公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に係る条例案が、県議会特別委員会で可決

2015-07-09

 7月7日、県議会特別委員会で可決された『公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に係る条例案』その内容は、辺野古新基地建設阻止に向けて動きの一つである。

 同条例は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」を受けて制定されたものであり、国の政策に沿ったものとなっている。観光立県を目指す沖縄県としては県土を守ることは当然のことである。

 翁長知事が掲げる辺野古新基地建設阻止に向けた「あらゆる手法」の一つが形になろうとしている。

 沖縄は、沖縄の声を挙げ続ける!!!

以下同案の内容について(私が入手した資料の範囲内で)記載する。 

公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に係る条例案

(目的)第1条 この条例は、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)第1条に規定する目的の趣旨を踏まえ、公有水面埋立事業の実施による外来生物の侵入を防止することにより、生物の多様性を確保し、もって祖先から受け継いだ本県の尊い自然環境を保全することを目的とする。

(届出用材の搬入の届出等)第4条等

 埋立事業者は、採取場所が県外の地域である埋立用材を県内搬入しようとするときは、以下の事項について(抜粋)搬入予定日の90日前までに知事に届出なければならない。

当該埋立用材に関する

①採取場所の位置、区域及び面積

②県内搬入予定日、経路及び方法

③特定外来生物の付着又は混入の有無の確認のために行った調査の内容

④特定外来生物の付着又は混入があったときの防除対策について行った検討内容及び防除の実施の有無及びその内容

⑤県内搬入後に特定外来生物の付着又は混入が明らかとなったときの防除策の概要

(事業者に対する知事の措置等)第6条等

①届出又は搬入中止の勧告

②立ち入り調査等

③防除の実施又は搬入等の中止の勧告

④公表等 

(その他)第10条等

①専門的知識を有する者からの意見聴取

②施行日:平成27年11月1日

沖縄の民意をあらためて発信した、翁長知事の平和宣言(全文)(6月23日付琉球新報HMより転載 動画は渡久地修さん撮影の動画を拝借しました)

2015-06-23

 今日6月23日は慰霊の日だ。嘉手納米軍基地では早朝から爆音・排気ガス等が撒き散らされ、米軍機が離陸する。70年が経過したとはいえ、沖縄の占領状況は何も変わっていない。

 翁長知事は、その沖縄の現状を世界に告発し、日米両政府に対し「・・固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古へ移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます」と述べた。正に沖縄の民意の発信を世界に発信した。

 沖縄は、沖縄の声を挙げ続ける!!!

翁長知事の平和宣言(全文)(6月23日付琉球新報HMより転載)

 70年目の6月23日を迎えました。

   私たちの郷土沖縄では、かつて、史上稀(まれ)に見る熾烈(しれつ)な地上戦が行われました。20万人余りの尊い命が犠牲となり、家族や友人など愛する人々を失った悲しみを、私たちは永遠に忘れることができません。

 それは、私たち沖縄県民が、その目や耳、肌に戦(いくさ)のもたらす悲惨さを鮮明に記憶しているからであり、戦争の犠牲になられた方々の安らかであることを心から願い、恒久平和を切望しているからです。

 戦後、私たちは、この思いを忘れることなく、復興と発展の道を力強く歩んでまいりました。

 しかしながら、国土面積の0・6パーセントにすぎない本県に、日米安全保障体制を担う米軍専用施設の73・8パーセントが集中し、依然として過重な基地負担が県民生活や本県の振興開発に様々な影響を与え続けています。米軍再編に基づく普天間飛行場の辺野古への移設をはじめ、嘉手納飛行場より南の米軍基地の整理縮小がなされても、専用施設面積の全国に占める割合はわずか0・7パーセントしか縮小されず、返還時期も含め、基地負担の軽減とはほど遠いものであります。

  沖縄の米軍基地問題は、我が国の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべき重要な課題であります。

  特に、普天間飛行場の辺野古移設については、昨年の選挙で反対の民意が示されており、辺野古に新基地を建設することは困難であります。

  そもそも、私たち県民の思いとは全く別に、強制接収された世界一危険といわれる普天間飛行場の固定化は許されず、「その危険性除去のため辺野古に移設する」、「嫌なら沖縄が代替案を出しなさい」との考えは、到底県民には許容できるものではありません。

  国民の自由、平等、人権、民主主義が等しく保障されずして、平和の礎(いしずえ)を築くことはできないのです。

  政府においては、固定観念に縛られず、普天間基地を辺野古へ移設する作業の中止を決断され、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます。

  一方、私たちを取り巻く世界情勢は、地域紛争やテロ、差別や貧困がもととなり、多くの人が命を落としたり、人間としての尊厳が蹂躙(じゅうりん)されるなど悲劇が今なお繰り返されています。

  このような現実にしっかりと向き合い、平和を脅かす様々な問題を解決するには、一人一人が積極的に平和を求める強い意志を持つことが重要であります。

  戦後70年を迎え、アジアの国々をつなぐ架け橋として活躍した先人達の「万国津梁」の精神を胸に刻み、これからも私たちは、アジア・太平洋地域の発展と、平和の実現に向けて努力してまいります。

  未来を担う子や孫のために、誇りある豊かさを創りあげ、時を超えて、いつまでも子ども達の笑顔が絶えない豊かな沖縄を目指します。

  慰霊の日に当たり、戦没者のみ霊(たま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、沖縄が恒久平和の発信地として輝かしい未来の構築に向けて、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します。

  2015年6月23日

  沖縄県知事 翁長雄志

ケネディー大使の本心不明な大使館発表〜6月19日翁長知事・ケネディー駐日大使会談〜

2015-06-22

 6月19日午前、翁長知事は、ケネディー駐日大使と在日米国大使館で、約40分間会談した。会談後の記者会見で、翁長知事は昨年の名護市長選挙をはじめとする一連の選挙で辺野古に基地を造らせないという沖縄の民意が示されたこと、さらに、辺野古の工事ついて、沖縄県の調査船だけが入れない状況を改善してもらいたいと話したが、コメントはなかった、という。

 会談日の同日。在日米国大使館は同HMに、翁長知事とケネディー大使との会談の様子について掲載した。それによれば「キャンプ・シュワブの拡張計画は・・唯一の解決策・・と・・表明した」としている。しかしながら、翁長知事は、会談でのケネディー大使の「辺野古は唯一の解決策」発言については否定している。

 この間の翁長知事と米国議員・政府関係者との会談は奇妙だ。会談時に「辺野古が唯一の解決策」と発言せず、会談後にネット上で表明したり、今回のケネディー大使のように会談した本人ではなく「大使館側の発表」という形で表明されている。極めて奇妙だ。本人の意思であれば会談時に発言されるべきであり、本人の意思とは違うところで表明がなされているとしか思えない。(以下を参照)

 とは言え、辺野古には基地を造らせない沖縄の意思は明確だ。

 沖縄は沖縄の民意を実現するために行動する!!!!!

(2015年6月20日付琉球新報)
ケネディー駐日大使との会談後の一問一答
−知事からはどのような話をしたか。
「日本の安全保障は日本国民全体で負担してもらいたいという見地から話をした。ケネディー大使から沖縄が今日まで日米安保に対して貢献していただいたのは大変ありがたく思っているとの話があった。アメリカのプレゼンスは重要で、日米両国が力を合わせて進めていきたいという話をしていた」
「私の方からは昨年の名護市長選、知事選、衆院選からすると、沖縄県の民意は辺野古に基地を造らせないといことで、私もそのように思っている。理解をいただきたい話した。安全保障、環境保全を含めて大浦湾で工事を進めているが、沖縄県の調査船だけは入れないことが起きている。この問題を考えていただきたいと話した。これについて時間の関係上、コメントはなかった」
−率直な感想を聞かせほしい
「一緒になって物事を考えていきたいという姿勢は感じたが、日米両政府が進めることについて、メモを見ている感じだった」
−「唯一の解決策だ」との言葉は出たか。
「辺野古が唯一の解決策だというこ言葉は出なかった。日米で一緒になって進めていきたい、プレゼンスを進めていきたいということが主だった」
−ケネディー大使とも会われて県の主張をしなければならないという方々に会ったと思うが。
「ワシントンDCでの場合もそうだし、きょうのケネディーさんもそうだったが、もう同じ文書が出回っている感じがする。全く同じ言葉が出てくる」
「(ケネディー大使からは)1回ではお聞きできないと思いますので何回もお会いしたいという話もあったので、私もこれからも会っていく中で一つ一つ話をしていきたいと申し上げた」 

(2015年6月19日付け在日米国大使館HMより)
ケネディ大使、翁長沖縄県知事と会談
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2015年6月19日

 ケネディ大使は6月19日、沖縄県の翁長雄志知事と米国大使館で会談した。大使は会談で、東アジアの平和と安定の礎である日米同盟に必要不可欠な貢献をしている沖縄に心から謝意を伝えた。

 ケネディ大使はまた、翁長知事が先ごろ米国を訪問した際に米国政府高官が述べた、日米両政府はキャンプ・シュワブの飛行場建設に対する揺るぎない決意を共有しているという点を強調した。キャンプ・シュワブの拡張計画は米海兵隊による普天間飛行場の継続利用を避けることにつながり、運用面、政治面、財政面および戦略的な懸念に対する唯一の解決策であるとあらためて表明した。

 ケネディ大使は沖縄の地元住民との良好な関係を維持していく米国の決意をあらためて表明した。大使は沖縄県民の友情に感謝を述べ、米国と沖縄がさまざまな分野で行う活発な交流を支援したいと伝えた。

翁長雄志知事「思い伝えた」マケイン氏会談後の一問一答(2015年6月4日付沖縄タイムス)

−会談の中身は
「上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長とジャック・リード副委員長に会った。従来から話しているものを時間が短いのでかいつまんで、私の思いを伝えることができた。基地の思い、日米安保体制を十二分に理解していること。辺野古移設に沖縄県民はこのように思っていると話した。中身は基本的にクローズなのでどういうやりとりをしたかは言えない」
−移設反対を伝えた。
「沖縄県内の新聞をみせた。3万5千人が集まった県民大会を見せながら、辺野古新基地建設反対の民意は出ていると私の気持ちを伝えた」
−軍事委と会う意義は。
「二人と話をして、沖縄の気持ちを伝えられたことに大変意義があった」
−感触は
「継続して話をしてくれるということなので有意義だった」

■マケイン氏声明
「今日、私は翁長知事と友好的で敬意ある会談を行った。私は沖縄の人々への感謝と、知事と建設的な対話を継続する意思を表明した。同時に、私は日米両政府が引き続きコミットしている在沖米海兵隊移転の現行計画を引き続き支持していくことを表明した。私は、在日米軍とアジア太平洋地域における安全保障と安定の礎石であり続ける日米同盟の強化に関する将来の課題について、安倍首相および日本政府と協力していくことを期待している」

米国政治の堕落〜翁長知事訪米への米国政府の対応から〜

2015-06-06

 翁長知事を先頭に実施された訪米。県出身者団体や米国の市民団体、米国政府高官、上下両院議員、シンクタンクと精力的に会談が実施された。

 これを受けての米国政府・議会の反応は極めて厳しい。想定内ではあるが、辺野古新基地建設に固執する姿勢があらためて示された。以下は、報道されたマケイン氏及び国務省の声明であるが、いずれも、沖縄の認識とは程遠い。

 特に、国務省声明に示された「代替施設は新基地ではなく、日米両政府は現存する基地に機能を加えるものだ・・」との指摘は問題だ。耐用年数100年とも200年とも言われ、軍港を備える基地の建設であり、しかも当該埋立地は国有化され、沖縄県民の民意が遠く及ばない施設となる。これを新基地建設と呼ばずして、何と説明するのか。国務省声明の詭弁には呆れ果てるばかりである。

 マケイン氏は「私は沖縄の人たちに対して感謝を伝え、知事とは今後、建設的な対話を続けていきたいとの思いを伝えた」と声明を発した。何が感謝だと言いたい。これまでの沖縄への米政府の仕打ちに対しては感謝では済まされない、謝罪すべきであり、これ以上の基地負担を押し付けない態度を示すべきである。 

 翁長知事は、沖縄の民意を無視する日本政府に対して、政治の堕落だと指摘したが、米国政府も同様、正に、政治の堕落だ。

 日米両政府の政治家が、自らが選挙によって選ばれたことを忘れ、昨年1年間の選挙によって示された沖縄の民意を受け止めないのは、正に政治の堕落だ。

 沖縄は、沖縄の民意を示すため、声を挙げ続ける!!!

マケイン氏声明(6月4日付琉球新報より転載)

 マケイン氏が2日に発表した声明は次の通り。

 きょう沖縄県の翁長雄志知事と友好的で敬意のある会談を行った。私は沖縄の人たちに対して感謝を伝え、知事とは今後、建設的な対話を続けていきたいとの思いを伝えた。

 同時に私は現在、米日両政府が同意している在沖海兵隊の再編計画をなお支持していることを伝えた。

 私は安倍首相、また彼の内閣と共に、在日米軍の将来に関して話し合い、またアジア太平洋の安定の要である日米同盟の強化に取り組んでいくのを楽しみにしている。

国務省声明(要旨)(6月5日付沖縄タイムスより転載)

 国務省のヤング日本部長と国防総省のアバクロンビー副次官補代行は翁長雄志知事と会談し、日米同盟、東アジアの平和への沖縄の貢献に感謝を示した。

 会談で、ヤング氏とアバクロンビー氏は、日米両政府は普天間飛行場の代替施設をキャンプ・シュワブに建設する確固たる約束を共有していると強調した。

 代替施設は新基地ではなく、日米両政府は現存する基地に機能を加えるものだと指摘した。

 米当局は、代替施設建設計画が運用上、政治的、財政的、戦略的な面から普天間飛行場の継続使用を回避する唯一の解決策だと繰り返してきた。代替施設の完成は、地域の同盟を強め、脅威を抑止し、平和と安定を強化する。

 両氏は、訓練移転や岩国基地へのKC130空中給油機の移転、西普天間住宅地区の返還など負担軽減にも言及した。

許すな。『辺野古移設反対83%、埋立承認取消の翁長知事支持77.2%』の民意を前にしての中谷防相「現在考え得る唯一の手段」発言。〜6月2日防衛大臣会見より〜

2015-06-02

 沖縄県内マスコミ(琉球新報・OTV)が実施した世論調査の結果、辺野古移設反対83%、埋立承認取消の翁長知事支持77.2%を示されても、中谷防相は、相変わらず「現在考え得る唯一の手段」と発言する。

 これだけの沖縄の圧倒的な民意を示されているのである。中谷防相は、直ちに、沖縄防衛局に対し、ボーリング調査を中止し、県が求める制限区域(立ち入り禁止)内の岩礁破砕確認調査に応ずるよう命ずるべきである。

 沖縄は、辺野古新基地建設阻止を実現するため、声を挙げ続ける。

平成27年6月2日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)
Q:琉球新報社と沖縄テレビが実施した5月30日と31日の世論調査で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対意見、県内の反対意見が83%に上って、埋立承認取り消しを視野に入れている翁長知事を支持するが77.2%に上りました。政府は、早ければ8月にも土砂を入れた本格工事ということなのですけれども、これだけ反発が多い中で、大臣の受け止めというか、今後の行方などをお聞かせ下さい。
A:一番大切なことは、普天間飛行場の抱える危険性、これを除去することでございまして、これまで政府は懸命にそれに取り組んでまいりましたけれども、いろいろなことをやっても、唯一の手段として、やはり辺野古に移転をするということが最も早く、確実で唯一の手段であるということには、私は変わりはないと思っておりますので、一日も早く普天間飛行場を移設をさせるということで、懸命に作業に取り組んでいるということでございます。
Q:県民の理解が進んでいないことについては、どうお考えですか。
A:これの対応等については、様々な角度から検討致しておりまして、負担の軽減策も講じておりますし、基地自体も縮小されて、海上に移転をすることによって、安全性においても軽減をされますし、騒音の面も普天間は全くなくなるわけでありますので、こういったことにおいて、いろいろとこれまで経緯があって、手段を考えてきました。しかし、結局、辺野古に移設をするということが、現在考え得る唯一の手段であると。これは、沖縄も、アメリカも、国にとっても、一番大事なのは、普天間の飛行場の早期移転でありまして、現在も非常に危険で、そして騒音にみなさん負担を負っておりますので、それが解消するために全力を挙げて取り組んでまいりたいということでございます。
・・・
Q:訪米中の翁長知事がワシントンで会見して、沖縄の民意を無視して辺野古を強行する姿勢は、安倍政権が係わる積極的平和主義に矛盾する、反するのではないかということを主張しているのですけれども、このことについて大臣はどのように。
A:これは、沖縄の知事さんが訪米をされたということでございますので、特に私の方からそれに対するコメントはありません。
Q:政府が進めている辺野古の今の計画というのは、積極的平和主義とか沖縄の民意を無視したこういう姿勢に対して、特に矛盾はないということでしょうか。
A:この基地移転については、これまでもその安全保障の必要性から、また、危険性の除去、沖縄の基地負担の軽減の観点で、沖縄県側と協議をしながら進めて参りまして現在に至っておりますので、こういった点で、従来は沖縄県の皆さんと協議をして参って進めさせて頂いておりますので、この点をまた説明を申し上げて、御理解を頂く努力を続けて参りたいと思っております。

辺野古強行は日米同盟を砂上の楼閣にする〜5月30日付琉球新報「知事に聞く」より〜

2015-06-01

 訪米前の翁長知事の共同通信との単独インタビュー。翁長知事の並々ならぬ決意が示された。 

 知事は、辺野古の問題は日本の国内問題ではない、米国も当事者だと指摘し、世界一危険な普天間飛行場を固定化し、墜落事故でも起これば、「普天間は駄目だ」となり、次に、その矛先は嘉手納基地に向う、と予言する。

 さらに、米国が最も恐れているのはこの点だと指摘し、私たちの目が嘉手納に向いたときの恐ろしさを米国は大変警戒している、と断言し、辺野古問題が日米同盟を揺るがすと指摘する。以下は5月30日付琉球新報よりの転載であるが、翁長知事の並々ならぬ決意が示されている。

5月30日付琉球新報より転載
知事に聞く 

辺野古基地絶対できぬ

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり安倍政権と対立する翁長雄志知事が訪米直前に共同通信の単独会見に応じた。移設阻止への戦略は。安倍政治や本土世論への思いはー。(聞き手は共同通信編集局長・河原仁志)

−訪米の狙いは。
「私が自民党出身者として日米安保体制をよく理解していること、その上で辺野古に新基地を造ることは日米同盟、安保体制に相当の傷をつけますよ、と伝えることだ。なぜなら辺野古基地は絶対できないからだ。米国は安倍晋三首相が強引に造るだろうと思っているかもしれないが、それは難しい。」
「この問題は日本の国内問題だというかもしれないが、県民からしたら米国も当事者だ」

矛先は嘉手納にも

−辺野古移設阻止に向けた戦略は。
「埋め立て承認に関する有識者委員会から承認取り消しが提言されれば取り消すことになる。阻止に向けた知事の権限は10ほどある。私たちが同意しないとできない。国は裁判に訴えて、結論が出るまでは工事をやるかもしれないが、沖縄の自治の気概は本土の人と全然違う。抵抗する様子が映像として世界に送られたら日米同盟など持たない。沖縄の自治権は与えられたものではない。復帰後も含めて勝ち取ってきたものだ。この点を見くびると日米同盟は砂上の楼閣になる。」

「世界一危険な普天間飛行場を固定化してしまえば、一つ何か落ちただけで『もう普天間は駄目だ』となる。その矛先は次に嘉手納基地に向う。米国が最も恐れているのはその点だと思っている。今は普天間だけが話題になっているが、私たちの目が嘉手納に向いたときの恐ろしさを米国は大変警戒している」
−本土の人の多くが沖縄基地を地政学や抑止力の観点から見ています。
「日米首脳会談や日米防衛協力指針(ガイドライン)再改定では中東まで視野に入れた積極的平和主義と言っている。そうすると沖縄の地政学的な位置づけとは何なのかとなる。中国の最新鋭ミサイルを考慮すれば、沖縄はむしろ近すぎて危ないと言う指摘もある」
「安全保障は日本全体で、と言うのに本土のどこも受けてくれない。沖縄にあるのは(地政学的理由ではなく)他が受けないから。新たに造るのは大変だが既にあるところは慣れているし振興策でごまかせるだろうと。除染廃棄物の中間貯蔵施設を福島に、というのも同じ発想だ」

深み失う自民党

−今の自民党をどう見ていますか。
「私が県議だったころ、沖縄に来た野中広務(元官房長官)さんは『翁長君、こうだ、申し訳ない』と言って頭を下げた。後藤田正晴(元官房長官)さんは『かわいそうでな。真っ正面から顔を見ることができないんだよ』と言って沖縄入りを渋ったそうだ。橋本龍太郎(元首相)さんは自民党総裁室前で順番待ちしていた私たちを行列の最後尾に回して『ごめん、沖縄を5分で帰すわけにはいかないんだ』と言ってくれた。みんな田中派・経世会系だ。国民とつながる心のひだを持っていたと思う」
「小選挙区制になったことも大きい。中選挙区時代はタカ派、リベラル派と違うタイプがたくさんいた。深みがあった。小泉純一郎(元首相)さんが政権を取ったころから自民党は変わった」

改憲より地位協定改定

−米軍新型輸送機オスプレイ配備阻止行動で東京都内をデモしたとき、ヘイトスピーチよりも無関心で通り過ぎる人たちにショックを受けたと。
「寂しかった。本土の人にどういう言葉を使えばいいか大変悩む。基地経済を謳歌しているのではないかとか、振興策でいいですねとか(言われる)。そういうことじゃないんですけどね、と言いながら、短時間では舌足らずで流してしまうつらさは沖縄の人はみんな持っている」
「米兵に暴行された女の子が道に捨てられ、犯人は無罪で本国に帰ったこともあった。こういった幾多の屈辱は県民は忘れようと思っても忘れられない。いつまでも昔の話をしないで未来に向かってと本土の人は言うけれど、基地が固定化している限り私たちの記憶は消せない」

日本は独立国家か

−安倍晋三首相は憲法改正を政治目標にしています。
「改憲より日米地位協定の改定が先だ。日米対等を目指すと言いながら、日米合同委員会では恐ろしいくらいの従属関係だ。辺野古問題でも『外交は国の専権だ』と言うなら、日本は本当に独立国家かという点まで議論しなければならない」
−安保法制の整備をどう見ていますか。
「中国に対するコンプレックスではないか。軍事力だけでなく経済大国として台頭したことで、国民も、政治をやっている人も、いたくプライドを傷つけられた。安保法制の背景にはそんな感情があるのではないか」
「尖閣問題の発端をつくったのは石原慎太郎(元東京都知事)さんが『都が買う』と言って野田佳彦(前首相)さんが買ってしまったこと。それがなければ曖昧なまま多少はしのげた。安保法制には、それがしのげなくなってしまった結果の恐怖心もある」

ピエロになっても

−知事選出馬の経緯を。
「2013年11月に(当時幹事長の)石破茂さんに説得されて沖縄の自民党国会議員5人が辺野古移設を容認し、もうこういう人たちと政治を一緒にやってどうこうじゃないなと。誰がかわいそうって県民でしょ。で、昨年の3、4月くらいに女房にね、『俺、もう政治生命捨てようかな』と。当選するかは別に問題提起してやると」
「(出馬要請に来た)革新の皆さんには『イデオロギーよりアイデンティティーだよ』と言った。保守には『僕は県外移設だよ』と言った。その上で県内で保革がけんかして、上で笑っているのは日米両政府だと。保革を乗り越えないと沖縄はどうにもならない。それには保守の側から近寄らないと駄目だ」
−期待とともに圧力も大きいですね。
「人間の生き方として、私たちの不作為で子や孫にまた同じ年月を過ごさせるわけにはいかない。沖縄に生まれてきた政治家の宿命だ。ピエロになっても消されてもいいから言うべきことを言わないと。身を捨てる気持ちがないとできない。政治家は使い捨て。私のみじめさは何でもないが、県民のみじめさは絶対あってはならない」

訪米初日を終えた翁長知事の記者会見(5月29日沖縄タイムスより)

2015-05-30

 5月29日沖縄タイムスに、訪米初日を終えた翁長知事の記者会見一問一答が掲載された。ハワイ選出議員、メイジー・ヒロノ上院議員とトゥルシー・ガバット下院議員との面談内容だが、辺野古新基地建設阻止の沖縄の民意に理解を示したという点で好印象を受ける。

以下はその内容だ。

 訪米初日を終えた翁長雄志知事との一問一答は次のとおり

ー会談の内容は。

「二人とも上下院で軍事委員会のメンバー。その意味で意義がある。私は日米安保体制を理解するが、0.6%の面積に74%はいかにも不平等。日本国民全体で負担するなら一定理解するが、今の状況では県民として納得できない」

「辺野古新基地は名護市長も反対している。これはできない。日本の国内問題というが、できなくなると米政府も関係ないとはならない。非民主的な造り方をすると日米同盟の成熟度が世界から問われる。ぜひ理解してほしいと話した」

ー回答は。

「ヒロノさんは国と国の問題だが、日本政府が皆さん方(沖縄)の話を聞かないというのを感じていた。ぜひもう一回力強く訴えて解決してほしいと理解を示してくれた」

「がバットさんはもっと踏み込んで、沖縄の言うことはよく理解できる。自分としても参考になったので、理解ある米議会のメンバーと議論したい。辺野古が止まったときにどするのか。次に会うときには提案してほしいという話があった。」

中谷防相は沖縄の民意に従い、辺野古新基地建設を断念せよ!!!〜5.17県民大会決議文手交後の記者会見より〜

2015-05-27

  「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」(5月17日開催) クリックで大会動画へ)の実行委員会共同代表の稲嶺名護市長らは、同大会決議文を、5月25日、中谷防相に提出した。その際、防相は辺野古が唯一だ、と繰り返したという。その後の記者会見概要が防衛省HMに掲載された。以下は当該部分を抜粋した。

 会見で中谷防相は、普天間飛行場の飛行ルールの遵守について「・・その都度、担当職員が米側にも申し入れ・・し、私も、在日米軍司令官等に申し入れ・・ている」と言っているが、どんなに遵守を求めても守られていないのが現状だ。騒音防止協定など完全に形骸化している。

 さらに、翁長知事が設置した「名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認を検証する第三者委員会」については、「価値があるとは考えていません」と切り捨てた。言語同断だ。

 ただ、稲嶺市長との再面談については、「稲嶺市長とはここでお会いできて非常に良かったので、「また沖縄に行って、今度はゆっくりお目にかかりたいですね」と。ということで、「是非、お越し下さい」というようなことでした。」と述べた。ただ、面談の目途はたっていない。

 3万5千人が参加した「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」で示された沖縄の民意にしたがい、中谷防相は、辺野古新基地建設を断念すべきだ。

 沖縄は、沖縄の民意を訴え続ける!!! 

平成27年5月26日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)

Q:昨日、稲嶺市長等と懇談をされたと思うのですけども、その中で「辺野古の移設が唯一の解決策だ」と大臣はおっしゃられたと思うのですけれども、その後も我々の取組の資とするというようなお話がありましたが、決議文をどのような形で資とされるご予定でしょうか。
A:その前に、稲嶺市長からそういう要望があって、「沖縄に海兵隊が何故いるのか」と聞かれましたので、やはり、沖縄の地理的な重要性ということで非常に東シナ海が緊張しているような状況でもありますので、やはり、「日米同盟における在日米軍のプレゼンス。また、海兵隊という即応性がある部隊が存在をしているということが安定に繋がっています」という点を説明しました。それから大城連合会長から、「普天間周辺の基地における飛行のルール、これをしっかり守って欲しい」と。このことにつきましては、「その都度、担当職員が米側にも申し入れをしているし、私も、在日米軍司令官等に申し入れをしている」と。それから、もう1点は県議の方から、「第三者委員会、これが今、精査をしています」ということについては、「埋立申請を頂く時には、丁寧に時間をかけて問い合わせについてお答えしていますので、こちらとしては、価値があるとは考えていません」というようなやりとりがありまして、最終的には、最初に申し述べたとおり、普天間飛行場の危険性の早期除去、これをするためには、辺野古へ移設して、早い返還に取り組んで参りたいということですが、昨日あらためてご意見を頂きましたので、それについてはご理解をさらに求めていきたいと。稲嶺市長とはここでお会いできて非常に良かったので、「また沖縄に行って、今度はゆっくりお目にかかりたいですね」と。ということで、「是非、お越し下さい」というようなことでした。
Q:スケジュールとしては、いつぐらいをメドにというのはあるのでしょうか。
A:これは、地元との調整がありますので、改めて調整をしてみたいと思います。
Q:埋立をやっているという状況の中で、地元の理解を求めるいうことなのですけれども、なるべく早いうちにというようなお考えはあるのでしょうか。
A:国会の情勢もありますし、海外のスケジュール等もありますので、それを睨みながら、ということです。

辺野古に基地は造らせない〜5月20日翁長知事、日本記者クラブ・外国特派員協会(東京)で記者会見〜

2015-05-22

 5月20日、翁長知事は、日本記者クラブ・外国特派員協会(東京)で記者会見し、内外の記者に対し、あらためて「あらゆる手段を駆使し、辺野古に基地を造らせない」と明言した。

 日本記者クラブの記者会見。記者から「自民党のリーダーだったが辺野古反対に変わったきっかけは何か。」と問われた、翁長知事は次のように答えたという。

「稲嶺恵一知事は15年間使用期限の軍民共用空港として許可した。しかしそれを小泉純一郎首相がつぶし、辺野古問題になった。自民も民主もオールジャパンで沖縄に基地を置いている。私たちは70年前の戦争で10万人亡くなった。子や孫に基地を引き継いでいいのか。沖縄に生まれた保守の政治家は子どもたちを守るために頑張るべきだ。」(5.21付琉球新報から転載)

 15年間使用期限は、時の大田知事と稲嶺氏の知事選挙における、辺野古新基地建設を巡る稲嶺氏の公約だった。結果は、15年使用期限を公約に掲げた稲嶺氏が当選した。

 翁長知事は、「15年間使用期限の軍民共用空港・・を小泉純一郎首相がつぶし、・・(いま)・・自民も民主もオールジャパンで沖縄に基地を置いている」と指摘し、「子や孫に基地を引き継いでいいのか。沖縄に生まれた保守の政治家は子どもたちを守るために頑張るべきだ」それゆえ、辺野古反対へと変わった、と理由を述べた。

 沖縄を守るためだ、と述べる翁長知事に大きな拍手を送りたい。そして、さらに翁長知事を支えるオール沖縄の結集を呼びかける。

 翁長知事の訪米について、菅官房長官は「国防は国の専権事項」と述べる。この人はまだ分かっていない。国防のために沖縄が被った甚大な戦争被害と、戦後70年連綿と続く基地被害の現状を。日本政府はまったく理解していない。

 オール沖縄のうねりは、全国へと拡がり、海外へと拡がっている。

 辺野古新基地建設阻止等、沖縄の民意実現のために、沖縄はさらに声を挙げ続ける!!!

「今回のことが素通りすると、20年も50年も一緒だ」大義は沖縄にあり。〜5月9日翁長知事記者会見要旨(中谷防相会談後)(5月10日付琉球新報より転載)〜

2015-05-11

 5月9日の翁長知事・中谷防相会談後の、翁長知事記者会見。公開された冒頭20分以降の非公開部分のやり取りが紹介されているが、ここでも、翁長知事の発言は沖縄の民意を体現した、中谷防相にとって辛辣な内容となっている。

 日本政治はこのままでいいのか。日本の政治家の態度はこのままでいいのか。

 翁長知事は指摘する。

「今回のことが素通りすると、20年も50年も一緒だという認識をもっている」

 沖縄は、沖縄の民意を主張し続ける。

5.9翁長知事記者会見要旨(中谷防相会談後)
 中谷防衛相との会談後、翁長知事雄志知事と報道陣との主な質疑応答は次の通り。
−辺野古移設を「唯一の解決策」とする政府の認識があらためて示された。
「沖縄でなければ、日本の安全保障、特に米軍との関係は守れないという固定観念が政府にはある」
「普天間が世界一危険という認識を日米両方が公表してしまっている状況で、普天間の固定化は難しい。辺野古が唯一の解決策というところから、なかなか離れることができていない」
−岩礁破砕許可や埋め立て承認の切り札を切ることはありえるのか。
「詳しい説明はここではできないが、隠すとかそういうことではない。私たちも(建設を)止めるためにはどうしたらいいのか真剣に考えながらやっている。いずれにせよ、その時々の場面で対応を考えていくことになる」
−県が申請している辺野古の調査などに対する説明や回答はあったか。
「いいえ。『普天間の移設先は沖縄にしかない。そして辺野古が唯一だ』という話をあらためて繰り返していた」
「私は『おそらく20年後の防衛大臣も同じことを話すのではないか』と、『20年後もまた同じように“努力はしたけれども沖縄さん頼むよ”ということになると思う』というような話をした」

−官房長官、首相、防衛相と会談し、むしろ溝が深まったという捉え方もできる。政府のトップとの会談に意味があるのか。
「一番大きな意味は本土の(メディアの)世論調査で、私の感覚からすると平均で10ポイント、辺野古の新基地には反対だという意見が出てきているということ。対談したこによって、本土側も『なるほど』となったと思う」
−今後も政府側から会談の申し出があれば断るものではないということか。
「拒否するものは何もない。私たちの主張を多くの方々に聞いていただき、ご理解をいただくようなものでなければ、この問題は何十年たっても変わらないだろう」
−「20年後の防衛大臣も同じことを話すのではないか」という話が出たが、平行線のままなら20年後も普天間は今の場所に在り続けるとも受け取れる。
「『本土は嫌だ』というわけだから。私は参院予算委員会の話もさせてもらったが『本土が嫌だと言っているんだから、沖縄が受けるべきだろう。不毛な議論はやめようや』というものがあるわけだから。今回のことが素通りすると、20年も50年も一緒だという認識をもっている」
−会談では「高飛車」という言葉を使った。
「2年前、東京要請行動で全市町村長、全議長、県議もそろって(MV22オスプレイ配備・普天間の県内移設に)反対だと言った時に一顧だにしなかった。悩んだ形跡もなかった。他の都道府県ではあり得ない。これは明らかに沖縄に(基地を)置いておくことを前提として日本の政治が動いてきたということだ」

大義は沖縄にあり〜5月9日翁長知事と中谷防相会談 知事冒頭発言全文(5月10日付琉球新報より転載)〜

2015-05-10

 大義は沖縄にあり!!!

 5月9日の翁長知事・中谷防相会談の内容を見ると、そのことがさらに明らかになる。

 中谷防相は、最近の南西海域での緊急発進や中国による領海侵入をあげて、沖縄の国土防衛上の重要性を強調し、抑止力維持のためにも、普天間の危険性除去のためにも辺野古新基地建設が「唯一の解決策」だと発言する。これまでの、日本政府の主張のオウム返しに過ぎず、受け入れることなど到底できない。

 翁長知事も「辺野古に基地を建設するのは不可能」「辺野古の基地建設が途中で頓挫すること・・、そういう事態は全て政府の責任」と一蹴した。

 翁長知事の反論は明快であり、正に、沖縄の民意を代表するものだ。私が目を引いたのは次のくだりだ。

 2年前の参議院の予算委員会が超党派メンバーで来県した際、基地所在市町村首長との意見交換の場で、普天間基地の県外移設に関しての自民党議員の発言だ「本土が嫌だと言っているのだから、沖縄が受けるのは当たり前だろう。不毛な議論はやめようや」。

 沖縄に基地があるのは当たり前、沖縄は、永遠に本土防衛のための捨石、という発想だ。

 これに対して翁長知事は指摘する。

 「70年間は(基地を)預かってきたが、これから以降の70年間も(基地を)預かれと言っているのか。」

 辺野古新基地建設阻止運動に参加することに躊躇(ちゅうちょ)しているウチナーンチュ(沖縄人)がいるとすれば、このことに気づくべきだ。

 辺野古への新基地建設を許すということは、沖縄が、未来永劫、軍事基地の島と化することを意味する。

 辺野古新基地建設阻止は、沖縄の未来を造ることになるということを。

 沖縄は、沖縄の声を、挙げ続ける!!! 

5月9日翁長知事と中谷防相会談 知事冒頭発言全文(5月10日付琉球新報より転載)

翁長知事冒頭発言全文(中谷防相会談 5月10日付琉球新報)
 中谷大臣においては大変お忙しい中、意見交換をさせていただくことを感謝申し上げる。4月には菅官房長官、安倍総理とお会いさせていただき、いろんな話し合いをさせていただいた。本土の方々も注目していただき、ほとんどの中央メディアの世論調査で、国民の皆さんが平均して10%ほど多く新辺野古基地建設に反対だという世論調査が出た。本土と沖縄の理解が深まったことに、大変意を強くしている。中谷大臣とは私が那覇市長時代に自民党県連内で1時間ほど、これまでの普天間基地の県内移設、それからオスプレイ配備について議論したことを覚えている。平行線とはいえ、お互いの主張を確認して今後の議論の約束をしたことを覚えている。
 昨年暮れに中谷さんが防衛大臣に就任し、私が沖縄県知事に就任した。それぞれ、国と県の責任者として、またお会いできることを期待していたが、国会答弁やマスコミ報道等によると、大臣の方からは「今、話し合っても溝が深くなるだけだ」「日本の安全保障はどう考えているのか」「沖縄県のことは考えているのか」という私の方から見ると高飛車な発言が聞こえてきた。沖縄県民に寄り添ってご理解いただけるよう努力したいという政府方針とは程遠く、会えなかったことがさらに政府と沖縄の溝を深くしたのではなかいかなと思っている。
 普天間基地の5年以内運用停止の定義について、大臣は3月の安全保障委員会で「飛行機が飛ばないこと」と答弁した。しかし、4月24日に「幻想を振りまいてはいけない」とあっさり撤回して「仲井真知事と運行停止について、政府がやりとりした言葉であって、これが合意されたわけではありません」とも答弁している。5年以内の運用停止は前知事の埋め立て承認の大変大きな柱であり、前知事は官房長官も総理も約束したことが最高の担保だと言っている。空手形にならないようにぜひともしっかりと対応していただきたいと思っている。
 このようなことの積み重ねが、今日の日本国民全体で日本の安全保障を考え、負担すべきだという努力を怠って、戦後70年がたっても沖縄に負担させる。あるいは辺野古が唯一の解決策ということでしか日本の安全保障を語れない。そういった日本の政治の中で、沖縄があえぎ、苦しみ、そして自己決定権を強く主張するゆえんとなっている。
 2年前、参議院の予算委員会が超党派メンバーで来県して、基地所在市町村の首長と意見交換した。その席上、普天間基地の県外移設に話が及び、自由民主党の議員が大きな声でこう言った。「本土が嫌だと言っているのだから、沖縄が受けるのは当たり前だろう。不毛な議論はやめようや」。こういう国会議員と私はどうやって日本の安全保障を議論できるのかと、大変絶望感を感じた。
 あらためて申し上げるが、沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。全部、戦後、米国に銃剣とブルドーザーで強制的に接収をされて今日に至っている。海兵隊ももともと沖縄にいたわけではない。本土にあったものが60年、70年代に沖縄に移ってきたわけであり、これも私たちからすると経緯について大変不信感もある。自ら奪っておいて「普天間基地が老朽化したから、世界一危険になったから、新辺野古基地に移設をさせる」「嫌なら代替案を沖縄が出せ」というこの考え方のどこに、私から言わせれば、自由と民主主義、人権という価値観を共有する国々との約束を実現する資格があるのかどうか。沖縄の視点から見ると、大変強く感じる。日米の安保体制、日米同盟は私はもっと品格がある、世界に冠たる、誇れるものであってほしいと心から願っている。
 沖縄県は昨年一連の選挙、名護市長選挙、そして県知事選挙、衆議院全選挙区で新辺野古基地建設反対の候補者を当選させた。これが沖縄の民意だ。その中で中谷大臣に具体的なお願いが二つある。
 一つは沖縄県から見ると、どんなに米軍が事件・事故を起こして、その都度沖縄県や各市町村長、議会等が防衛局に出向き、意見や抗議をしても残念ながら防衛局に当事者能力がない。能面のように「この件は米軍に伝えたいと思います」と言うことがほとんどだ。日米地位協定の最前線にいるということはそういうことであり、沖縄だからこそこれが現実に見えてくる状況だ。
 私たちも他の都道府県の首長同様、子どものことやお年寄りのこと、そしてまたまちづくりのために全力を尽くして頑張りたいが、いかんせん基地に時間が割かれ過ぎる。私が知事に就任して約5カ月。8割、9割は基地だ。それ以外に経済も福祉も教育も触る時間がない。基地問題だけで私は今日まで知事職を全うしているのかなと思うぐらいだ。
 せめて事件が起きたら、防衛局長をはじめ職員が県や市町村に出向いて説明をし、私たちの意見も聞いてもらいたい。これは軍転協の首長さんがそろったときの席上で多くの方が言っていたので、ぜひこれはご検討いただきたい。
 それから二つ目は辺野古の岩礁破砕許可の関係で、コンクリート製構造物の設置状況に関する調査について、外務省北米局に速やかに立ち入り許可が得られるように依頼しているところだ。沖縄防衛局においても適切に対応していただくようお願いする。
 今日まで海上保安庁の船や防衛局の調査船、工事作業船が出入りできて、沖縄県の調査船が入れない。こういう状況が続いている。これはまさしく理不尽であり、見えないところで現状が変更されているのではないかという疑義さえ私たちに生じさせている。
 私は日米安保体制を理解している。私の政治の流れもそういうものであった。しかしながら、新辺野古基地が唯一の解決策だという考え方に日米両政府が固執すると、日米安保体制に大きな禍根を残すのではないかと思っている。
 先ほど来、沖縄がいかに日本の安全保障のために重要かという話があった。しかし、考えてみると70年間、冷戦構造時代も今日に至るまでも、いつも沖縄は重要な要だということで何ら変化はない。今、強調されたことも冷戦構造時代より本当にそれが脅威になっているのかどうか。安全保障に重大な危険性をもっているのかどうか。
 あるいはまたグローバルなこれからの安全保障、積極的な平和主義ということで、中東まで視野に入れての日米同盟、日米安保体制だが、その中でも沖縄が位置づけられるということになると、沖縄は一体いつまで世界中のそういったもので用立てなければ私たちは住んでいけないのか。この辺りのところが先ほどの説明でも現状はよく分かるが、過去はどうだったのか、先々はどうなるのか。70年間は預かってきたが、これから以降の70年間も預かれと言っているのかどうか。この辺のところが明確でないので、先ほどの説明をなかなか納得するわけにはいかない。
 私は辺野古に基地を建設するのは不可能であって、私どもも沖縄県としてこれは絶対に反対していきたい。このように思っている。このまま、日本政府が地元の理解を得ることなしに辺野古の基地建設が途中で頓挫することが起きることは、そういう事態は全て政府の責任だと思っている。防衛大臣のご尽力により、政府の新たな英断を心から期待している。かたくなな固定観念から脱して辺野古への建設工事等を中止することを決断し、そして私たちと話し合いを継続していただきたいと思う。
 私も(大臣が)言ったアジアの中における沖縄の在り方、そして日本の安全保障は日本国民全体で考えるべき、負担すべきだ。その努力を本土の政治家は本当に地元の方々に自分の命を懸けて、自分らで守ろうよとそういう話をしたことがあるのかどうか。参議院の予算委員会のメンバーの一人が「嫌だと言ってるのだから沖縄が受けるのは当たり前だろう」と言う中で、日本の安全保障を語ったら、私たち沖縄県民はそういった大きな宿命の中で生きていかなければならないのか。大変切ない、寂しい思いがある。ぜひ、この気持ちをご理解いただいて今後に生かしていければありがたいと思う。よろしくお願いします。

翁長知事との会談(5月9日)を前にした中谷防相の記者会見、沖縄への配慮一切なし

2015-05-08

 明日(5月9日)の翁長知事との会談を前にした中谷防相の記者会見。これまで、「普天間の危険性除去」を強調していたのが、会談を前にして「我が国の安全」「わが国の防衛上」「日本の防衛という観点」と言い出した。

 翁長知事の主張は、日本防衛のために「県民は過重な基地負担を背負い続けており、政府においては安全保障の負担は全国で担うべきだとの認識をしっかり持って取り組んでほしい」ということだ。 

 中谷防相の認識がこの程度では、明日の会談が思いやられる。

 翁長知事には、県民の代表として、4月28日の日米首脳会談を受けての記者会見で述べた内容についても確認してもらいたい。

詳細は本HM記事参照 翁長知事。あらゆる手法を用いて辺野古新基地阻止に取り組む!〜4.28日米首脳会談を受けて〜

 がんばれ翁長知事!!!沖縄県民が翁長知事を支えている!!!

平成27年5月8日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)

Q:明日、大臣は、沖縄の翁長知事と会談されますが、普天間飛行場の辺野古移設を巡っては、先月の日米「2+2」で、唯一の解決策だと両政府が改めて確認しました。移設反対を強める翁長知事に、どのように説明し、理解を求めるお考えでしょうか。

A:防衛大臣としては、地元の陸・海・空自衛隊、この活動等について、県にも大変お世話になっているということと、また、南西方面の安全保障環境が今どのような状況なのか、そして、沖縄に駐留している海兵隊、これは、我が国の安全とアジア太平洋地域の平和と安定に寄与をしていることなどにも触れつつ、普天間移設の意義、そして、政府が沖縄の負担軽減に全力で取り組んでいることなどにつきまして、改めて、翁長知事にご説明をして、お話をしたいと考えております。

・・・

Q:先ほどの沖縄の翁長知事との会談についてなのですが、これまで、菅官房長官が沖縄を訪問して、同じように理解を求めて平行線でした。翁長知事も官邸を訪れて、総理大臣と会談しましたが、これも平行線でした。官房長官、総理が相次いで会談して平行線であったにもかかわらず、中谷大臣として、防衛大臣として、このタイミングで行かれる意義、意味というのはどこにあるのでしょうか。

A:私は、防衛大臣として、沖縄においても陸・海・空自衛隊の部隊が駐留しておりますので、県の方とも行政的にいろいろな関係があります。そのあたりの説明と、また、この近年の日本を取り巻く、特に、沖縄周辺の東シナ海における安全保障環境の変化などを説明をしてきたいと。その上で、わが国の防衛上の自衛隊、また、米軍の果たしている機能・役割、それについての説明をさせていただいて、今後、普天間の移転並びに米軍再編に伴う各事業等もございますので、沖縄県側の御理解をいただきたいということで、説明をしてきたいと思っております。

Q:安全保障環境の面から、沖縄に海兵隊が駐留し続けるということの必要性について、理解を求めていくという考えですか。

A:このあたりは、しっかりと日本の防衛という観点で、沖縄の皆様方にも理解をいただきたいと思っております。

Q:先の訪米では、アメリカ側に沖縄の基地負担の軽減についても要請をされたかと思うのですが、基地負担の軽減について、沖縄にどのようなメッセージを伝えるお考えでしょうか。

A:これは、既にSACOの合意もありますし、近年、嘉手納以南の移設等につきましても、それぞれ事業の計画がありますので、それに従って、早期に基地の縮小が実現されるように実行に移しておりますので、こういった点について改めて説明をして参ります。アメリカの方にも、地元から要請があっていることは伝えておりますし、具体的に、この嘉手納以南の基地移転が進むように、こういった点についても要望致しましたので、そういった話も踏まえて、県側にもお話をしたいと思っております。

Q:今後の移設作業なのですけれども、防衛省としては、来月末までにボーリング調査を終えて、夏にも埋立工事に着工するという目標を掲げていると思いますが、そういった今後の見通しについての説明もされるお考えでしょうか。

A:やはり、普天間の移設の必要性、これにつきましては辺野古へ移設をするというのが、唯一の方法であるということで事業に取り組んでおりますので、この事業の着実な実施について説明をして、御理解いただきたいと思っております。

・・・

5月11日から25日まで県による辺野古海域調査実施〜4.28日米首脳会談を受けての記者会見で表明〜

2015-05-02

 4月29日の翁長知事の記者会見。

 翁長知事は、沖縄防衛局によって辺野古海域に沈められたアンカーブロックによる珊瑚の破壊状況について、5月11日から25日まで調査することを発表した。

 記者会見でも明らかになったように、県に対しては「運用上の理由」により調査を拒否しておきながら、沖縄防衛局の調査は実施されているのは矛盾する。沖縄防衛局の調査結果は多数の珊瑚が破壊されていること示している。HM記事(04/10)翁長知事の、岩礁破砕許可の取消しの日は近い〜第4回環境監視等委員会結果から〜参照

 がんばれ翁長知事!!!オール沖縄が翁長知事を支えている!!!

 以下は4.30付琉球新報に掲載された「翁長知事の会見発言全文」中、当該部分を転載した。

 臨時制限区域内における岩礁破砕などの立ち入り調査については4月22日、在日米軍から具体的な調査内容などを沖縄防衛局と調整の上、報告するよう外務省を通じて連絡があった。

 沖縄防衛局に対して、調査の実施などについて県の意思を示したのは・・2月18日。以降、相応の説明も行ってきた。2月26日に行った在日米軍への立ち入り許可申請に対しては、民間工事船や海上保安庁の船艇が多数出入りしている状況にもかかわらず、運用上の理由により受け入れられないという回答が3月11日・・。県の公務執行のための調査に対する応答としては、到底理解しがたいものだった。

 一方、沖縄防衛局の潜水調査に対しては、まさに県が調査を希望した時期に同様の区域において在日合衆国軍隊に同様の許可を得ていたことが今回の国会で明らかにされ、沖縄県への対応はますます納得がいかないものとなっている。

 今回の申請も3月19日に外務省へ提出したものだが、この段階に来て在日合衆国軍隊から連絡があったとして再度沖縄防衛局と調整して調査内容を明確化するよう求めるなど、国として沖縄県民に寄り添うという姿勢がまったく見られず、極めて遺憾であると言わざるを得ない。

 このため調査船などの確保が可能となる連休明けから調査を実施するとして、外務省および沖縄防衛局に対し、調査が確実に実施できるように早急な対応を求める旨、本日、通知した。国においてはこれまでの姿勢を改め、沖縄県民に寄り添った誠意のある対応を強く求める。

翁長知事。あらゆる手法を用いて辺野古新基地阻止に取り組む!〜4.28日米首脳会談を受けて〜

2015-05-02

 4月29日、翁長知事は、4月28日実施された日米首脳会談を受けて記者会見を行い、あらためて、『あらゆる手法を用いて辺野古新基地阻止に取り組む』と決意を示した。

 がんばれ翁長知事!!!オール沖縄が翁長知事を支えている!!!

 翁長知事は、日米首脳会談で安部首相が辺野古移設によって普天間の危険性を除去すると発言したことに対して、「大変遺憾なことだ」と指摘し、その不当性を訴えた。以下は4.30付琉球新報に掲載された「翁長知事の会見発言全文」を参考にして要旨をまとめた。

日米首脳会談について

 日米首脳会談の共同会見で、安部総理が「普天間の危険性を辺野古移設によって一日も早く除去する」と発言した。これは大変遺憾なことだ。・・中央メディアの世論調査でも多くの国民が新辺野古基地建設に反対と意識が変わってきた。大変意を強くしたが、相変わらず安部総理のかたくなな固定観念が示されたことは、残念なことだと申し上げたい。

 2番目に安部総理に沖縄県民が辺野古建設計画に明確に反対している旨、オバマ大統領に伝えていただくよう申し上げた。私が反対していることを説明したとの報道があることは承知しているが、具体的にどのような内容かはまだ十分把握されていない。

 昨年の名護市長選挙、県知事選挙、衆議院選挙において、・・反対が圧倒的な民意だったわけだが、その民意を伝えたかどうか、あるいは本土の世論調査の結果も伝えたかが不明だ。・・しっかり確認した上で考えを申し上げたい。

 3番目に・・日米・・(2プラス2)共同発表で、「辺野古移設が普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策である」と再確認したことに強い憤りを感じている。・・私は辺野古新基地建設は不可能だと思っているが、「唯一の解決策」という言葉は日米同盟、日米安保体制を揺るがしかねないと思っている。

 それから4番目。・・普天間飛行場の5年以内運用停止は2プラス2共同発表に明示されていない。・・前知事は・・「一国の総理、官房長官を含めて、政府としてしっかりやると言っている。それが最高の担保である」と説明していた。

 5年以内運用停止は、・・空手形ではなかったかと危惧している。安部総理との会談でも、5年以内運用停止を約束できるかお聞きしたが、明確な答えはなかった。

 ・・5年以内運用停止は前知事の埋立承認に至った大きな柱だ。・・5年以内運用停止については総理も前知事も情熱が感じられない。・・

 次に5番目だが、私は日米安全保障体制は重要だと理解している。しかし、県民は過重な基地負担を背負い続けており、政府においては安全保障の負担は全国で担うべきだとの認識をしっかり持って取り組んでほしいと考えている。

 今後の基地負担軽減にしても、これも総理との会談で、・・沖縄県民はベース基地が移設されない限りは新辺野古基地が完成後、(訓練等移転されたオスプレイも 注)HM記載)全部戻ってくるのではないかと危惧していると伝えた。

 また嘉手納以南の返還も・・0.7%・・しか減少しない。返還時期も・・「2028年、またはその後」と誰もが納得できない表現だということも申し上げた。

 それから6番目だが、このまま日本政府が地元の理解を得ることなしに辺野古への新基地を建設することは不可能であり、建設途中で頓挫することによって起きる事態は全て政府の責任だ。

 ・・辺野古問題は日本の国内問題だとよく言われる。しかし、・・米軍基地の運用について日本政府がほとんど口を挟めないことをよく知っているから、辺野古の問題についても実感として県民と米軍、県民とアメリカ政府との問題だとも思う。

 だから、私も近いうちに訪米して県民の思いを米国政府、シンクタンクなどのさまざま方々に訴えようと思っている。多くの県民の負託を受けた知事として、今後も県の有するあらゆる手法を用いて辺野古に新基地を造らせないという公約実現に向けて取り組んでいく。

沖縄は、さらに、沖縄の声を挙げ続ける〜日米首脳会談より〜

2015-05-01

 4月28日実施された日米首脳会談。安倍首相は、オバマ大統領に対し、翁長沖縄県知事は「普天間飛行場の移設に関し、・・・辺野古移設に反対していた」と伝えた。ただ同時に「しかし辺野古移設が唯一の解決策との政府の立場は揺るぎない」とも述べ「沖縄の理解を得るべく対話を継続する」とした。これに対し、オバマ大統領は「沖縄の負担軽減に引き続き協力していく」と述べたという。

 日米首脳会談の場で、沖縄の基地負担軽減について、大統領が言及したのは初めてだろう。

 沖縄の民意が米国政府に届いているという証だ。

 沖縄の現状を日本の外務・防衛の官僚のフィルターを通すことなく、直接、米国政府に直接示したのである。沖縄の行動の第1段階の目標は達成した。

 5月17日のセルラースタジアムでの県民集会、その後の翁長知事の訪米行動は、さらに沖縄の民意を、米国のみならず、前世界に示すことになる。

 沖縄は、さらに、沖縄の民意を主張し、声を挙げ続けなければならない!!!

日米首脳会談(外務省HMより抜粋)(クリックで同HMへ)

 (イ)米軍再編
 安倍総理より,普天間飛行場の移設に関し,先般翁長沖縄県知事と初めて会談し,知事は辺野古移設に反対していた,しかし辺野古移設が唯一の解決策との政府の立場は揺るぎない,沖縄の理解を得るべく対話を継続する旨述べた。また,安倍総理より,そのためにも,県外のオスプレイ訓練増加,嘉手納以南の土地返還等,沖縄の負担軽減は政府の優先課題である,普天間飛行場の5年以内の運用停止については,日米「2+2」の場で岸田外務大臣からケリー国務長官に対して伝えた,環境補足協定も早期に署名したい,日米同盟への国民の支持を得るため協力頂きたい旨述べた。これに対しオバマ大統領より,沖縄の負担軽減に引き続き協力していく旨述べた。
 さらに,安倍総理より,在沖縄海兵隊のグアム移転は,グアムの戦略的拠点としての発展を促し,米国のリバランス政策にも資する,連携して着実に進めたい旨述べた。

辺野古反対の沖縄の民意と日米2+2協議。沖縄への基地押しつけの理不尽さを世界に発信しなければならない。

2015-04-28

 昨日4月27日発表された日米防衛外務2+2協議の共同文書。辺野古新基地建設阻止の沖縄の民意対する配慮は一切ない。

 報道された同要旨には、辺野古に関する部分には以下のように記載されている。

5.在日米軍再編

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設は、運用上、政治上、財政上、戦略上の懸念に対処し、普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であることを再確認した。

 辺野古新基地建設の理由として、「運用上、政治上、財政上、戦略上の懸念」を挙げたのは今回が初めてだろう。

 共同宣言にいうこれらの問題は、日米いずれの懸念材料か。

 「政治上の懸念」は日本の問題だ。森本前防相は退任記者会見で、そのことを指摘したが、沖縄に基地を押し付けることの理不尽さを、米国も認めたことになる。それでいいの?と問いたい。

本HM記事普天間基地の辺野古移設「軍事的には沖縄でなくても良い・・」の真意〜退任直前(12.25)の森本防相発言〜より

「政治的に許容できるところが沖縄にしかないので、だから、簡単に言ってしまうと、「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域である」と、そういう結論になると思います。というのが私の考え方です。」

 「財政上の懸念」は言うまでもなく米国の財政赤字を指す。だから、建設費はすべて日本が負担して基地建設し、米国に提供するのだ。しかし、日本の財政赤字も深刻だ。日米双方の財政上の懸念を考えるなら基地は建設しない方が良いに決まっている。

 「運用上、戦略上の懸念」は、日米両政府以外の識者等によって、すべて否定されている。辺野古に基地がなくても米海兵隊の運用は十分可能であるし、戦略上も在沖海兵隊抑止論は完全に破たんしている。

 それでもなお、沖縄に基地を押し付けるのか。この理不尽さを世界に発信しなければならない。

「普天間飛行場の5年以内運用停止」は「幻想」。政府を挙げて沖縄を欺き続けた責任は大きく、重く、沖縄にとって耐えがたい屈辱だ!!!

2015-04-27

 4月24日の衆議院安全保障委員会。中谷防相は、「普天間飛行場の5年以内運用停止」を「幻想」とし、これまでの政府の説明をすべて否定した。仲井真前知事の埋立承認の前提条件であり、政府を挙げてここまで沖縄を騙してきたことは許されない。

 4月17日翁長知事・安倍首相会談後の記者会見。

 翁長知事は「(普天間飛行場の5年以内運用停止について)5年以内の運用停止は生きていると話としては聞き取れたかという感じはしている」と述べている。つまり、この時点でも安部首相は沖縄を欺いていたことになる。沖縄の代表である翁長知事を公の会談の席で欺いたのだ。決して許してはならない。

 以下は、本HMの掲載した政府首脳の発言だ。政府を挙げて沖縄を欺き続けた責任は大きく、重く、沖縄にとって耐えがたい屈辱だ。

平成26年10月10日岸田外務大臣記者会見

【NHK 栗原記者】沖縄側は,知事選挙までになんとかまとめてほしいという意向を示しておりますけれども,これについては間に合いそうですか。

【大臣】沖縄の負担軽減につきましては昨年12月仲井真知事からも要請をいただいております。この負担軽減の要請については,政府としてしっかり受け止め,全力で取り組むという方針で臨んでいました。環境補足協定の取り扱いを含めて,沖縄の負担軽減については引き続き全力で取り組まなければならないと存じています。いつまで等については申し上げることは控えたいと思いますが,できるだけ早く結果を出すように努力を続けなければならない,課題であると認識しています。

平成26年10月17日 江渡防衛大臣記者会見から
Q:今月2日に行われた日米協議で「普天間の5年以内の運用停止というのがアメリカ側から反対が表明された」ということなのですけれども、これに対する事実関係だけ。

A:いろいろな形で我々は累次にお願いしておりますし、そしてそれに向けて、私達もできることはすべて行うと。それは総理を始め、我々内閣の一致した思いであります。ですからこそ、「やれることはすべてやる」ということでこれからもがんばって行きたいと思いますのでよろしくお願いします。 

平成26年10月20日 江渡防衛大臣記者会見から
Q:先程「5年以内の運用停止」とありました。一部アメリカが5年以内という期間について、ちょっと認識が違うというようなことも言っていますが、ここについては。

A:先方がどのような受け止め方をしているか、それはわかりませんけれども、今までも様々な各種の会議等や、そして今年になりましてからも大臣、そして副大臣等々においても、きちんと相手側に我々の考え方というのを伝えていますし、彼らからも「理解した」ということは聞いております。また、私も先月電話会談させていただきましたけれども、なにとぞ沖縄負担軽減のために御協力いただきたいということで、ヘーゲル国防長官からも「わかった」ということは、今年も受けています。ただ、相手のあることでありますけれども、だからこそ、我々一生懸命、このことに向けて全力で努力していかなければいけないと、そのように考えております。 

仲井真前知事の「普天間飛行場の5年以内停止」は幻想、中谷防相が明言。沖縄を騙していたことが明らかに

2015-04-26

 4月24日の衆議院安全保障委員会で、中谷防相は、「2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)に関し、これまで運用停止の状態は「飛行機が飛ばないこと」と説明していた定義を翻し「幻想を与えるようなことは言うべきでない。撤回する」と述べ、自らの説明をほごにした。」(4月25日付琉球新報)。

 仲井真前知事が、埋立承認の大前提としていた「普天間飛行場の5年以内停止」が「幻想」であったことを、政府自らが認めたのである。

 やっぱりまやかしだった。もう一度言おう。沖縄を裏切った仲井真前知事もまた、日本政府に裏切られた。

 やー、いちゃのーあらに、仲井真さん。とー、ちゃーすが、仲井真さん。

 (だから言ったじゃないか、仲井真さん。さー、どうするか、仲井真さん。)

中谷防衛相、普天間飛行停止は「幻想」 国会答弁を撤回(2015年4月25日付琉球新報より転載) 
【東京】中谷元・防衛相は24日、国と県が合意している2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)に関し、これまで運用停止の状態は「飛行機が飛ばないこと」と説明していた定義を翻し「幻想を与えるようなことは言うべきでない。撤回する」と述べ、自らの説明をほごにした。運用停止の定義については、中谷氏が飛行機が飛ばない状態と国会で答弁していたほか、県も同様の認識だった。中谷氏の変節は「普天間の5年以内運用停止」が事実上不可能だと認めた形で、県内からの反発は必至だ。同日の衆院安全保障委員会で下地幹郎氏(維新)に答えた。
 「普天間の5年以内運用停止」は2013年12月、仲井真弘多前知事が普天間飛行場の辺野古埋め立て申請を承認するための事実上の条件となった4項目の米軍基地負担軽減策の一つ。「5年以内」についての政府と県との合意が破綻したことで、仲井真前知事の埋め立て承認の前提条件が崩れた形だ。
  中谷氏は5年以内の運用停止の起点は14年2月だと明言した上で、ことし3月26日の衆院安保委員会で、照屋寛徳衆院議員(社民)の質問に対して運用停止の状態は「5年以内の運航停止、つまり飛行機が飛ばないということだ」と説明していた。
  埋め立て承認の過程で、国との交渉を担った又吉進前公室長も在任中、県議会で「航空機が飛行していない状態」「飛ばない状況というのは市民から見たときにそこに飛行機が存在していない、飛行機が空中に浮かんでいない状態」だと答弁している。
  これまで政府は5年以内運用停止を米国と交渉していると繰り返し説明してきた。安倍晋三首相も今月17日の翁長雄志知事との会談で「5年以内の運用停止は生きている」などと明言したという。
  こうした中谷防衛相の変節について、下地氏は取材に対し「仲井真知事が埋め立て承認をした根拠がなくなった。徹底追及する」と述べた。照屋氏も「看過できない」として中谷氏の姿勢をただしていく考えだ。

日米2+2にて「辺野古問題のこれまでの経緯も含め話をしたい」中谷防相が明言(4.24防相記者会見)

2015-04-24

 4月27日に米国で開催される日米外務・防衛閣僚協議(2+2)。この協議の中で、辺野古問題について取り上げると中谷防相が明言した。

 今日4月24日午前の記者会見。中谷防相は「これまでの経緯も含めた状況については、お話をしたい」と発言した。

 先の翁長知事・安倍首相会談。翁長知事は「オバマ大統領に沖縄県知事をはじめ沖縄県民が明確に反対していることを伝えてくださいとはっきり申し上げた」と述べている。これに対して安倍首相からの回答はなかった。仮に、安倍首相がオバマ大統領に沖縄の民意を伝えなかったとしても、翁長知事が依頼した事実については、既に伝わっているはずだ。

 日米2+2で協議するのは、まずは辺野古工事の停止だ。停止後にその後の策を検討する。そうでなければ、沖縄の民意を納得させることはできない。

 辺野古問題は日本の国内問題ではない。米国はそれをまず理解すべきだ。

平成27年4月24日防衛大臣会見概要(クリックで同HMへ)より当該部分のみ抜粋

Q:週末(の)・・。日米「2+2」・・で、・・・どういった会談の成果を期待されるでしょうか。

A:26日に日本を出発して、27日にニューヨークで「2+2」会談を実施を致します。・・・沖縄の基地負担の軽減問題など、・・・幅広く日米同盟のあり方について協議をしてまいりたいと思っております。

・・・

Q:沖縄関係になりますけども、翁長知事が一昨日、防衛省の審査請求に対して、これは無効だということで意見書を農林省に提出しました。これに対する受け止めをお願いします。

A:これは、手続きの一環でございまして、農林省において審査がなされている中で、沖縄県による弁明書の提出も、その手続きの一環であると承知を致しております。このことにつきましては、防衛省としましては、特にコメントすることはございませんが、防衛省としての主張におきましては、もうすでに行っておりますので、農林省における公平・厳正な審査がなされるというふうに認識をしております。

Q:先程、防衛相会談、日米の首脳会談の中で、沖縄の関係を議題として挙げると・・・、翁長知事が首相に対してもですね、新基地は作らせないということ、反対の意見を伝達しているのですけれども、そういったことも含めて、地元から反対が挙がっていることも、議題として大臣は挙げていくのか。

A:前回の訪米の時も議論は致しましたが、今回も、その以降の、これまでの経緯も含めた状況については、お話をしたいと思いますが、どういうふうな対応をするのかということにつきまして、基本的に日本政府として、沖縄県に依頼を受けたことで、それに対してできることは行っていくという観点で実施をしてきております。また日米間でも意見交換は行っていきたいと思っております。

Q:前回は防衛相会談ですね。

A:前回は防衛相会談です。

翁長知事・安倍首相会談に、辺野古反対の世論が拡がりを見せている(今日4.22付沖縄タイムスより)

2015-04-22

 4月17日に行われた翁長知事と安倍首相会談。同会談については、公開された冒頭のあいさつ中、翁長知事の発言が途中で打ち切られたり、当初翁長知事のあいさつを先にする予定だったのに、当日朝になって首相官邸から変更されるなど、姑息な官邸のやり方には常軌を逸しているとの非難の声があがっている。

 そんな中実施された各報道機関の世論調査の結果が公表されたが、いずれの調査においても、「辺野古新基地建設阻止」の沖縄の民意を支持するものとなっている。

(下表は本日付沖縄タイムスからの転載)

PICKH20150422_A0027000100500006_r.jpg

 昨日の記者会見で、世論調査の結果について問われた中谷防相は「世論調査の仕方は、色々と、各社の質問の仕方等もあるので、この点についてはコメントは差し控えさせていただきます。」と述べ、世論調査の結果を無視し、辺野古移設を強行する姿勢を示した。

 中谷防相の姿勢は、許されない。

 辺野古新基地建設阻止。沖縄は、沖縄の民意を示し、これを実現するため、声を挙げ続ける!

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-8666-1195

沖縄県の中部嘉手納町で行政書士事務所を開設しています。日常生活の中で悩みはなかなか尽きないもの。しかし、どんな問題にも解決の糸口があるはずです。離婚、相続、遺産分割、遺言書の作成、建設業許可に関わる問題等々・・・。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
当サイトでは、まず、悩み解決に向けての情報提供ができればと考えています。問題の所在が分かれば、解決に向けての情報収集が必要です。その一助になればと考えています。参考にしていただければ幸いです。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

090-8666-1195

プロフィール

HM用縮小 DSC_1188.jpg

こんにちは、行政書士の福地義広です。あなたのお悩みに最適な解決方法を提案します。
登録番号  第08471847号
1960年(昭和35年)11月21日生まれ
家族:両親、妻、息子3人
プロフィールの詳細は代表者あいさつに掲載しました。よろしくお願いします。  

福地行政書士事務所

住所

〒904-0203
沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納122-1

新着記事一覧

ページ一覧

フクチ義広後援会(29)
新型コロナウイルス感染関係(21)
PFOS等汚染問題(25)
沖縄差別の実態(25)
米軍の違反パラシュート降下訓練(16)
2.24県民投票(36)
沖縄の民意圧殺を許すな!!!~行動、選挙支援等~(19)
辺野古埋立承認撤回(2018.8.31)(20)
新ページ追加(12)
朝鮮半島平和構築(7)
名護市長選挙(2018年2月4日)(9)
2018.9.30沖縄県知事選挙、10.14豊見城市長選挙、10.21那覇市長選挙(20)
緑ヶ丘保育園・普天間第2小学校(宜野湾市在)への米軍ヘリ落下物事故(31)
うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜島での米軍ヘリ不時着事故。さらに伊計島でのオスプレイのエンジンカバー落下事故。(8)
米軍ヘリ落下物事故、墜落、不時着等を受けての政府の対応(18)
お勧め記事(111)
新着案内(158)
トップページ(25)
書籍・新聞等からの資料(23)
代表者あいさつとプロフィール(2)
業務案内(20)
顧問契約(相談業務)(1)
離婚関係(1)
相続関係(1)
事業関係(8)
遺言書(18)
問題解決プログラム(1)
契約書等のひな型(7)
離婚(5)
遺産相続(4)
借金(2)
情報提供(7)
裁判員制度(6)
判例・裁判関連報道等(35)
成年後見制度(2)
お客様の声、質問(50)
代執行訴訟、違法確認訴訟等これまでの経緯(翁長知事 辺野古新基地建設阻止)(257)
集団的自衛権行使は憲法違反。安保関連法案を廃案にせよ。(17)
辺野古新基地建設阻止、高江ヘリパッド建設阻止行動(キャンプシュワーブ・高江等)(57)
名護市辺野古海域の埋立は人類に対する犯罪だ。美しい辺野古の海を守りましょう!!!(11)
普天間飛行場の辺野古移設阻止(127)
許すなオスプレイ配備(183)
許すなオスプレイ配備2(50)
沖縄の米軍基地(23)
夜間爆音被害の実態 嘉手納・普天間両米軍基地(26)
第4次、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟等訴訟、爆音関連(281)
嘉手納米軍基地の爆音(115)
嘉手納町役場から入手した爆音データより(17)
米軍機(オスプレイ等)事故(56)
普天間基地の爆音の最新情報(16)

電子書籍

しあわせ講話集
☆▼☆
早川一光講話集 CD全12巻

△☆▼☆寂聴さんのおもしろ法話。聴いて、笑って、元気になる! 「瀬戸内寂聴・京都法話集 CD全12巻
☆▼☆△渡辺先生の愛と幸せに満ちたお話 「渡辺和子講話集 CD全12巻
☆▼☆いのちの輝きが教えてくれる豊かな明日への道しるべ 「いのちを見つめて CD全12巻
☆▼☆京都の名物医師・早川先生の元気いっぱい講話集 「早川一光講話集 CD全12巻
☆▼☆実り豊かな毎日へとあなたを導く名講話集 「現代に生きる CD全12巻
☆▼☆日本文化を大切に…高田好胤師の説得力ある法話集 「高田好胤法話集 CD全12巻☆▼☆▲松原先生百歳記念講話集!心豊かな人生を送る秘訣 「松原泰道講話集 CD全14巻▼☆▼☆カマタ流!しあわせに生きる秘訣 「鎌田實講話集 CD全12巻
▲☆▼☆各宗派15人の名僧との対談をたっぷり収録。仏教の面白さがよくわかる 「ひろさちやの仏教探訪 CD全16巻☆▼☆▼”おもしろ法話”がDVD 「瀬戸内寂聴・天台寺法話集 DVD全10巻
▲☆▼☆在宅ホスピス医・内藤いづみ先生が語る、「しあわせに生きる方法」とは 「内藤いづみ講話集 CD全12巻☆▼☆▼“医療の本質はやさしさ”を実践したナースが語る 「石垣靖子講話集 CD全12巻☆▼☆▲釈尊の教えであなたの今日がイキイキと輝きます 「釈尊に学ぶ生き方 CD全12巻▼☆▼☆相田みつをの、書とはまた一味違う貴重な講演集 「相田みつを講演集 CD全10巻☆▼☆▲元気が出る!人生がラクになる!珠玉のことば134 「相田みつを作品集 全2巻☆▼☆▼こころ豊かに人生を生きるには? やすらぎの12話。 「酒井大岳講話集 CD全12巻
▲☆▼☆日本を代表する尼僧が語る、仏教の真髄 「青山俊董講話集 CD全12巻
▼☆▼☆季節の行事には人生のヒントがいっぱい! 「ひろさちやの日本人の神さま仏さま CD全12巻☆▼☆▲