昨日2月28日の記者会見で、玄葉外相は「沖縄の海兵隊は日本の抑止力」と強調し、沖縄には「要望にほとんど応える形の振興策」を提供した。「沖縄の皆様には心苦しいわけですけれども」、辺野古移設を認めろと要求した。以下は発言の抜粋である。
玄葉外務大臣会見記録(平成24年2月28日) ・・普天間の移設についてはまだ理解が得られている状況ではございません。ただ、・・この厳しい安保環境の中で迷走させてはいけませんし、周辺諸国に誤ったメッセージを与えてもいけない・・沖縄の要望にほとんど応える形の振興策、今の海兵隊・・が沖縄に存在しないと、我が国全体の安全保障の観点から、どうしても抑止力が保てない・・。やはりすきを見せてはいけないと。これは安全保障の鉄則だ・・。 ・・鳩山政権時の最初みたいに県外と言って、ほかの地域が見つかる当てもないのにそういうことを言ったときに、どういうメッセージを周辺諸国に与えるのか、安全保障にすきを与えないのかということも併せて、やはり考えていかないといけない・・。 |
玄葉外相発言には沖縄の現状への配慮は一切ない。沖縄の民意に耳を傾ける姿勢の一かけらもない。
沖縄の海兵隊は日本の抑止力であり、その移転は日本の安全保障に重大な危機を与えるとしている。だから、税金を使って沖縄に振興策予算を配分した。だから、普天間飛行場の辺野古移設を認めろと迫っている。
これが地域主権、対等な日米関係を謳った民主党の姿なのか。
この政権に沖縄の基地問題を解決することはできない。