真部朗前沖縄防衛局長の宜野湾市長選関与問題、8月30日、那覇地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴処分にした。この処分の不当性については先に当HMでも掲載した。(当HM記事宜野湾市長選挙(今年2月)に係る真部沖縄防衛局長の講話等問題、那覇地検の不起訴処分は極めて疑問)
9月28日弁護士20人が那覇検察審査会に不服を申し立てた。以下は9月29日付琉球新報から転載である。
県内弁護士ら 不服を申し立て 防衛局長の不起訴受け ことし2月の宜野湾市長選挙前に、当時の真部朗沖縄防衛局長(現・防衛政策局次長)が職員やその親族などの有権者リストを作成し講話をしていた問題で、沖縄弁護士会有志が自衛隊法違反の疑いで告発した真部氏を那覇地検が嫌疑不十分で不起訴としたのは不当として、弁護士20人が28日、那覇検察審査会に不服を申し立てた。 申立書では、那覇地検が「特定の立候補予定者への投票を依頼したことは認められない」などとして、嫌疑不十分で不起訴にしたことを不当としている。 「自衛隊法で禁じた政治行為に当たらない」とした地検の不起訴理由について、市長選挙という政治の方向に影響を与える意図で特定の政治的政策・方針を推進しており、自衛隊法で禁じる政治的目的に該当し、政治行為は明白だとしている。 不服申し立てを取りまとめた仲山忠克弁護士は「真部氏の行為は、政治的意図が明らかだ。検察審査会で起訴相当の結論がでるよう期待する」と述べた。 |
以下、この事件の経緯を当HM記事で追ってみた。真部氏のリスト作成及び講話は明らかに政治的行為であり、起訴が相当である。
01:31 沖縄防衛局が宜野湾市長選に向けて同局職員関係者の有権者名簿を作成し、局長講和まで?
沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題 真部局長は講和実施を認め、進退に言及
02:01 沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題 防衛省作成の報告書要旨と、以前から同様のことが行われてきた事実が発覚
沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題 真部局長「(行為の)違法性については自覚している」
02:02 沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題 真部局長今度は「違法性の認識なし」と釈明。
02:03 国会での集中審議(要旨) 沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題①
02:04 国会での集中審議(要旨) 沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題③
国会での集中審議(要旨) 沖縄防衛局の宜野湾市長選関与問題②
02:07 真部沖縄防衛局長講話の問題点について①
02:08 「沖縄防衛局による宜野湾市長選への介入に対する抗議集会」参加・・