昨日(10日)、普天間飛行場移設地に名乗りを上げている国頭村安波地区で区民総会が開催された。総会では計画の賛否を問う投票があり、賛成75票、反対50票の結果となった。区では、今後計画推進に関する特別委員会を設置し、政府との交渉を本格化させる方針だ、という。
推進派からは「各家庭に1千万円の生活支援金」とか「予定地の地主に対して総額7億5000万円もの収入が毎年得られる」などの説明があったという。これに対しては「自分たちで要求しているだけで国は反応していないのに、目の前に札束があるような説明だった」として反対意見は根強い。
沖縄の米軍基地が銃剣により収奪されたものであったのに対して、安波地区の決定は、米軍基地の誘致である。沖縄の基地の歴史を大きく変えることになり、極めて危険な動きである。
【報道】