受けて、同氏は自民党国会議員の中にも、名護市民の意思が尊重されるべきであると頑張っていた人がいると指摘する。以下は同記事からの抜粋である。 

・・・

 自民党国会議員については、三つのカテゴリーに分けて論じなくではなりません。

・・・

 第二カテゴリーは、県外移設の公約を本気で堅持している衆議院議員です。石破茂自民党幹事長との交渉でも、この人が頑張らなければ、自民党沖縄県連は「辺野古が唯一の案」という方針転換をしていました。現在の自民党沖縄県連の方針は「辺野古を含むあらゆる可能性を排除しない」ということなので、名護市長選挙の結果を受けて、辺野古は非現実的なので、県外移設を追求すればいいのです。

 この人は名護市長選挙でも、名護市民の自由な意思が反映されるように本気で努力していた。中央政府と自民党本部からは『沖縄人のくせに生意気だ』と思われています。

 この指摘が真実なのか否か。その判断は、第二カテゴリーの衆議院議員らの行動にかかっている。

沖縄と施政方針演説③〜矛盾だらけの沖縄への対応〜

2014-01-26

 安倍首相は、施政方針演説の中で、沖縄を次のように持ち上げる。 

①沖縄はアジアと日本をつなぐゲートウェイ

沖縄は21世紀のアジアの架け橋となる

③沖縄は高い出生率、豊富な若年労働力など、成長の「可能性」が満ち溢れる

④沖縄の地に世界一のイノベーション拠点を創り上げていく(イノベーション(innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。:ウィキペディアより)

 しかし、現状は、日本の玄関口である沖縄には日本全土の米軍基地の75%が集中している。米軍機の離発着時の爆音、地上音、排気ガス、異臭、即応訓練時の異常音等々の基地被害に加え、米兵等による犯罪・事故等は後を立たない。このような状況の中、沖縄は基地負担の軽減を強く求めている。

 沖縄の基地負担の軽減は、何も生活自然環境の改善のみを指すものではない。

 今回の名護市長選挙でも主張されたように、基地返還跡地の利用が建設事業の増加をもたらし、返還跡地での新規事業展開、それによる雇用の創設、そして税収増につながる沖縄における経済の好循環がもたらされる。沖縄が年収最下位の汚名から脱しきれないのは、基地の存在が沖縄の経済成長を阻んでいたのである。

 1月19日の名護市長選挙では、辺野古移設反対の稲嶺進市長が再選された。

 ところが、首相は、施政方針演説で、普天間飛行場は、名護市辺野古沖の埋立て申請が承認されたことを受け、速やかな返還に向けて取り組みます、と表明し、辺野古埋立を推進するとしている。

 選挙で示された名護市民の民意を無視する安倍首相の態度は、民主主義の否定である。このような態度に現れているのは、沖縄差別・沖縄蔑視の思想である。

 沖縄は、沖縄の声を、上げ続ける。

1月17日 北中城村議会 “仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議” を可決

2014-01-26

     仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議

 仲井真県知事は、去る12月27日、国が提出した辺野古埋め立て申請を承認した。
 これは、選挙で「県外移設」を掲げた政治家としての公約違反であり、県内すべての市町村長、議会議長、県議会議長らが署名し、普天間基地の県内移設断念を求めて、安倍晋三首相に直訴した「建白書」に反するものであり、断じて許されるものではない。
 これまで仲井真県知事は、平成23年5月に辺野古移設に向けた日米共同声明を受け、「県や地元の了解を経ずに移設案が決定されたことは誠に遺憾。受け入れは極めて厳しい」、また続く6月県議会では「県内移設は不可能に近い。拒否の選択肢もある」。同年9月県議会においては、「日米共同声明を見直し、県外移設を求めていきたい」。また、平成24年9月、当時の外相や防衛相との会談では「県外で移設先を探した方が早い」。続く同月の米国ワシントンでの国際シンポジウムでは「他の都道府県への移設が合理的で、早期に課題を解決できる。辺野古移設は見直すべきだ」。そして去る12月県議会においては、「日米両政府に普天間の県外移設、早期返還の実現を強く求めていく。県外で探さないと現実的にはならない」などと、これまで県民の総意を反映した姿勢を示してきた。
 それにもかかわらず、仲井真県知事は、政府首脳との会談で「承認の4条件」と称されるような要請を唐突に行い、「驚くべき立派な内容」「140万県民を代表して感謝する」などと発言し、米軍基地と振興策を進んで取引するような姿がメディアを通じて全国に発信されたことは屈辱的ですらあり、県民に大きな失望と苦痛を与えた。加えて、埋め立て承認によって米軍基地建設のための辺野古の埋め立てに自ら道を開きながら「県外移設の公約を変えてない」とその非を認めず、開き直る態度は不誠実の極みであり、県民への冒涜というほかない。
 かつて、これほどまでに政府に付き従い、民意に背を向けた県知事はいない。
 沖縄の自立を遠ざける方向へ後戻りを始めた仲井真県知事にもはや県民代表の資格はないと断ぜざるを得ない。
 県知事は、公約違反の責を認め、その任を辞して県民に信を問うよう求める。
 以上、決議する。
 平成26(2014)年1月17日
 沖縄県中頭郡北中城村議会
《あて先》
沖縄県知事

安倍首相の施政方針演説(1月24日)から見えてくるもの②〜演説の中の沖縄。当該部分を抜粋〜

2014-01-25

 安倍首相の施政方針演説の中に出てきた沖縄とは。当該部分を抜粋した。

1. はじめに

・・2020年の東京オリンピック・パラリンピック。その舞台は東京にとどまらず、北海道から沖縄まで、日本全体の祭典であります。・・

3. 経済の好循環

・・北海道から沖縄まで全ての地域で、1年前と比べ、消費が拡大しています。・・

6. オープンな世界で日本の可能性を活かす アジアと日本をつなぐゲートウェイ。それは沖縄です。
  「舟(しゅう)楫(しゅう)を以て万国の津(しん)梁(りょう)となし」
  万国津(しん)梁(りょう)の鐘にはこう刻まれています。古来、
沖縄の人々は、自由な海を駆け回り、アジアの架け橋となってきました。そして今、自由な空を舞台に、沖縄が二十一世紀のアジアの架け橋となる時です。
  アジアとの物流のハブであり、観光客を迎える玄関口として、那覇空港第二滑走路は日本の成長のために不可欠です。予定を前倒し、今月から着工いたしました。工期を短縮し、二〇一九年度末に供用を開始します。
  高い出生率、豊富な若年労働力など、成長の「可能性」が満ち溢れる
沖縄は、二十一世紀の成長モデル。二〇二一年度まで毎年三千億円台の予算を確保し、沖縄の成長を後押ししてまいります。
  沖縄科学技術大学院大学には、世界中から卓越した教授陣と学生たちが集まっています。更なる拡充に取り組み、
沖縄の地に、世界一のイノベーション拠点を創り上げてまいります。 
8. 地方が持つ大いなる可能性を開花させる
 昨年、外国人観光客一千万人目標を達成いたしました。
  北海道や
沖縄では、昨年夏、外国人宿泊者が八割も増えました。観光立国は、地方にとって絶好のチャンスです。 
10. 積極的平和主義
 在日米軍再編については、抑止力を維持しつつ、基地負担の軽減に向けて、全力で進めてまいります。
  特に、学校や住宅に近く、市街地の真ん中にある普天間飛行場については、名護市辺野古沖の埋立て申請が承認されたことを受け、速やかな返還に向けて取り組みます。同時に、移設までの間の危険性除去が極めて重要な課題であり、オスプレイの訓練移転など
沖縄県外における努力を十二分に行います。
  沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、「できることは全て行う」との姿勢で取り組んでまいります。 

安倍首相の施政方針演説(1月24日)から見えてくるもの①〜沖縄の不退転の決意〜

2014-01-25

 1月24日の安倍首相の施政方針演説(クリックで首相官邸HMへ)

 首相は冒頭で次のように述べた。

・・・

 「何事も、達成するまでは、不可能に思えるものである」

 ネルソン・マンデラ元大統領の偉大な足跡は、私たちを勇気づけてくれます。誰もが不可能だと諦めかけていたアパルトヘイトの撤廃を、その不屈の精神で成し遂げました。

 「不可能だ」と諦める心を打ち捨て、わずかでも「可能性」を信じて、行動を起こす。一人ひとりが、自信を持って、それぞれの持ち場で頑張ることが、世の中を変える大きな力になると信じます。

 そこで、次のように読み替え、沖縄の不屈の決意を示す。

 「何事も、達成するまでは、不可能に思えるものである」

 ネルソン・マンデラ元大統領の偉大な足跡は、私たちを勇気づけてくれます。普天間飛行場閉鎖が決定されながら、いつのまに名護市辺野古への移設が条件となり、日米両政府はそれが「現時点における唯一の解決策」としました。

 しかし、地元名護市民は、辺野古移設反対を掲げる稲嶺進市長を再選しました。政府・与党自民党をあげて、金をバラ撒くあからさまな選挙介入にもかかわらず、名護市民は沖縄の誇りを示したのです。

 普天間飛行場の辺野古移設反対の民意は、ますます強固になっています。完全に公約を打ち捨て、建白書の意義さえも否定して、12月27日に埋立承認を表明した仲井真知事に対する抗議決議・意見書が、那覇市議会、沖縄県議会、北中城村議会(1.26追加)、嘉手納町議会、八重瀬町議会、北谷町議会で次々に可決されています。(1月24日現在)。そして、この動きはさらに拡大しています。

 「不可能だ」と諦める心を打ち捨て、わずかでも「可能性」を信じて、行動を起こす。一人ひとりが、自信を持って、それぞれの持ち場で頑張ることが、世の中を変える大きな力になると信じます。

 米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念せよ、との沖縄の民意は決して屈しません。

菅・石破氏と会ったことはない。え?知事定例記者会見 1月24日(YOUTUBE動画)

2014-01-24

 まったく悪びれるところのない知事の姿勢には驚かされる。選挙民を騙して知事に当選し、県議会をも騙してきた。名護市長選挙では使っていた杖を投げ捨て、宣伝カーに登って演説し、最後には小走りする始末。これ程までに沖縄県民を騙し続け、時の日本政府に擦り寄った知事がいただろうか。

 仲井真氏に沖縄県知事の資格はない。直ちに辞職すべきだ!!!

【知事定例記者会見 1月24日】

【知事発言】

①菅・石破氏と会ったことはない。

②知事選出馬が考えていない。

③名護市長選挙の結果については名護市民有権者の判断だ。琉球新報社の市町村長アンケートについては知らない。

④建白書の意義について問われ、これついて記憶に残っていない。ノーコメント。

⑤5年以内の普天間基地の運用停止の実現について問われ、運用停止は危険性除去のために実現してもらう。これはこれで実現するように求めていく。防衛省でも作業チーム作ると言っている。

⑥埋立について名護市長は同意しないと言っても、国が名護市との調整をするのは行政手続きで、必要なことだ。

⑦市長選結果や市長権限もあり、辺野古移設は、これまでも実現可能性が難しいことは言ってきた。埋立は基準に合致したので承認した。国は辺野古建設の意思は強いが、容易ではない。

⑧私も埋め立てには手間も、暇もかかるだろう。容易ではない。と思っている。

⑨私への辞職勧告は議会のお考えがあるのだろうが、2月予算県議会で辺野古一点で予算云々というのはどうかと思う。私は楽観視している。

知事は即刻辞任せよ!!!〜嘉手納町議会、八重瀬町議会も仲井眞知事に抗議決議〜

2014-01-23

  1月22日、嘉手納町議会は、 仲井眞県知事の辺野古埋め立て承認に強く抗議し、辺野古移設断念 と基地負担軽減を求める意見書 を全会一致で可決した。

 また、同日には、八重瀬町議会も“仲井真弘多知事による米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた埋め立て承認に抗議し、辺野古移設断念と基地負担軽減を求める意見書”を全会一致で可決した。

 先には、1月6日には那覇市議会仲井眞県知事の辺野古埋め立て承認に抗議し、辺野古移設断念と基地負担軽減を求める意見書を可決し、1月11日には沖縄県議会が仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議を可決している。

 1月19日の名護市長選挙では、稲嶺進市長が再選された。選挙結果は仲井真知事の埋立承認に対して、地元名護市民がNOを突きつけたことを意味し、これ以上仲井真氏が沖縄県知事である必要はなくなった。

 即刻辞任し、あらたに選挙で選ばれた知事が沖縄の舵取りを担うべきである。

「同胞」殺しを阻止せよ(本日1.22付琉球新報特別寄稿 佐藤優氏 名護市長選と民意から)

2014-01-22

 本日1月22日付琉球新報 特別寄稿 佐藤優氏 名護市長選と民意“「同胞」殺しを阻止せよ”は極めて衝撃である、と同時に、私たちウチナーンチュが危惧する場面を指摘している。

 同寄稿の内容はHM原発問題 -The Truth is Out There-:東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて に全文が転載されている。以下は同記事からの抜粋である。

 佐藤氏は、今後強行される恐れのある辺野古埋立工事に関して次のように指摘する。

 ・・・わが愛する沖縄の地で、「同胞殺し」が起きることを、すべての沖縄人か団結して阻止しなくてはならない。沖縄戦で、日本軍に脅かされ、あるいは日本に過剰迎合し、われわれはスパイ容疑で同胞を殺害してしまった。あの悲劇だけは、絶対に繰り返してはならない。・・・機動隊員の多くが県出身者だ。沖縄人の若者が、辺野古移設に抗議して座り込みをする沖縄人同胞(そのなかには80代、90代の沖縄戦を経験した高齢者もいる)に襲いかかり、流血が発生し、犠牲者が生じることだけは何としても避けなくてはならない。これは、祖先の沖縄人、まだ生まれていない未来の沖縄人に対する、ここで生きている現在の沖縄人の責務だ。

 そこで、同氏は、「同胞殺し」を避けうる立場にある、「あの人」に目をつける。

 仲井真知事だ。

 そして次のように指摘する。

・・・「あの人」は、県における警察権を握っている。

・・・
・・・知事にとってもっとも重要な仕事は、県民の生命と身体を守ることであるはずだ。県民の身体を傷つけ、生命を危険にさらすような命令をする人を民意の代表者と認めることはできない。

 それでは、取るべき策は何か。

 県議会議員は党派を超えて、知事の職にある「あの人」から、「いかなる状況においても力を行使し、流血のリスクを冒して辺野古埋め立てを強行することはない」という答弁を県議会でとってほしい。

 さらに、次にように述べる。

 『琉球新報』と『沖縄タイムス』にお願いがある。沖縄県を選挙基盤にする国会議員全員から、「辺野古埋め立てには、多くの県民が反対しています。あなたは、知事が機動隊を導入し、流血や死者が発生しても埋め立てを強行すべきと考えますか」という公開質問を行い、その回答を紙面で公表してほしい。

 辺野古埋立工事を強硬する姿勢は昨日の工事の入札公告にも示されている。名護市長選挙で示された名護市民の民意を無視し、選挙の翌日に入札公告を実施するのは、極めて挑戦的だ。

 昨年から上映されている「戦場の村」の中に、オスプレイ反対を掲げて普天間第1ゲートに座り込む住民を機動隊が排除する場面がある。必死に抵抗する住民と機動隊の攻防が繰り広げられるのだが、その光景をゲート内から談笑しながら見つめる米軍兵士の姿がある。

 オスプレイ配備の当事者である日米両政府は高みの見物。血を流して闘うのはウチナーンチュ。正に「同胞殺し」の場面だ。

 最後に佐藤氏は次のように結ぶ。

「同胞殺し」を阻止する枠組みを大至急構築することが焦眉の課題と筆者は認識している。

 私も同感だ。県経済界も巻き込み、全沖縄で闘いを、構築する必要がある。

稲嶺進名護市長再選の理由①〜県経済活性化に必要なのは基地の返還だ。沖縄経済界からの支援〜

2014-01-21

 1月8日に開催された稲嶺進市長の総決起大会、夕方からの豪雨の中、約4000人が結集した大会でマイクを握ったのが、平良朝敬氏(かりゆしグループCEO)だった。大会に参加した誰もが驚いたに違いない。同氏は、沖縄が基地依存経済からすでに脱していること、そして、今後の沖縄に必要なのは、基地を撤去し、平和産業として観光産業を充実させることだと述べた。以下はNETIBNEWS【異議あり!辺野古移設】平良朝敬・かりゆしグループCEO(前)〜沖縄の米軍要塞化にNO!(クリックで同HMへ) からの抜粋だ。なお、同HM記事の内容は総決起大会の応援演説と重なるところが多い。ぜひ、全文をお読みいただきたい。

 (辺野古への新基地建設)これは、保守革新、野党与党の関係じゃない、イデオロギーの世界を通り越していて、「本当にいいのか」という沖縄のアイデンティティーの問題・・。

 ・・

 私は、辺野古の滑走路を造らせるか造らせないかの話ではなくて、なぜキャンプ・シュワブの返還請求をしないのか、不思議でたまらなかった。そこで、稲嶺市長に、1つお願いをしました。将来の子どもたちに夢と希望を与える宝物をつくっていただきたい。それは何かと言うと、キャンプ・シュワブの全面返還です。

・・

 軍雇用は、普天間基地で195人が働いています。キャンプ・シュワブで、243人。それに対し、わたしのホテルの雇用は1,400人います。そのうち名護市在住が218人います。それから、敷地面積は、かりゆしリゾートはキャンプ・シュワブの1.3%しかありません。普天間とシュワブを単純に足して438人。ホテルは、1,000ルームあると2,000人の雇用を生み出す。シュワブは、658万坪ですから、たとえばの話、1,000ルームの規模のホテルが約200余り建つ計算です。仮にホテルが10棟建ったとして、2万人の雇用を生む。それは、軍雇用の22.8倍の雇用が生まれるということです。

 平良CEOの話から見えてくる経済の循環は以下のようになるのだろう。

 キャンプシュワーブ返還 → 返還跡地整備・観光ホテル、住宅等の建設(建設・土木関連事業の創設) → 建設された観光産業等による雇用の創出 → 県・市町村の税収増

 基地依存経済からすでに脱出している県経済の活性化に必要なのは、実は基地返還であることが分かる。

 このことに気付いた名護市民は、もう、決して後戻りはしない。

 日米両政府は、辺野古新基地建設を断念すべきである。

これを視た沖縄県民は怒りに震えている〜1月20日のNHKニュースウォッチ9での稲嶺進名護市長再選の報道から〜

2014-01-20

 1月20日のNHKニュースウォッチ9報道から

 番組では、稲嶺名護市長が再選されても、政府は普天間飛行場の辺野古移設を強行すると強調した。名護市民の選択が、民主主義の基本と考えられている市長選挙によって示されたことについての評価も一切ない。政府広報機関に成り下がった姿には報道機関としての自覚ない。石破幹事長、菅官房長官、小野寺防衛大臣のコメントを流して、強行措置による流血の事態に至るとの脅しをもちらつかせる始末だ。

 これを視た沖縄県民は怒りに震えている。

 普天間飛行場の辺野古移設は名護市民投票による「移設反対」が始まりだ。それが、政府のゴリ押しで歪められてきたにすぎない。今選挙で、移設反対を公約に掲げる稲嶺進名護市長が再選されたことは、名護市民の意思が移設反対であることが明確に示されたことを意味する。

 日本が民主主義を標榜する法治国家であるならば、名護市民の民意に応えるのが筋だ。辺野古移設反対の民意は決して屈しない。

建白書を破り捨てた政治家への審判を!!!〜稲嶺進名護市長再選後の沖縄県内選挙〜

2014-01-19

 昨年末の仲井真知事の公約撤回により、これまで普天間飛行場の県外・国外移設を公約としていた市町村首長・議会議員が次々に公約を撤回した。

 佐喜真宜野湾市長、松本浦添市長、儀武金武町長、宜保豊見城市長は、明確に仲井真知事の辺野古埋立及び普天間飛行場の辺野古移設を支持した。詳細は当HM記事参照建白書を破り捨て、公約破りの仲井真知事を支えると明言した首長たち〜12.28付琉球新報から〜(1.2自署・押印追加)

 今年は、沖縄の統一地方選挙の年だ。県内選挙日程は辺野古移設阻止、沖縄を一つに闘おう〜2014年沖縄県内選挙日程等〜に掲載してあるが、今月1月26日には南城市長選挙、八重瀬町長選挙、来月2月9日には読谷村長選挙、渡名喜村長選挙(※東京都知事選挙)がある。さらに3月2日には石垣市長選挙、4月6日には金武町長選挙、20日には久米島町長選挙、南風原町長選挙、27日には沖縄市長選挙が予定されている。さらに、市町村議会選挙も予定されている。

 公約破りの首長・議員へ審判を下さなければならない。

辺野古埋立阻止は沖縄の民意。稲嶺ススム名護市長再選を勝ち取ろう。自民党の公約撤回に制裁を!!!

2014-01-19

名護市長選にかける沖縄の民意は「辺野古埋立阻止」

稲嶺ススム名護市長再選を勝ち取ろう!!!
 近年選挙の自民党候補者の公約は以下のとおり、辺野古埋立に反対だった。

2010.7.11参議院選挙 島尻安伊子氏、普天間飛行場県外移設を公約。
2010.11.28沖縄県知事選挙 仲井真弘多氏、普天間飛行場県外移設を公約
2012.6.10沖縄県議会議員選挙 自民党議員、普天間県外移設を公約
2012.12.16衆議院選挙 自民党候補者全員、普天間県外移設を公約

  これまでの選挙で、自民党候補者はすべて辺野古埋立反対だったが、今名護市長選挙では自民党は辺野古埋立推進に舵を切った。
 嘘つき自民党には沖縄の政治を任せられない。
 稲嶺ススム名護市長の再選を勝ち取ろう!

石破氏の圧政発言を許すな!!!〜石破氏「基地 政府が決める」発言〜

2014-01-13

 昨日、12日、鳥取県米子市で、自民党の石破幹事長は、普天間飛行場移設が最大の争点となっている名護市長選に関して、「名護、県北部地域の発展を考える選挙だ。基地の場所は政府が決めるものだ」と述べた。末尾記事は1月13日付47NEWS(クリックで同HMへ)からの転載である。

 石破幹事長の発言は、沖縄の民意を完全に無視したものだ。

①「名護、県北部地域の発展を考える選挙だ。基地の場所は政府が決めるものだ」との発言は、振興と基地のリンクを意味している。沖縄の基地負担の軽減は喫緊の課題だとしながら、沖縄の民意を無視し、更なる基地負担を強いるのは許されない。

②さらに「承認は県知事の専権事項だ。普天間の危険性を一日も早く除去することで、公約違反でもなんでもない」との発言も、沖縄の状況をまったく理解していない。2010年知事選挙における仲井真知事の公約は、普天間移設について「日米共同声明を見直し、県外移設を求める」であった。「公約違反ではない」と言い切る石破氏は政治家として失格だ。

 沖縄のことは、沖縄が決める。沖縄は、決してひるむことなく、沖縄の声を、挙げ続ける。 

 自民党の石破茂幹事長は12日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題が最大の争点となる名護市長選で、再選を目指す反対派の現職稲嶺進(いなみね・すすむ)氏をけん制した。「名護、県北部地域の発展を考える選挙だ。基地の場所は政府が決めるものだ」と鳥取県米子市で記者団に述べた。

 辺野古沿岸部の埋め立てを承認した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事について「承認は県知事の専権事項だ。普天間の危険性を一日も早く除去することで、公約違反でもなんでもない」と擁護した。

 小野寺五典防衛相は「地方の選挙だ。仲井真知事から埋め立て承認をいただいたので、着実に(移設を)進めたい」と強調した。陸上自衛隊習志野演習場(千葉県船橋市など)での訓練視察後に記者団の質問に答えた。

 建設に必要となる名護市との調整に関しては「関連法令を精査し、今後とも地元と協力しながら進める」と語った。

(共同通信)

普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える NDシンポジウムに参加しました

2014-01-12

 昨日、10日名護市民会館大ホールで開催された、新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム“普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える”に参加しました。館内は1,2階とも超満員。1月19日の名護市長選挙を控えて、関心の高さを示した。

参加者の発言要旨(私が聞き取れた分について)

(1.12)掲載

④稲嶺ススム名護市長

 埋立は阻止できる。名護市長には市民の生命・財産を守る義務がある。埋立申請が許可されたが、今後の埋立調査等の工事実施にあたっては、管理権限を有する河川、護岸及び道路等の使用、埋立用土砂採取等は市長の許可・同意が必要となる。私は反対の先頭に立つ。

③前泊博盛氏(沖縄国際大学教授、元琉球新報論説委員長)

 平成10年に大田氏と知事選を戦った稲嶺恵一氏を知事に当選させたときも、4年前に仲井真知事を選んだときも、辺野古埋立問題が、今日のような結果になることを承知しながら選んだ。選んだのはみなさんです。ここまで辺野古問題が続くのは、キャンプシュワーブがあるから。キャンプシュワーブを返還させなければ辺野古の問題は終わらない。辺野古が犠牲になって名護市内住民が利益を得ることは止めるべき。

②マイクモチヅキ氏(ビデオメッセージ)(ND理事、ジョージ・ワシントン大学教授)

 辺野古埋め立てが容易でないことは政治状況のみではない。埋立土砂の調達・運搬等の技術上の問題も多く、不可能だと考える。今後米海兵隊はローテーション配備されることになり、沖縄から撤退する。なぜ、日本政府が辺野古埋立に拘るのか理解できない。

(1.11掲載)

①柳澤協二氏(ND理事、元内閣官房副長官、元防衛省防衛研究所所長、元防衛庁官房長)

 普天間問題の本質は普天間基地の撤去である。それが、いつの間に移設問題にすり替えられ、移設先として名護市辺野古の問題となっている。日米両政府はアメトムチで沖縄に受け入れを迫り、そして、今では辺野古に移設できなければ普天間が固定化されると脅すまでになった。

 沖縄の海兵隊が日本防衛の抑止力になっているとの議論は嘘だ。そもそも抑止力とは米ソ冷戦時の概念。相手を倒さなければこちらの生存が脅かされる。相互交流の術をもたない者同士が相手を倒すために開発した核兵器等の最終兵器を持ち、いずれかが攻撃すれば地球が滅亡する危機に陥る可能性を双方が認識することによって意味を持つ。

 米ソ冷戦が終結した現在(いま)、米中関係を視るとき、かつての米ソ対立の構図とは大きく異なる。米中の貿易依存関係を見れば一目瞭然だ。米中は核兵器の打ち合いというかつての最終戦争にいたることを望んではいない。それどころか、米国は、小さな岩(尖閣列島のこと)のために、(日中)戦争に巻き込まれることを恐れている。

 沖縄は中国のミサイル射程圏内にあり、沖縄の米海兵隊は3発のミサイルで全滅する、と言われている。抑止力とは呼べない。(右図は平成25年度防衛白書に掲載された中国(北京)を中心とした弾道ミサイル射程図だ。沖縄は攻撃されればひとたまりもない。)

 防衛の専門家でもある、森本前防相は、軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域であると発言している。(詳細は当HM記事普天間基地の辺野古移設「軍事的には沖縄でなくても良い・・」の真意〜退任直前(12.25)の森本防相発言〜

 日米防衛協力ガイドラインにおいても、離島は自衛隊が守ることになっている。

 米海兵隊は抑止力とはならない。

 戦後まもなく、本土の米軍基地が反対運動に見舞われた時、基地は、当時米国施政権下にあった沖縄に押し付けられた。今また、人口密集地にある普天間飛行場を、比較的人口の少ない辺野古へ押し付けようとしている。

 大きな矛盾を、より抵抗の少ない地域へ押し付ける。

 日本の民主主義が、沖縄で、また一つ消えていくのではないかと危惧する。 

※以下順次掲載します。

⑤仲里利信氏(元自民党沖縄県連顧問、元県議会議長、元教科書検定意見撤回を求める県民大会実行委員長、元西銘恒三郎後援会長)

⑥司会:猿田佐世(ND事務局長、弁護士(日本・米国ニューヨーク州))

反省一切なし、知事談話全文〜仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議を受けて〜

2014-01-11

 1月10日、沖縄県議会が「仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議」(クリックで同記事へ)を可決した。決議を受けての仲井真知事の談話が1月11日琉球新報に掲載された。以下は同紙からの転載である。

 談話の内容は、決議について一切意に介さない旨表明している。反省の色は一切ない。

知事談話全文

 辞任要求決議に対する知事談話は次の通り。

 本日、県議会において抗議決議が可決された。

 埋め立て承認申請については、関係法などにのっとり審査を行い、承認を判断した。この判断は、公約に違反するものでは全くなく、県民および県議会の理解を得るための説明を行ってきた。

 私は就任以来、公約に掲げた政策の実現に向け、全力で取り組み、一括交付金の獲得、基地跡地利用推進法の改正などの主要政策の実現をみた。

 また、過重な基地負担を負ってきた沖縄県にとって最重要な課題である基地問題においては、政府、関係者に対し、粘り強く理解と協力を求め、全国で負担を分かち合う意識も醸成され始めてきた。

 普天間飛行場の危険性除去は、喫緊の課題であり、一日も早い移設・返還の実現が必要だ。現時点においても、県外移設を求める私の考えは変わっておらず、政府からは、5年以内の運用停止の実現に全力で取り組むとの表明が示された。従って、今回の私の判断は、何ら公約に違反するものではない。

 こうした中、私の辞任を求める決議が可決されたことは、極めて遺憾だ。私は今後とも、基地負担軽減や沖縄振興といった公約の実現にまい進する所存であり、県民の皆さまのさらなるご理解とご協力をお願い申し上げる。

 依然として公約を撤回していないと言い張る知事。沖縄県知事としてふさわしくないだけでなく、政治家としても失格だ。

 2010年知事選における仲井真氏の公約は「日米共同声明を見直し、普天間飛行場の県外移設を求める」だ。(参照仲井真知事の公約撤回は明らか〜2010年知事選における公約から〜)日米共同声明の見直しにも手をつけず、普天間飛行場の辺野古移設を承認した事実は、間違いなく公約撤回だ。

 知事は、公約撤回の責任を取り、即刻辞任すべきだ!!!

仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議(全文)

2014-01-11

 1月10日、沖縄県議会が可決した、「仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議」(全文)は以下のとおりだ。(1月11日付琉球新報より転載クリックで同HMへ)

 仲井真弘多沖縄県知事の公約違反に抗議し、辞任を求める決議
 仲井真知事は、去る12月27日、国が提出した辺野古埋め立て申請を承認した。これは、選挙で「県外移設」を掲げた政治家としての公約違反であり、県議会が重ねて全会一致で求めてきた「県内移設反対、普天間基地は国外・県外移設」とする決議を決定的に踏みにじるものである。
 療養のため欠席した県議会がまだ開会している中、上京し、政府首脳との会談で本県議会に何らの説明を行わないまま「承認の4条件」と称されるような要請を唐突に行うなど、その手続きは議会軽視であり、許されない。また、「驚くべき立派な内容」「140万県民を代表して感謝する」などと県民を代表して謝意を述べ、米軍基地と振興策を進んで取引するような姿がメディアを通じて全国に発信されたことは屈辱的ですらあり、県民に大きな失望と苦痛を与えた。
 加えて、埋め立て承認によって米軍基地建設のための辺野古の埋め立てに自ら道を開きながら「県外移設の公約を変えてない」とその非を認めず、開き直る態度は不誠実の極みであり、県民への冒涜(ぼうとく)というほかない。
 かつて、これほどまでに政府に付き従い、民意に背を向けた県知事はいない。戦後69年、復帰後42年を迎えようとする中、昨年1月の県民総意の「建白書」に込めた決意を否定し、県民の中に対立を持ち込むもので、言語道断である。
 沖縄の自立を遠ざける方向へ後戻りを始めた仲井真知事にもはや県民代表の資格はないと断ぜざるを得ない。知事は、公約違反の責を認め、その任を辞して県民に信を問うよう求める。
 以上、決議する。
 平成26年1月10日
 沖縄県議会
 沖縄県知事あて

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-8666-1195

沖縄県の中部嘉手納町で行政書士事務所を開設しています。日常生活の中で悩みはなかなか尽きないもの。しかし、どんな問題にも解決の糸口があるはずです。離婚、相続、遺産分割、遺言書の作成、建設業許可に関わる問題等々・・・。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
当サイトでは、まず、悩み解決に向けての情報提供ができればと考えています。問題の所在が分かれば、解決に向けての情報収集が必要です。その一助になればと考えています。参考にしていただければ幸いです。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

090-8666-1195

プロフィール

HM用縮小 DSC_1188.jpg

こんにちは、行政書士の福地義広です。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
登録番号  第08471847号
1960年(昭和35年)11月21日生まれ
家族:両親、妻、息子3人
プロフィールの詳細は代表者あいさつに掲載しました。よろしくお願いします。  

福地行政書士事務所

住所

〒904-0203
沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納122-1

新着記事一覧

ページ一覧

フクチ義広後援会(29)
新型コロナウイルス感染関係(21)
PFOS等汚染問題(25)
沖縄差別の実態(25)
米軍の違反パラシュート降下訓練(16)
2.24県民投票(36)
沖縄の民意圧殺を許すな!!!~行動、選挙支援等~(19)
辺野古埋立承認撤回(2018.8.31)(20)
新ページ追加(12)
朝鮮半島平和構築(7)
名護市長選挙(2018年2月4日)(9)
2018.9.30沖縄県知事選挙、10.14豊見城市長選挙、10.21那覇市長選挙(20)
緑ヶ丘保育園・普天間第2小学校(宜野湾市在)への米軍ヘリ落下物事故(31)
うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜島での米軍ヘリ不時着事故。さらに伊計島でのオスプレイのエンジンカバー落下事故。(8)
米軍ヘリ落下物事故、墜落、不時着等を受けての政府の対応(18)
お勧め記事(111)
新着案内(158)
トップページ(25)
書籍・新聞等からの資料(23)
代表者あいさつとプロフィール(2)
業務案内(20)
顧問契約(相談業務)(1)
離婚関係(1)
相続関係(1)
事業関係(8)
遺言書(18)
問題解決プログラム(1)
契約書等のひな型(7)
離婚(5)
遺産相続(4)
借金(2)
情報提供(7)
裁判員制度(6)
判例・裁判関連報道等(35)
成年後見制度(2)
お客様の声、質問(50)
代執行訴訟、違法確認訴訟等これまでの経緯(翁長知事 辺野古新基地建設阻止)(257)
集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

しあわせ講話集
☆▼☆
早川一光講話集 CD全12巻

△☆▼☆寂聴さんのおもしろ法話。聴いて、笑って、元気になる! 「瀬戸内寂聴・京都法話集 CD全12巻
☆▼☆△渡辺先生の愛と幸せに満ちたお話 「渡辺和子講話集 CD全12巻
☆▼☆いのちの輝きが教えてくれる豊かな明日への道しるべ 「いのちを見つめて CD全12巻
☆▼☆京都の名物医師・早川先生の元気いっぱい講話集 「早川一光講話集 CD全12巻
☆▼☆実り豊かな毎日へとあなたを導く名講話集 「現代に生きる CD全12巻
☆▼☆日本文化を大切に…高田好胤師の説得力ある法話集 「高田好胤法話集 CD全12巻☆▼☆▲松原先生百歳記念講話集!心豊かな人生を送る秘訣 「松原泰道講話集 CD全14巻▼☆▼☆カマタ流!しあわせに生きる秘訣 「鎌田實講話集 CD全12巻
▲☆▼☆各宗派15人の名僧との対談をたっぷり収録。仏教の面白さがよくわかる 「ひろさちやの仏教探訪 CD全16巻☆▼☆▼”おもしろ法話”がDVD 「瀬戸内寂聴・天台寺法話集 DVD全10巻
▲☆▼☆在宅ホスピス医・内藤いづみ先生が語る、「しあわせに生きる方法」とは 「内藤いづみ講話集 CD全12巻☆▼☆▼“医療の本質はやさしさ”を実践したナースが語る 「石垣靖子講話集 CD全12巻☆▼☆▲釈尊の教えであなたの今日がイキイキと輝きます 「釈尊に学ぶ生き方 CD全12巻▼☆▼☆相田みつをの、書とはまた一味違う貴重な講演集 「相田みつを講演集 CD全10巻☆▼☆▲元気が出る!人生がラクになる!珠玉のことば134 「相田みつを作品集 全2巻☆▼☆▼こころ豊かに人生を生きるには? やすらぎの12話。 「酒井大岳講話集 CD全12巻
▲☆▼☆日本を代表する尼僧が語る、仏教の真髄 「青山俊董講話集 CD全12巻
▼☆▼☆季節の行事には人生のヒントがいっぱい! 「ひろさちやの日本人の神さま仏さま CD全12巻☆▼☆▲