1月28日、国会において安部首相は所信表明演説を行った。普天間飛行場移設等の沖縄の基地問題については、ほとんど触れなかった。以下は当該部分のみを抜粋した(1.29付日本経済新聞安倍首相 所信表明演説の全文(1月28日)(クリックで同HMへ)から転載)。
外交・安全保障についても、抜本的な立て直しが急務です。 何よりも、その基軸となる日米同盟を一層強化して、日米の絆を取り戻さなければなりません。2月第3週に予定される日米首脳会談において、緊密な日米同盟の復活を内外に示していく決意です。同時に、普天間飛行場の移設を始めとする沖縄の負担の軽減に全力で取り組みます。 |
今回の所信表明演説では沖縄基地問題についてはほとんど触れなかった。
現在各党からの代表質問が行われているが、その中で、安部首相は先の日米合意推進を明言した。
28日には沖縄県のすべての市町村首長及び議会議長らによる要請行動を受け、建白書を自ら受領した。建白書によって示された沖縄の民意のとおり、普天間飛行場の辺野古移設は不可能である。
1月31日国会。答弁はこれまでと同様。日米合意の推進。オスプレイ配備についてはわが国の安全保障に資するものと述べ、日米合意を守るように米側に働きかけると。27日28日両日の東京行動についても一顧だにする様子はない。
沖縄は沖縄の民意実現のため、沖縄の民意を主張し、声を挙げ続けていく。