第3次嘉手納基地爆音差止訴訟 の第2回口頭弁論期日は、明日、1月19日(木)午前11時から那覇地方裁判所沖縄支部で行われます。

 昨年10月20日に続く2回目の裁判期日となります。

 前回から3カ月を経過しましたが、その間に沖縄の米軍基地を巡る情勢は大きく変化しました。

 年末の県庁への環境評価書の夜襲搬入は県民の大きな怒りを買い、更に年明けには民主党県連役員による、野田首相あて嘉手納統合案の提案がなされ、これもまた県民の大きな怒りを買っています。

 嘉手納基地周辺の爆音等による被害は限界をはるかに越えており、普天間基地の嘉手納統合など、絶対に許されません。

 この沖縄の民意を実現するためにも、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の闘いを勝ち抜かなければなりません。

 なお、当日は午前10時から、裁判所近くで事前集会が行われます。

 多くのみなさんの参加で、裁判を闘い抜く決意を示しましょう。

第1回期日の集会の様子

 「普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団(普天間爆音訴訟団)」は、来年3月提訴予定の第2次訴訟の原告募集を11月17日から開始したが、12月24日現在で目標の2000名を突破していることが分かった。

 同原告団では原告の規模拡大を目指して、今月28日までの募集期限の延長を検討するという。

 野田首相は、普天間基地の辺野古移設のための環境評価書を、年内に提出するとしている。

 普天間飛行場の辺野古移設やオスプレイ配備等、沖縄の民意を無視した野田政権の姿勢に抗議するためにも多くの住民の参加が期待される。

普天間爆音 第2次原告2000人突破(沖縄タイムス)

 「普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団(普天間爆音訴訟団)」は、来年3月提訴予定の第2次訴訟の原告募集を11月17日から開始したが、12月8日現在1300名を越える数が集まり、今月末まで募集を行うと発表した。

 第2次訴訟は、第1次訴訟の原告団約400名を上回る2000名以上の参加を目指している。

第2次普天間爆音訴訟 原告団募集は今月末まで(QAB)

 第3次嘉手納基地爆音訴訟がいよいよ始まった。第1回口頭弁論期日の昨日(10.20)も、米軍機が飛び交い、爆音の響く中での裁判開始となった(もっとも法廷内では爆音は聞こえないが)。

 意見陳述に立った姫香さんの「虫の声が響くくらいの静かな生活」を実現するためにも、静かな夜を求める闘いに勝ち抜かなければなりません。

静かな夜を求めて 第3次嘉手納爆音訴訟 初回弁論(OTV)

第3次嘉手納爆音訴訟第一回口頭弁論 原告側爆音訴訟の実態を証言(QAB)

 第3次嘉手納基地爆音訴訟がいよいよ始まった。今日(10.20)が第1回口頭弁論期日。今日の期日で、被告国は原告の訴えの棄却を求めた。

 これまでの日本政府の姿勢は、沖縄県民に対して米軍基地による多大な負担を強いていることを謝罪してきた。来沖する政府閣僚の態度は謝罪から始まる。普天間飛行場の辺野古移設を強要する姿勢を示しながらも、その前段では基地負担についての謝罪から始まるのは一貫している。にもかかわらず、原告の訴え、被害による損害賠償も含めたすべてを否定するのは政府の姿勢と矛盾するのではないか。

 沖縄の基地負担は様々な面で指摘することができるが、嘉手納・普天間両基地の爆音等の被害はその最たるものである。相変わらずの日本政府の姿勢は厳しく糾弾されなければならない。

原告2万2000人余り 第3次嘉手納爆音訴訟(QAB)

原告、嘉手納爆音の被害訴え 第1回口頭弁論(沖縄タイムス)

第3次嘉手納爆音訴訟 第1回弁論 「静かな夜を返してほしい」(琉球新報)

嘉手納基地の騒音解消求め第3次訴訟始まる(RBC) 

嘉手納基地騒音訴訟始まる(NHK沖縄)

沖縄 米軍基地騒音訴訟始まる(NHKWEB)

嘉手納爆音、3次訴訟始まる=原告2万人超、最大規模−那覇地裁支部(時事通信)

嘉手納騒音3次訴訟で初弁論、国は争う姿勢(読売新聞)

「静かな夜を返して」嘉手納騒音訴訟(日刊スポーツ)

 今日(10.20)午前10時から、嘉手納基地爆音差止訴訟の第1回口頭弁論期日が開かれました。今日の期日では、新川団長に引き続き、嘉手納、北谷、読谷、沖縄、具志川、石川の各支部から1名が、弁護団から3名の弁護士が意見陳述を行いました。

 私の所属する嘉手納支部を代表して意見陳述をしたのは嘉手納高校2年生の又吉姫香さん。緊張しながらも大役を果たしました。

又吉さんは次のように述べました(抜粋)。 

 私は、嘉手納高校2年の又吉姫香です。

 私は、小さい頃から爆音が鳴り響く嘉手納町に住んでいます。・・・高校に入ってから、他の地域の同級生に、・・・「嘉手納の人耳悪くない?」とか言われます。友だちの話が聞こえず気まずくなることがあります。

 ・・テレビとか見ていたら、全く音が聞こえなくて、ボリュームを40以上にしないと聴こえないのが当たり前になっています。大きい音で耳が悪くなったのだと思います。嘉手納では、他の地域の人にとってはありえないぐらいの大きい音が、この町では鳴り響いていることを知りました。・・・

 ・・授業中では、先生が説明している時に飛行機が飛んだら、先生の話が止まり、爆音が去っていくのをひたすら待たないといけません。ひどい時には、1時間の授業の間に3,4回中断することも・・。授業に集中できずイライラします。・・休み時間にも飛行機の爆音は鳴りやまず、友だちとの会話で盛り上がっているとき・・、話が何も聞こえなくて、とぎれとぎれになり、何回も同じことを言って、その場がしらける事もよくあります。

 普段の爆音も酷いのですが、特に酷いな・・と思ったのが、去年の卒業式でした。

 ・・校長先生が嘉手納基地に対して、卒業式の時間だけは飛行機を飛ばさないでほしいとお願いしてあったのにも関わらず、校長先生のあいさつの時に飛行機が飛び、・・爆音が体育館中に鳴り響いたのです。校長先生の話が全く聞きとれず、校長先生もア然としていて、今まで順調に進んでいた卒業式が台無しになってしまって、周りの雰囲気も一気にこわれて、卒業生も校長先生もかわいそうでした。

 さらに、・・日常生活でも、テレビを見るときは、いつもボリュームを20の後半で見るけど、飛行機が飛んだらボリュームを上げるのが当たり前で、親から「(音を)小さくしなさい!」って怒られて、ゆっくりテレビを楽しむこともできません。ケータイで電話している時も、相手の声が聞きづらいなど、学校生活や日常生活で爆音被害に悩まされています。

 ・・私は5人姉妹の長女で、一番下の妹はまだ2歳なんですが、飛行機の音を聞いて、毎日“怖い”と言って耳をふさいで親のそばに走って逃げていきます。こうやって怖がっている妹を見たら、早く基地が無くなってほしいなーと思います。

 この爆音は、人体に被害を及ぼすレベルを大きく越えているみたいなので、小さい子どもやお年寄りには、夜ぐっすり眠れないとか・・、精神的にも大変そうだから、そのためにも早く静かな生活をさせてあげたいです。

 飛行機の爆音じゃなくて、虫の声が響くくらいの静かな生活がしてみたいです。

 姫香さんが意見陳述で指摘したように、「飛行機の爆音じゃなくて、虫の声が響くくらいの静かな生活・・」が実現できるように、裁判を闘っていくことになります。 

 米軍基地から発生する爆音被害について、最高裁判所は、またもや住民救済の途を閉ざした。

 これまでの嘉手納基地爆音訴訟、普天間基地爆音訴訟においては、爆音による損害の発生については認定しながらも、飛行差止については裁判所認めていない。

 今年4月に提訴された原告2万2058人の嘉手納基地爆音差止訴訟に続いて、普天間爆音訴訟団も来年3月提訴に向けて、第2次訴訟の原告を募集すると発表した。原告規模は1次の原告団約400名を上回る2千人以上を目標にしている。

 これだけの数の地域住民に対して被害が発生している状況について、裁判所はどのような判断を下すのか。両訴訟の裁判の行方に注目である。

普天間爆音訴訟、上告を棄却 最高裁(沖縄タイムス)

普天間爆音訴訟、住民側の上告棄却〜最高裁(日テレ)

普天間爆音訴訟、住民側の上告棄却…最高裁(読売新聞)

普天間爆音訴訟、住民側の上告棄却(TBS NEWS)

普天間爆音訴訟、飛行差し(日本経済新聞)

普天間爆音上告棄却 飛行差し止め判断せず(琉球新報)

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 「普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団(普天間爆音訴訟団)」は、来年3月提訴予定の第2次訴訟の原告募集を11月17日から開始すると発表しました。1次訴訟の原告団約400名を上回る2千人以上の参加を目指し、国に対し、飛行差し止めと損害賠償を求めるとしています。

 今年4月に提訴された第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、10月20日の第1回口頭弁論期日が指定され、いよいよ原告2万2058名の裁判が始まります。

 普天間爆音訴訟の提訴により、これ以上の基地被害は許さないという沖縄の民意は更に明らかになります。

 多くの住民のみなさんが、普天間訴訟に参加することを期待しています。

普天間爆音訴訟 来年3月に第2次訴訟提訴へ(QAB動画あり)

普天間爆音 2次訴訟向け原告募る(沖縄タイムス)

普天間爆音訴訟 参加を呼び掛け 目標は2千人(琉球新報)

 嘉手納町基地対策協議会が、7月27日に実施した嘉手納基地の航空機運用状況の調査結果が好評された。 (8.3沖縄タイムス紙よりクリックすると同紙HMへ)

午前6時から午後10時までの飛行目視調査

飛行回数 (内)常駐機 (内)外来機   離着陸回数
  242回 165回(68%) 77回(32%)     174回

確認外来機

AV8ハリアー FA18ホーネット 普天間飛行場所属ヘリ
  8機    7機     14機

 滑走路上で行うタッチ&ゴーは28回、ローパス10回、急旋回29回、居住地上空飛行8回、飛行回数は前年調査と同じだった、という。

 前年同時期での飛行実態調査ではあるが、状況は前年度と変わっていない。日米両政府は、事あるごとに沖縄の基地負担の軽減を口にするが、実態は何も変わってはいない。それどころか、現実には酷くなっている。

 2.2万人超の原告団による第3次嘉手納基地爆音差止訴訟が提起された後も、現状は何も変わらず、かえって酷くなっているのが現実である。

 多くの県民の力を得て、更に大きな運動へと発展させることが何よりも肝要である。

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の第1回口頭弁論期日が10月20日午前10時に指定された。

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、去る4月28日に、原告2万2058名によって提訴された。提訴から約6ヶ月後に初回期日が指定されたことになる。

 初回期日では原告の主張に対する被告国の認否が行われる。

 嘉手納基地周辺の爆音被害については、これまでのマスコミ報道や沖縄防衛局が公表した測定結果によっても明らかである。しかも、菅首相をはじめとする各閣僚は沖縄の基地負担について認めており、来沖のたびに県民へ謝罪している。

 第1次訴訟爆音訴訟においては、被告国は、原告らをして「通常人とは異なる感覚の持ち主」と表現し、異常者発言として非難を浴びた。当然である。

 現在の状況の中で、被告国が、第1次訴訟爆音訴訟時のような答弁をすることはないだろうが、今回、どのような答弁をするのか注目である。単に原告の主張すべてを否認するような答弁に終始するのであれば、被告国の責任回避態度は強く非難されなければならない。

 平成23年4月28日、嘉手納飛行場及び普天間飛行場周辺における平成22年度の航空機騒音自動測定装置による測定結果(詳細はこちらをクリック沖縄防衛局HMに飛びます。)が公表された。それによれば、平成22年度の嘉手納町内のWECPNL(うるささ指数)(以下W値という)74.7となっている。

 国の定める環境基準(2010:05:19 嘉手納基地の騒音被害の実態(平成22年4月沖縄防衛局測定資料から)を参照)は、住居地域はW値70以下、それ以外の地域でW値75以下となっている。嘉手納町内は明らかに環境基準を満たしていない。

平成22年度W値表

嘉手納町内(同測定結果

添付地図と明記)

嘉手納基地内(国道側)北谷町

(同測定結果添付地図と明記)

嘉手納基地内(県道側)沖縄市

(同測定結果添付地図と明記)

  74.7      93.0      96.6

 ところで、嘉手納基地周辺でのW値を見みるとおかしなことに気づく。嘉手納基地内(国道側)北谷町①W値93.0、嘉手納基地内(県道側)沖縄市②W値96.6となっているが、観測地点を確認すると、嘉手納飛行場の滑走路東側端②と西側端①である。嘉手納町内観測地点④の距離を比較すると①②の距離が4000m(4000m滑走路とされている)として、①②から④までの距離はせいぜい2000m。この距離差でW値93.0、96.6と74.7という差が発生するのかという疑問である。  W値90を越える、とうてい人の住む場所ではない所からわずか2000mの地点が、環境基準を満たしていないながらも、非居住地域基準をぎりぎり満たしているという数値上の結果である。とうてい信じられない結果なのだが。

 いずれにしても、嘉手納基地周辺の激しい爆音状況が裏付けられたことは間違いない。

 昨日(6.21)にワシントンで開催された2+2(外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)の合意文書には、嘉手納基地に関して触れた部分がある。その全文は以下のとおりである。(6.22沖縄タイム紙から転載)

 (g)嘉手納における騒音の軽減  SCCの構成員たる閣僚は,米軍嘉手納基地の主要滑走路の反対側に海軍駐機場を移転する計画の進展を歓迎し,また,騒音規制に関する1996年の合同委員会合意へのコミットメントを再確認した。

 嘉手納基地周辺住民からすれば、海軍駐機場の移転も1996年の合同委員会合意へのコミットメントを再確認も当然のことである。

 海軍駐機場が移転しないために、嘉手納屋良地区住民の被害は激増し、とっくに受任限度を超えている。(当HM記事参照①23.6.16嘉手納基地爆音測定23.6.17嘉手納基地爆音測定・普天間基地所属ヘリの着陸)

 1996年の合同委員会合意の再確認も当然である。ちなにみ、同合意には次にように記載されている。

 嘉手納飛行場及び普天間飛行場における航空機騒音規制措置に関する合同委員会合意(平成8年3月26日合意)より抜粋

i  2200〜0600の間の飛行及び地上での活動は、米国の運用上の所要のために必要と考えられるものに制限される。夜間訓練飛行は、在日米軍に与えられた任務を達成し、又は飛行要員の練度を維持するために必要な最小限に制限される。部隊司令官は、できる限り早く夜間の飛行を終了させるよう最大限の努力を払う。

j  日曜日の訓練飛行は差控え、任務の所要を満たすために必要と考えられるものに制限される。慰霊の日のような周辺地域社会にとって特別に意義のある日については、訓練飛行を最小限にするよう配慮する。
k  有効な消音器が使用されない限り、又は、運用上の能力もしくは即応態勢が損なわれる場合を除き、1800〜0800の間、ジェット・エンジンのテストは行わない。

 嘉手納基地の昼間はもちろん、夜間・深夜を問わない戦闘機等の運用は新聞・テレビ等で報道されているとおりである。合同委員会合意は完全になし崩しにされている。それどころか、1996年の合意以降爆音は激化している。これは、合意条項中の「米国の運用上の所要のために必要と考えられるもの」との文言が米軍の恣意を許しているからに他ならない。逆に言えば、この文言が、米軍に夜間・深夜を問わずに戦闘機等を飛ばすことのお墨付きを与えているのである。この合意が遵守されているのか。日本政府が検証作業を行わなければ、いくら合意をしても何の役にも立たないのである。

 今日も、嘉手納基地の爆音の状況を測定しました。場所は嘉手納町屋良地区の県道沿いの民家の屋上です。今日も、また、海軍駐機場の充電音は鳴り止むことがありませんでした。飛行機が滑走路に向かう際の爆音は85dbを越えています。

 測定中に普天間飛行場所属ヘリCH-46Eが嘉手納飛行場上空に現れ、やがて、着陸しました。嘉手納統合案を見越したような訓練には憤りを覚えます。  

写真
日時

23.6.17 13:09

23.6.17 13:15

デシベル    
説明

着陸体制のCH-46E

 着陸したCH-46E

写真
日時

23.6.17 13:19

23.6.17 13:20

デシベル 75.2 85.1
説明

海軍駐機場で充電中

の飛行機の爆音(24時

間ほとんど止むことは

ありません

滑走路に向かう飛行機

の爆音

 嘉手納基地の爆音の状況を測定しました。場所は嘉手納町屋良地区の県道沿いの民家の屋上です。爆音は鳴り止むことがありませんでした。国の定める環境基準を越えていることは明らかです。このような現状を打破すべく訴提起に嘉手納町民の3分の1が立ち上がりました。

 昨今のマスコミ報道によれば普天間飛行場の嘉手納統合が模索されているとのこと。言語道断、決して認められません。

写真
日時

23.6.16

14:49

23.6.16

14:53

デシベル 93.3db  80.6db 
説明

タッチアンドゴー訓練を

くり返す飛行機爆音

海軍駐機場で充電中

の飛行機の爆音(24時

間ほとんど止むことは

ありません) 

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の提訴を受けて、北沢防衛大臣は記者会見で次のように述べたと報道されている。

 「『負担をかけているのは事実だ』としたうえで『しかるべき自治体に理解をいただくよう努力をしている。今回の提訴はそれとは別個の市民団体だ』と述べた」

 嘉手納基地周辺5市町村の住民、22,058人が原告となっていることを、北澤防相は知らないのだろうか。しかも、『しかるべき自治体に理解をいただく』というが、嘉手納基地の爆音被害を最大限被っている嘉手納町民の35%、3人に1人が原告となっており、そして、嘉手納基地周辺5市町村の住民総数35万人のうち、17人に1人が原告となっているのである。北澤防相のいう、『しかるべき自治体』とはどこを指しているのか問い質したいくらいだ。

 『今回の提訴はそれとは別個の市民団体だ』との発言に対して、琉球新報紙面では「原告団を『矮小化』」と指摘しているが、『矮小化』どころではない。まさに嘉手納基地周辺5市町村の住民の声を無視するものであり、このような大臣の下では、沖縄の基地問題の解決はもはや望めない。

 正に万死に値する。北澤防相は即刻辞任すべきである。

(ただ今の時刻:4月30日午前4時15分。ほんの少し前まで嘉手納基地の飛行機のエンジン調整音が鳴り響いていた。昼夜を問わず鳴り響く爆音の差止めを求める訴えに対して、その対応についての最高責任者である防衛大臣がこのような発言をすることは常軌を逸している。)

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、昨日、4月28日午前10時30分ころに、那覇地方裁判所沖縄支部に提訴されましたが、その状況についてのマスコミ報道をまとめました。

   琉球朝日放送(関連記事3本)    沖縄タイムス(映像あり)

   沖縄テレビ放送     日本テレビ 

   琉球放送 ①嘉手納爆音訴訟 2万2千人が提訴

           ②嘉手納爆音訴訟 記者解説

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、本日、4月28日午前10時30分ころに、那覇地方裁判所沖縄支部に提訴されましたが、その状況についてのマスコミ報道をまとめました。

 仲井真知事は、今回の提訴について次にように述べています。

 「戦後65年がたち、本土復帰からおよそ40年がたっても基地が整理縮小されないままあるということが最大の原因だ。今この時代に、都市化している沖縄のど真ん中で、騒音をまき散らすことが日常茶飯事に行われているのは、いくら日本やアメリカ軍の防衛の問題があるにしても、やはり異常だ。司法の判断を待つしかないが、いい形で結果が出ることを望む」(NHKHMより)

 今回の提訴を、沖縄の基地問題解決に向けての大きなうねりに変えていくことが重要です。

 第3次嘉手納爆音 夜間・早朝の飛行差し止め求め提訴(琉球新報)

 嘉手納爆音で提訴 原告2万2058人 国内最大(沖縄タイムス) 

 沖縄・米軍嘉手納基地めぐる第3次爆音訴訟提訴 夜間・早朝の飛行差し止めなど求める(FNN)

 嘉手納爆音3次訴訟:2万2058人提訴 基地被害で全国最多 早朝夜間飛行差し止めと損害賠償(毎日JP)

 嘉手納基地 飛行禁止求め提訴(NHK)  

 最多2.2万人で3次提訴 米嘉手納基地・騒音訴訟(産経) 

 第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、本日、4月28日午前10時30分ころに、那覇地方裁判所沖縄支部に提訴されました。提訴にあたり、裁判所前で開催された提訴前集会には原告団約400名が結集し、提訴を見守りました。これで名実ともに、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟が動き出しました。

の午前中は、嘉手納基地の演習もなく、事前集会はもとより、その後の提訴報告集会、記者会見に至るまで爆音による支障もなく

、実施されました。多くのマスコミによる取材も行われ、第3次嘉手納基地爆音差止訴訟が全国に発信されることでしょう。 

 昼夜を問わない爆音に晒される生活状況の中で、「静かな夜を返せ!」を旗印に、2万2千人余の原告が、法廷闘争に臨むことになります。

がんばれ!第3次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団!!!

  4月25日琉球新報掲載の「2万2000人の決起 第3次嘉手納爆音訴訟⑤」の内容は衝撃的だ。 賠償金の支払いに関して、日米地位協定18条には次にように規定されている。

 「合衆国のみが責任を有する場合には、・・裁判により決定された額は、その二十五パーセントを日本国が、その七十五パーセントを合衆国が分担する。」


 同紙によれば、これまでの訴訟「嘉手納、普天間、横田、厚木、小松の米軍飛行場周辺の住民が提訴した爆音訴訟。・・確定した賠償金・・総額220億9400万円・・、米側は1円も払っていない」という。再三の協議にもかかわらず、「・・米側は取り決めを無視する形で支払いを拒み続けている」というのだ。
 支払交渉における米側の態度について政府関係者の話を紹介している。「『根底にあるのが、自分たちは日本を守ってやっているのに何だ、と。なぜ文句を言われないといけないのか、という発想だ。』政府関係者は苦々しい顔で言葉を続けた。『言葉の端々に感じられるは開き直り。議論したらキリがない。』対米交渉の難しさをにじませた。」
 基地負担の軽減とともに、地位協定の改定も緊急の課題としてあげられているが、一向に進まない。民主党の岡田幹事長は「普天間飛行場の辺野古移設が決まらなければ、地位協定改定もできない」と発言し、米国のスポークスマンのような態度に終始しているが、日米地位協定に規定されていることさえも米国に履行させることができない状況で、改定などできるのか、と疑問が湧いてくる。
 東日本大震災の復興資金の調達が必須とされている現状においても、「おもいやり予算」の削減など論外のようだ。
 沖縄の基地問題の解決のためには、日米関係の見直し、正常化から始めなければならないようだ。

 昨日4月19日、嘉手納爆音訴訟原告団から1000万円の義援金が仲井真知事へ寄付されました。1000万円は第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告の皆さんから寄付された1人当り200円と基金から拠出された金額で構成されています。

 新川団長が述べたように、「基地の苦しみと震災や原発問題の苦しみには共通する部分」があります。被災地の復興支援に向けたエールを送りたいと思います。

    報道  琉球朝日放送(QAB)沖縄タイムス   NHK 

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