昨日、喜納民主党県連代表代行が、野田首相に対し嘉手納統合案を提案したと報道された。これに対し三連協(嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会)が反発したと報道されたが、中でも當山宏嘉手納町長の対応の様子は、その激しさがわかる。
これまで、再三にわたる嘉手納統合案粉砕を掲げての抗議集会や議会の抗議決議があったにもかかわらず、政府与党のしかも沖縄県連役員の対応に怒り心頭である。
當山宏嘉手納町長の嘉手納統合案に対する姿勢については、「広報かでな2012年(平成24年)1月号」の年頭のあいさつの中にも触れられており、この問題に関する町長の強い危機感が伺える(以下に当該部分を抜粋した)。
今回の喜納民主党県連代表代行による嘉手納統合案の提案は、決してこの案が断念されていないことを示しており、更に警戒を強める必要がある。
基地問題につきましては、・・加えて、既に断念に追い込んだはずの普天間の嘉手納統合案がまたししても浮上し、町民に危機感と強い怒りを抱かせました。今回の統合案は、米国の議会筋からその財政問題に端を発して打ち出されてきたものです。これに対し三連協(嘉手納町・北谷町・沖縄市)は嘉手納統合案に反対する緊急声明を発表、また、嘉手納町や議会は地域の皆様とも連携しながら断固阻止の立場でこの問題に対処してまいりました。本件については、常に事態の推移を注視しながら、嘉手納統合案断固反対の強い姿勢で臨んでまいります。 |