11.28沖縄県知事選挙は、昨日投開票が行われ仲井真氏が再選を果たした。38,626票の差がついたが予想上回る大差である。序盤の劣勢を伊波氏が挽回しているの世論調査の結果もあり検討を期待したが、大差がついた感がある。
それにもまして驚くのは投票率の低さである。投票率60.88%。ぎりぎり6割の投票率である。知事選における過去2番目の低さとなった、と報道されているが、事前の地方紙の世論調査では9割近くが関心がある、投票に行くと回答していただけに、極めて残念に思う。
昨年8月の衆議院選挙以降の沖縄の民意は、9万人が参加した「4.25県民大会in読谷」、
豪雨の中行われた「5.16普天間基地包囲行動」、名護市会議員選挙や名護市長選挙で示されてきた。その総決算となる今回の知事選挙であるだけに、投票率の低さは気になるところである。
仲井真知事は、普天間飛行場移設に関して「沖縄で移設先はなくなった。」と述べ、菅政権との協議に臨むとしているが、菅政権は、今回の選挙結果を受けて4割近くの人は県内移設反対とは言っていないと強弁してくるに違いない。
今後は、「沖縄で移設先はなくなった。」という沖縄の民意を受けて、間違いのない協議を仲井真知事に期待したい。